その上で「損大利小」になっているとすると、原因は「裁量による利確と損切り」にある可能性が大です。
アドバンスド・ホーミングFXのテキストや動画解説では、注文システムに利確幅と損切り幅を予め設定し、新規注文を出すと同時に、OCO注文で指値と逆指値を設定するように指導しています。
例えばドル円のスキャルであれば、レンジ相場なら利確・損切り共に5Pips、トレンド相場なら5~10Pipsが利確で、損切りは5Pipsです。
(スプレッドの不利を勝率に干渉させない為に、利確5.3Pips、損切り4.7Pipsのような調整も指定されています。最適利確幅や損切り幅は、スキャルかデイトレかスイングか等のトレードスタイル毎に、更には通貨ペア毎に、別々に指定されています。)
このリスクリワードの固定が、地味ですがADFXの最重要部分の一つなのです。
上記の設定が実際のトレードで厳守されているのであれば、「損大利小」にはなりたくても、なれません。(このルールから逸脱すれば、損小利大の為と思って頑張っても、いつの間にか本能に負けて損大利小傾向に流されてしまいがちになります。)
エントリーしてから、含み益が発生した場合、それを守る為に指値の手前なのに利確してますよね?
損切りは、OCOの逆指値に任せてますか?
100回に1回でも、幅を広げたりはしていませんか?
人間の本能は、含み益を確定させたがり、その一方で損失の確定を嫌います。
その本能に従っている限り、成績は低空飛行が続きます。
これを脱する有効な手段が、脱出を全てOCOに任せてしまう事です。
エントリー後、思った方向への動きが強い場合など、利確の指値を伸ばすのはOKです。
でも、縮めるのはルール違反として下さい。(ご自身で例外ルールを作る事は自由ですが、本当に優位性の伴ったものなのか、本能の誘惑に負けてしまっただけではないのか、十分検討してみて下さい。)
例えばロングの場合、直近の安値等のサポートが見えていて、それを割り込めば更に深い損となる事が見えている場合、逆指値の位置をサポートの少し下まで手前にずらす等、損切り幅を縮めるのはOKです。でも広げるのは違反です。
そうすると、折角発生した含み益が、みすみす損切りで消えてしまう場合だってあるでしょう。
しかし全ては確率に支配され、不運な結果だけが積み上がるような事は決してなく、ただ本能によるブタの判断だけは確実に消えます。
最初はちょっと苦痛に感じるかも知れませんが、ルールと思って我慢してみて下さい。すぐに慣れます。
それだけで、損大利小は完治します。
たかやん
結論からいうと、この手法を使ってトータルプラスの実現は達成しました。
ですが、現在スキャルをしているのですが、統計的見地から損大利小になってしまい悩んでいます。(利確5、損失6)
アドバイス等ありましたら、宜しくお願いします。