デイトレが特に他のトレードスタイルに対して「稼ぎやすい」のではありません。
そうではなくて、
という事をもっと意識してみてほしいのです。
デイトレに取り組み始める人の殆どがデイトレで「いきなり稼ぐ」事を目指します。
訓練もしないでいきなり稼げるのなら、誰でもデイトレーダーになってしまいます。
トレーダーとして、どういう時にどのようにエントリーし、どのように利確し、どのように損切りするか、全てはある程度の経験を積む事で「稼げるようになる」のです。
その為に必要な期間は人によってまちまちです。
万人に1人の才能ある人でも、最低2週間は「稼ぐ」のではなくて「稼げるようになる為の訓練」の期間が必要となります。
よほど天才的な人は別として、通常は「月単位」の時間が必要となるでしょう。
これを読んでがっかりする人もいるかも知れませんが、非現実的な甘い話を読んで、その場で良い気持ちになったところで、損失の泥沼に沈むのでは意味がありません。
私はその事が理解できていなかったから、「2年近く」の時間と、利益どころか300万円を超える損失を食らってしまいました。
これが現実なんです。
どんな職業でも、どんなにノウハウが確立しているビジネスであっても、知識としてインプット(学習)が必要なのは当然として、更に実地でアウトプットする期間を経なければ、絶対にプロにはなれないのです。
良いノウハウを獲得する事は確かに重要な事です。
しかしそのノウハウに従って、「無意識にでも実践できてしまう」と言える程になる為の訓練期間が、ど~~~しても必要なのです。
上記では「訓練期間の必要性」を述べたのですが、限られた期間の中でトレードの結果を出したければ、1トレードの完結に必要な時間が短いほど、まさにコメントでK18さんが書かれている通り、場数が多く踏めて有利であると言えるはずです。
トレードで「利を伸ばす」というのは非常に重要な要素である事は間違いありません。
でもそれは、正しくエントリーし、正しくエグジットできる技術(自分が選んだ売買ノウハウに照らして)をしっかり身に着けてから取り組んでも、決して遅くはないと思います。
デイトレーダーというのは、「単なる入口」として理解しても良いのではないでしょうか?
まずはデイトレで勝ち方を身に着けるのが、訓練期間の節約になります。
でも、一旦勝つ技術を身に付けたら(=とりあえず、1ヵ月間での収支が「運」ではなくて、明らかにプラスと考えられる場合)、その先はデイトレに固執する必要はありません。
勿論デイトレが性に合っていて、ずっとデイトレで稼ぎ続けるのも良いでしょうし、相場全体の流れを意識して適宜ポジションの維持期間を調節するのも、それがトレードの効率を高める数値的裏付けが得られているなら、積極的に取り入れれば良いと思います。
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