本屋に行くと「自己啓発関連書籍」なんてコーナーがあって、数えきれないほどの「○○成功法」の本が販売されています。
どれもこれも、なんとなく胡散臭くて、どれが良いのかわからないですよね?
昨日の記事で書いた「ザ・シークレット」にしても、とてもよくできた映像だし、素晴らしい内容だと心から思えるのだけれど、いざ実践するとなると「本当に取り組む価値があるのか?私は単なるピエロじゃないのか?」なんて疑惑がムクムクとわき上がってきたりします。
私の結論は「○○成功法の本は、どれでも気に入ったものを買えば良い。」です。
「ザ・シークレット」が既に手元にあるなら、迷わずそれを実践すれば良いのです。
当然の事ですが、世の中には成功する人もいれば、成功しない人もいますね?
で、成功する人はひとまず置いておいて、成功しない人とは、どんな人なのか考えてみましょう。
人並みはずれて運が無いとか、先祖霊の祟りだとか、方角が悪いとか、まあいろいろな理由が挙げられるのでしょうけど、私に言わせれば、成功しない人の最大の理由は、
行動を起こさない
にあると思います。
例えばこのブログを読んでいて「ホントに読むだけで煙草が止められる本!」の記事を見て、実際に禁煙セラピーを購入した人は記事を見た人全体の1~3%程度と推測されます。
AmazonではなくBookOffで買った人もいるでしょうけど、それを足しても、せいぜい5%くらいでしょう。
日本人の喫煙者の割合、その喫煙者の何%が「できる事なら禁煙したい」と考えているかを考慮すれば、いかに人間は「行動を起こさない」傾向にあるかという事がわかると思います。
何度も禁煙に失敗した人は、禁煙したいという願望はあるものの、「こんな本を読んだくらいで禁煙できるはずがない」という強い信念が出来上がっている為に、せっかく禁煙できるチャンスに出会っても、それを掴み取りに行く行動力を失っているのです。
その一方で、100人くらいの人は「禁煙セラピー」を購入し、そのうち少なくとも20%ほどは禁煙に成功していると思っています。
そのコストなんて喫煙の継続と比べれば、まさに微々たるものと言えます。
更に重要な事は、仮に「禁煙セラピー」を読んだのに禁煙に失敗したとしても、たかが数百円の損失にすぎず、成功した場合の恩恵とは比較にもならないという事です。
様々な成功法にしたって「そんな方法を知ったところで、誰でも成功するなら苦労は無いよ!」という、いかにも大人びた考え方が実践する事を妨げます。
オギャアと生まれて20年、30年、40年と経過するに従い、人の心には様々な鎧(ヨロイ)を重ね着し、どんどん行動力を失っていきます。
今既に成功している人は別とすると、何か新しい行動を起こさない限り、昨日までと同じ明日が続いていくだけです。
「○○成功法」の本というのは、あなたにその新しい行動を提示するものですから、兎にも角にも今すぐにもそれを手に入れる行動力が重要なのであって、どれを選ぶかでそんなに慎重になる必要は無いのです。
明日に続きます。
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