今日は、こんなメールのやりとりがありました。
こういうのは今までにも時々あったし、私にメールしないまでも不思議に思ってる人もいるらしいので紹介しておきます。
たかやん様。
数ヶ月前にたかやんさんのブログを知って、私自身とてもタメになったのですが、ひとつどうしてもわからないことがあります。
もしこの質問が不快でなければ、お時間のある時で構いませんので(あるいは一言でも構いませんので)、ご解答頂けると嬉しいです。
たかやんさんは、商材の販売が目的でサイトを運営されているのでしょうか。
それとも違うのでしょうか。
もし商材の販売が目的であれば私の疑問はすんなり解消されるのですが、そうでない場合、なぜこのようなサイトを運営されているのか理解しかねます。
ご存知のようにデイトレは少ない牌の奪い合いです。
弱い者が居て、それを喰う強い者がいます。
強い者にとって弱い者は餌以外の何物でもありません。
たかやんさんのされていることは、少なからずその弱い者の絶対数を減らす行為です。
この世界において、自分の手法を晒す行為というのは、手品師が自分の手品のタネをばらすのと同じくらい愚かで馬鹿げたことというのが共通認識のはずです。
トレーダー同士でのオフ会でも、うまい人ほど自分のことは話しません。
ブログをつけているトレーダーも多いですが、これもやはり上級者ほど売買の詳細を伏せる傾向にあります。
つまりそれだけ手の内を明かすことが、いかに自分の首を絞めることになるか彼らは知っているからです。(中略)
たかやんさんは、このあたりどう考えているのでしょうか。
たかやんさんは、上記のようなことを考え付かないような方ではないと思うので、余計に疑問なのです。
たかやんさん自身、現役のデイトレーダーであるなら尚更、ご自分のしていることは単にライバルを増やし、自らの首を絞めているだけだとは思わないのですか。
手法に限らず心構えひとつとってみても、それはトレーダーが自分で傷つきながら苦労して手に入れるもののはずです。
簡単に教えてしまって、たかやんさんのメリットはどこにあるというのでしょうか。
感謝されることによる自己満足ですか?
それは現役のトレーダーとして、ライバルを無駄に増やしてまで価値のあることですか?
もちろん、どんなブログを運営しようと人の自由ですが、手品のタネ明かしを商売にしている人間が手品師たちから疎ましがられるように、私は最近勝てるようになったからこそ、たかやんさんのブログに疑問を感じるのです。
もちろん、ブログにもありますように、頭で理解したからといって実行できるか否かは別問題ですが、「気づき」を与えることによってそのトレーダーのレベルは確実に一段上がります。
それは他のデイトレーダーの「生存難易度」をほんの0.0000001%であるにしろ上げてしまうことと同意です。奪うべき牌が減るからです。
長くなりました。
拙い文章ですが、とりあえず私の疑問に関しては理解して頂けたと思います。
もしよろしければの話ですが、お返事頂ければ幸いです。
で、私の返事がこれです。
自己満足と言われれば、そうかもしれませんね。
ライバルを増やして何の得になるのか?
得なんて、ありませんね。とりあえず。
でも、利他的な行為に理由が必要でしょうか?
ウソを教えたら罪でしょうが、正しい事を、知らない人に教えてあげる事に疑問を持つ必要があるでしょうか?
欲望のままに負の売買を繰り返し、やがて散っていくトレーダーは後を絶ちません。
そうしたトレーダーの中から、1000人に一人とか、100000人に一人とか、そんな割合で、私のブログから得た知識によって生残るトレーダーがでれば、私は単純に嬉しいです。
デイトレは素晴らしい商売です。
でも、そうある為には、ざら場では狼に徹し、ブタを餌にし続けなければなりません。
売買においては、勝つ事が正しく、負ける事が悪い事。
これに疑問はありません。
『JR福知山線脱線事故に見るデイトレ』の記事を書いた時には、賛否両論というよりは批判的な意見の方が多かったです。
でも、私にすればそんなのは甘いし、私自信もまだまだ甘いと思います。
しかしながら、ざら場以外の時間も狼に徹し、ブタがブタのままで有り続けてくれる事を黙って念じるというのは、私の流儀ではありません。
今はブタでも、正しい努力を続けられるブタには、狼になる権利があると思います。
私のブログが理解でき、全てのページをプリントアウトまでして努力するような聡明なブタははやく狼に育ってほしいです。
途中で死んでほしくありません。
私の影響で狼がちょっと増えたくらいで、私の収支に悪影響を与えるようになるほど、マーケットはチッポケでは無いと確信しています。
むしろ、限りなく危うい商売と思われているデイトレで、正しく努力した人は報われるという事がもっと認知されれば、マーケットが育ち、流動性が更に増して、もっとトレードしやすくなるという可能性はあります。
まあ、なかなかそういう事にはなりにくいし、まして私のブログでそうなる訳もありませんけどね。
でも仮に今10万人のデイトレーダーがいるとすれば、1万の狼と9万のブタ。
これが20万人になっても、やっぱり2万の狼と18万のブタ。
この構図は、普遍だと思います。
だとしたら、パイは大きい方が良いですよね。
デイトレーダーの人数に枠があって、その限られたパイの中で狼ばかり増えたら、それはちょっとマズイかもしれませんけど・・・。それから、商材販売も、ブログの目的の一つである事は間違いありません。
部分です。
クソ商材の山から、少なくとも価格程度の価値はある商品を見つけ出して紹介し、一定の報酬を頂く。
「ドットコム」から「ドットビズ」に移転した時というのは、この方針に自分でも疑問を持たない事を再確認した時でした。
これに批判的な人もいましたが、「だったら読みに来ないで下さい」と。
スッキリしました。
でも、最初からこれを唯一の目的にブログをやっていたら、とてもじゃないけど挫折していたと思います。
半年経って、それまでの労力と報酬を時給に換算したら50円とかでしたから。
でもその後も続けていたら、現在は報われるようになりました。
とはいえ、もう2ヶ月ほども新しい商材の紹介をしていません。
個人的に忙しくなったのが主な理由ですが、サボりすぎだと思います。
そろそろ、次を考えないといけませんね。
良いのをご存知なら教えて下さいね。
こんなので、答えになってますか?
で、これに対する反応が、
流儀であるとの件、それから商材販売も目的の一部であるとの件、了解しました。
価値観の問題ですし、それに伴うリスク(というと大袈裟ですかね…)を自覚された上でされている行為(好意?)であるなら、もう他に言うことはないです。
たまたま私の周りのコミュニティの中でこうしたことが最近ちょっと話題になったので、たかやんさんに直接聞いてみたくなったという次第でした。
良い商材に関してはアテがありませんし、仮にあったとしても教えないです(苦笑)。
この世界でメシを喰おうとしているトレーダーとして、ザラ場以外の場でも狼に徹するのが私の流儀だからです。
それでは、いろいろ失礼なことを聞いてしまいすみませんでした。
たかやんさんのサイト自体はとても素晴らしいものだと思いますし、現に私もいつも参考にさせて頂いています。
そっか~。
ざら場以外も狼であり続ける方が、プロ的だと言えばそうかもしれません。
でも、まあ私がブログで書いている事は、マジシャンで言えばマギー司郎のレベルで、プロから
「種明かしで、営業妨害だ!」
ってマジ・クレームもらうほどのものでもないと思ってます。
何ら、秘匿性の高い事にはふれていないつもりなのですが・・・?
そうでもないんでしょうか?
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