デイトレ生存率向上ブログ・イチオシの利確ルールは(既にさっしがついている方も多いとは思いますが?)、
『トレイリング・ストップ』
です。
エントリーして、思った方向に値が動いたら、エントリー時にセットしておいたストップロスを元の位置より少し引き上げます。(「売りエントリー」の場合は、引き下げます。)
含み益を守りたいという本能の指示に従って、浅すぎるストップ幅に設定していたのでは、即利確と変わらない結果になってしまいますのでご注意を。
ちょっと神経を逆なでするくらいの深いストップがおススメです。
既に述べた通り、一度設定した逆指値注文の損切り位置は、絶対に緩めてはいけません。
1トレードあたりの最大損失量を、確実にコントロールする為です。
一方、含み益が出始めると、現値とは一定の距離をおきながら、ズルズル、ズルズルとストップの位置をずらしながらついていきます。
可能ならば、デイトレなのに、オーバーナイトになっても、ついていきます。
次の日も、次の日も、ストップにかからない限りいつまででも、ついていきます。
これが何かというと、『利益幅を限定しないトレード』です。
「損失は限定するが、利益は限定しない」
なんてスマートなんでしょう?
勿論、トレイリングストップにも欠点はあります。
「利確時には、必ず含み益を一定量吐き出してからの確定となる」
です。
目の前に発生していた数百Pipsの含み益が大きく減ったところでストップ注文が執行されたら、そりゃいい気分ではないでしょう。
でも、トレイリングストップを使い続ける為には、ストップが執行されたと同時に「マーケットさん、ありがとう」と思う度量が必要です。
ストップロスが執行されたら、それが損切りであろうと利確であろうと、すかさず、
「マーケットさん、ありがとう~!」
と心から思う。
これぞ、マーケットの女神から好かれる為の最強のオマジナイです。
この記事を読んではいても、何度も目の前で含み益が半減するトレードを繰り返したら、ついつストップ幅を小さくしたくもなるでしょう。
でもそれは、本能に易しい行為であって、優位性を損ねる可能性が大です。
デイトレーダーは、自由です。
どんな利確をしようと、私が言う事と反対の事をしようと、誰からも叱られたり文句を言われたりする事はありません。
ただ、1割の狼が腹一杯の肉を喰い、9割のブタがゴミ同然のエサに群がって、しかもその殆どが喰いっぱぐれる世界で、そのいずれに属するかをトレーダーは日々自分で選び取っているという事を忘れないで下さい。
『ポジションをフォローしていく唯一の方法は、常にストップ・ロス・オーダーを置いておく事である。それも取引の最初からだ。これには議論の余地はない。これこそ私が初めて習ったルールであり、初めて破ったルールであり、そして守らなかったことで常に大きな代償をはらってきたルールなのだ。』
ラリー・ウィリアムズ著:『相場で儲ける法』P.21~22
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(補足)本能と理性の関係については、こちらのレポートで詳しく解説しています。
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