デイトレって、エントリーは 「売り」 か 「買い」 かしななく、エグジットする時は反対売買するだけですから、極めて単純に見えます。
だから 「とりあえず」 の売買ルールを決めて、いきなりそれでデイトレを開始し、たまたま勝つと、
「自分は天才かも?」 \(^o^))/
と有頂天になる一方で、負けると、
「クソッ、今度こそ!」 (`m´#)
と思い、チョコチョコっと手法に手直しを加えて再挑戦します。
そして次のデイトレでまた、
「勝つと喜び、負けると手法の手直し」
これを延々と繰り返しているトレーダーがかなりいます。
少なく見積もっても50%。
もしかすると80%近いトレーダーが、上記のようなデイトレを日々繰り返している可能性もあります。
こういうのって、極めて
「凡人のトレード」
ですよね?
同じようなトレードをしている「お友達」も容易に見つかると思います。
でもそのままいけば、遅かれ早かれ、マーケットから「退場」を言い渡される可能性が高いはずです。
テクニカル分析なんぞを書籍等で少々勉強したとしても、
「勝つと喜び、負けると手法の手直し」
のパターンを繰り返すのであれば、やっぱり同じ事です。
なぜかというと、それが本能にとって、とても心地良いからです。
本能に心地良い事を続けていて、いつの間にか収支がマイナスからプラスになるなんて事は絶対にありません。
なぜなら、もしそんな事が頻繁に起こっているなら、誰でもデイトレに参加して適当にやっていれば勝てるようになる事を意味しますが、現実はそうなっていないからです。
本能を逆なでするような、
「嫌な事」
を自分に強いていく事ができなければ、勝てるようにはならないのです。( 「Mのススメ」 ではありませんので念の為。 )
これがデイトレの鉄則です。
あなたがヨチヨチ歩きを始めてから今日に至るまで、何か新しい事を始めた時に、それがうまくいけば、
「快 ⇒ 行為の継続」
を。
うまくいかなければ、
「不快 ⇒ 行為の修正・変更」
というパターンを繰り返してきたと思います。
日常生活では、このパターンがうまく機能する事が多いのです。
だからあなたの潜在意識も、この行動パターンを好み、自然とこの行動パターンに沿って行動するようにあなた(の顕在意識)を導きます。
また、大損したような場合が特にそうなのですが、単に手法に手直しを加えるだけでなく、真剣に勉強し直して(例えばトレード本を沢山読破する等)、
「手法を複雑化させて再挑戦!」
というパターンも、とても”ありがち”です。
例えば、テクニカル指標をやたら沢山チャートに表示させるとか、トレード前にアナリストの分析を沢山読む習慣とか、エントリーやエグジットを分散化させてみるとか、デイトレを複雑にする方法は無限にありますが、根本的な思考法が、
「勝つと喜び、負けると手法の手直し」
から大筋で変わる事がなければ、やっぱり収支が上向く可能性は極めて低いのです。
単に本能の言いなりになっている可能性が高いからです。
次回は私の初心者時代の経験談をご紹介する事で、上記の「実際例」を示すと共に、その対策についても考えてみたいと思います。
最近のコメント