「ビギナーズラック」
というのは、勝てないはずの初心者に限って、むしろ高い確率で勝つことを不思議に感じた昔の人が言い出した言葉です。
でも、そこには前回ご説明したような理由があったのです。
どんな理由があったのか忘れてしまった方は、まず前回の記事を読み返してから、次に進んで下さい。
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「ビギナーズラック」
という言葉には、
「初心者が、いきなり勝つ確率は(意外にも)高い」
という意味がある事と、その理由について前回の記事でお伝えしました。
でも、もう一つ、
という別の意味も込められているのです。
今回から、その理由について解説させて頂きます。
幸運が短命で終わる理由が解れば、長続きさせる方法も解るかも知れません。
私のブログの「初心者時代のシステム」をぜひ読んでみて下さい。
私自身に起こったビギナーズラックの顛末(てんまつ)が書いてあります。
私は、少々まとまった資金を手にし、
「よし、デイトレで儲けてやろう!」
と決意しました。
でも全くの初心者だし、周囲にもデイトレーダーなんていません。
だからといって、何も学ぶ事も無しにトレードを開始した訳ではありません。
「何らかの優位性も無しに勝てるはずがない」
というだけの、ささやかな理性はありました。
だから、本を読みました。
当時(2003年頃)、知識源は「本」しかなかったのです。
ラリー・ウィリアムズを初めとする多くの「専門家」の本を読み、パソコンで「システムトレード」を構築し、昼夜の別なく検証しました。
そして約3ヶ月後、確率的にも「勝てる」見込みができたところで「テスト運用」を開始しました。
1ヶ月間、とにかく自分で設定したルールを(できるだけ)守りました。
その結果は?
多い日でも資金量の30%以下での「テスト運用」にもかかわらず、月末には50万円以上の利益が積みあがっていました。
でも次の月からは、もうビギナーではありません。
とにもかくにも、
「1ヶ月で50万円以上儲けた!」
という実績ができましたから。
経験を積み、実績を作り「ビギナー」じゃなくなった私は、その後どうなったでしょうか?
全く「勝ち」から見放されてしまった
のです。
普通の「お仕事」であれば、経験を積み実績が残せたのなら、更に経験を積む事で更に実績を伸ばせるものです。
ところがマーケットというのは恐ろしい事に、そういう常識が全く通用しません。
どういうメカニズムで、普通のお仕事でなら常識ともいえる事が、マーケットでは、まるで通用しないのか?
次回「ビギナーズラック(3)」に続きます。
乞う、ご期待!
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