あなたの勝率は60%? 70%?、80%?
(何?自分の勝率を把握していない? 今後書きますが、トレードの記録は大切ですよ。)
勝率を気にし、勝率を上げよう、上げたい、と言う心の動きを否定するつもりはありません。
でも、それは全く「普通」の考え方。
90%が負組となる株の世界で、「普通」にやってたんじゃ、「普通」に負組入りです。
例えば勝率60%の場合、これをどう考えるか?です。
100トレードして、40トレード負けるという事実これを直視して下さい。
仮に勝率を70%に出来ても、やはり30敗するという事実。
勝率が80%でも、20敗はするという事実。
絶対に負けは回避できないのです。
回避できないのだから、負けトレードに対する対応を予め決めておかねばなりません。
そして、決めた対応は絶対実行する事。
デイトレには、勝ち負けがあって当然です。
負けを100%回避できる方法なんてありません。
トップトレーダーも、毎日負けトレードがあります。
どう負けるかが重要なのです。
良いデイトレーダー:負けをあっさり認め、さっさと手仕舞いします。
全ての行動は予定通りであり、感情の動きはありません。
負ける事と勝つ事は単に確率的に発生する事象であり、それ以上の意味を認めません。
悪いデイトレーダー:ある株を1000円で買ったとします。
「上がれ!上がれ!」と念じます。
念じてもしょうがないのに。
1050円になりました。
「やった!もっと上がれ!」更に念じます。
ところが950円に下がってしまいました。
既に損切ポイントです。
「おかしーなー? 戻れ、戻れ!」まだ祈ってます。
910円!
「900円は割れないだろう。我慢、我慢」
860円!
「うーん、マーケットの地合が悪かった。明日まで様子をみよう。」
な~んてね。
悪いデイトレーダーの心の動きに心当たりありませんか?
なんと非生産的な事でしょうか?
祈ったり、我慢したり。
結局、損失は膨らむばかりです。
仮に勝率80%と素晴らしいものであっても、
100トレード中20トレードもこんな事をしていては、やはりトータルで勝てそうもありません。
デイトレだってビジネスなんですから、「プロ」の行動、心理状態が必要です。
そういう事も考えないで儲かるビジネスなんて無いですよね?
次回からは、「プロ」のように考え、行動する為の「トレーニング」について書きます。
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