このブログの過去記事で書いたように、デイトレに「時間の難平」はご法度です。
デイトレのつもりでエントリーしたのに損切できないまま大引けでも手仕舞せず、翌朝の反発(空売りなら反落)という「淡い期待」なんかに賭けると、殆どの場合(私の経験では80%以上)更に傷が深くなります。
ある程度勝ち方を覚えたはずのデイトレーダーの収支がなかなかプラスにならないのも、大抵はこの
コツコツ、ドカン!
のパターンで大損してしまうのが原因となっています。
でもこの大損は、本気で「時間の難平」を止める決心さえすれば、すぐにも止まります。
「ついつい・・・」
なんて、自分を甘やかしてはいけません。
トレードで稼ぎたいのなら、今すぐ「本気」を出して、悪癖を克服して下さい。
さて、ここからが本題ですが、じゃあ逆の場合はどうなるのでしょうか?
つまり、デイトレで利確できるのに、そのまま手仕舞しないで持ち越したらどうなるんでしょうか・・・?
時間のピラミッディング
なんですね、これが・・・。
勿論、「みすみす利益が吹き飛んだ~」なんて事になる場合にも、必ず遭遇します。
大抵の人はそんな失敗を1回でも経験すればコリゴリしますし、それを恐れて、早々に利益確定してしまいます。
でも「時間の難平」が「80%の確率で宜しくない」のであれば、「時間のピラミッディング」は、やはり高い確率で「宜しい」訳です。(ポジションの向きが逆なだけなので、当たり前と言えば当たり前です。)
一貫性が伴えばですが・・・
この単純さ(対称性)が、マーケットです。
「悪い事は判っちゃいるけど、ついやってしまう事」
は損に繋がっており、
「良い事は判っているが、なかなか実行が難しい事」
は利に繋がっているのです。
マーケットに100%はありませんが、高確率で維持されている「マーケットの特性」ですので、ぜひご記憶下さい。
そして、この事をぜひ人から与えられるのではなく、自身による検証で確認してみて下さい。
そうした努力、積み重ねから得た気づきは、必ずデイトレーダーとしてのあなたを更なる優位性へと導いてくれます。
「絶対に当日中に決済」
と決めているのなら、
「絶対に当日中に決済」
して下さい。
「トレードルール」は、自分が納得できるだけの検証と実験を経てのみ「調整」を加えるべきものであり、誰かの書いた「文章」を読んだ程度の事で軽々に変更されるべきものではありません。
最後までお読み頂きまして、ありがとうございました。
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