テクニカル分析解説の本題に入る前に、もう1回だけ確認させて下さい。
なぜ、テクニカル分析が必要なのか?
その答えを考えてから、画面をスクロールさせて下さい。
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なぜ、テクニカル分析が必要なのか?
それは、
「勝つ為!」
です。
当たり前とも言えるのですが、デイトレ参加者の殆どが、大損したり、退場を余儀なくされるのは、
「テクニカル分析の必要性や意味」
が理解できないままトレードを始めてしまうからです。
アナリストを何人も抱えた証券会社等とは違い、個人が直接的に利益に繋がるような情報を継続的に得る事は、原理的に考えても、殆ど有り得ません。
月額何万円とかで「株式裏情報!」みたいなのを買ってみたところで、それだけでプロになれるはずもありません。
一方、個人トレーダーで勝っている人の殆どは、テクニカル分析を理解し、使いこなせるようになったから勝っているのです。
エンジニアや職人と同様、スキルがお金を生むのです。
極めて単純明快です。
損切りが出来るとか出来ないとか、利が伸ばせるとか伸ばせないとか、心理的な事柄も勿論勝てるようになる為に欠かせませんが、それらと並行してテクニカル分析の力もつけないと勝てるようにはならないのです。
ネットが当たり前のインフラになった今、誰でもチャートを見る事ができます。
「ああ~、上がってる!」
「うわぁ、暴落してる!」
そういう事なら、誰でもPCでチャートさえ見れば感じる事ができます。
でも、それだけでは全く足りないのです。
人間の本能は、なぜか基本的には「逆張り思考」です。
強欲から「天井買い」という事もありますが、あくまでも「基本的」には「逆張り(値ごろ感)思考」です。
上昇しているチャートを見たら、売りたくなるのです。
「こんなに上がったら、そろそろ天井に違いない!」
と。
急落しているチャートを見たら、買いたくなるのです。
「うわぁ、2000円もしてた株が300円になってる。
そろそろ底に違いない!」
と。
更には、とっくに当初の損切りレベルを過ぎても、
「ここまできたんだから、あと少しで反発してくれるに違いない。」
と。
勿論、そうした逆張り感覚で勝てる場合もあります。
でも、そうした思考だけで長期的にも勝てるようになるのは、極めて稀な才能を持った人に限られ、殆どの人が結局は負けていくのです。
実際、そうですよね?
あなたは、
「テクニカル分析って、なんだか面倒クサい!」
って思ってませんか?
それって正常な感覚だと、私も思います。
でも世の中で大切な事、お金を生むような事は、全て
「面倒クサい!」
のです。
本を書くのでも、映画を作るのでも、発明をするのでも、何でも例外無しに、形になるまでは、
「面倒クサい!」
のです。
そして9割以上の人が、面倒クサい事は、
「 や ら な い 」
のです。
サラリーマンとかアルバイトとか、確実にお金になって、しかも、
「どうしても、やらねばならない事」
ならやるのですが、
「真剣にやってみないと結果が判らない事」
をわざわざ始めてみる人は、常に少数派なのです。
実弾で勝ち方を探す人は多くても、勝ち方を見つけてから実弾に移る人は、明らかに少数派です。
なぜなら、そんなの、
「面倒クサい!」
からです。
かく言う私も、最初から実弾でしたから偉そうな事は、決して言える身ではありませんが、初心者時代にズルズルと負けながらも、テクニカル分析の勉強と訓練だけは連日狂ったようにやっていました。
だからこそ無駄に時間とお金はかかりましたが、規律の必要性に目覚めた時から「なんとかなった」のです。
次回「トレンドについて語ろう(3)」から、テクニカル分析の具体的な事について書いていきます。
ご期待下さい。
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