日経平均の日足です。
見えている平均線は100日移動平均です。
昨日の終値時点で上方ブレイクしてはいるものの、今日の寄り付き次第というところがありました。
でも、今日の寄り付きはブレイクアウト以外の何ものでもありません。
(=高い確率で陽線になります)
そしてこちらは、日経平均の週足。
見えている平均線は24週移動平均(=半年移動平均)です。
ほぼ左右対称の綺麗なダブルボトムが見えています。(見えますか?)
ダブルボトムが完成するには今年1月の9300円を超えてくる必要がありますが、今日の時点でも、いかにも上がりそうな形をしています。
米財務省のバッドバンク構想が好感された模様ですが、7000円割れの可能性70%以上と見ていた私には、あまりにもあっさり8000円を回復した事が意外という他ありません。
とはいえ、どんな予想も現実の前には古新聞ほどの価値もありません。
とにかくデイトレ(特にトレンドフォロー派)には誠に不向きな(=難しい)相場が続いてきましたが、もしかするともしかして、トンネルを抜けたのかも知れません。
最近デイトレに参戦した方は、うまく利益が出せず、「自分のトレードのどこが間違っているのか?」と困惑された事もあったでしょうが、相場がデイトレにあまりに不向きだったというのが大きかったと思います。
デイトレは、金太郎飴のごとく年中同じように稼げるものと考えている人もいるようですが、私はそうは思いません。
稼ぎやすい相場は、年間でせいぜい20~30%くらい。
同様に、なかなか稼げない相場も年間で20~30%くらいはあります。
しかし今月に入ってからの株式相場は、数年に一度あるか無いかの最高難度の期間でした。
世界経済は、最悪。
しかし、日本株はPBR=1割れ続出の非論理的安値。
上がる下がるの株価判断基準が全く機能していませんでした。
でも、もし今月で底を打って上昇を開始するのであれば、稼ぎやすい相場は目前です。
みんなやはり、底打ちを待ち望んでいるのですから。
一方、もし再度8000円を割り込む事になれば、またデイトレーダーには厳しい相場に戻る事になります。
まあ、そうなったらなったで、押し目をコツコツ拾う「バリュー株投資家」に戻りましょう。
「バリュー株投資家」なんて初めての経験ですが、やってみるとなかなか面白いものです。
下がれば下がるほど買い増す事ができ、将来がより楽しみになります。
7000円近辺で仕込んだものは、2週間もせずに10%以上上昇しました。
勿論これらは10%程度の上昇で手放すつもりはありません。
むしろ、また下がってもらって、もっと安値で仕込ませてもらいたいくらいです。
あれれ?
「下がれ下がれ」と念じている?
いや、それとはちょっと違います。
「ああなったらこうする、こうなったらああする」
という、行動方針のようなものです。
(でも正直、ちょっとは念じてるカモ?)
(補足)
添付したチャートでは100日MAと24週MAが表示され、それをブレイクした形ですが、当然200MAや48週MAは更にその上にある事は忘れないで下さい。
私は「下がれ」と念じるつもりはないものの、もしこのまま上がっていくとしたら、昨年末に勉強した今回の金融危機に関する専門家諸氏の分析は、総じて悲観的に過ぎたという事になります。
まだまだ、波乱が待ち構えていると見るのが妥当だと思います。
ただ、その思いが現実に対処する行動に干渉してはいけません。
それではデイトレーダーに必要な機敏なトレードができません。
更に重要なのは、たとえ予想と100%逆に動く事があっても損失は限定的なものに納まるトレードができている事です。
「イチカ、バチカ」トレードはブタが好むトレードであり、決して長生きする事はできません。
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