仮に(図1)の④、4時間足の20MAアタック失敗でショートポジションを持ち、そのまま握っておれば、3日後には400Pipsを超える含み益が発生しています。
(ほぼデイトレ(スキャルを含む)専門の私には、完全にタラレバですが?)
しかし実際には、④から素直に下落してはいかず、もう一度4時間足の20MAでの攻防がありました。
それが⑤です。
しかし今回は、4時間足の20MAにローソク足が一度も触れる事ができないまま、15分足MAのデッドクロスが起こり(黄色の四角の中)、上昇トレンドへの転換が、再度失敗に終わった事が、ほぼ確実となりました。
上昇トレンドに転換しなかったという事は、下降トレンドが再開すると考えるのが自然です。
特に黄色の四角で囲った部分のように、
この時の場合も、欧州時間だけで100Pips、更に米国時間でも150Pips超えの大相場となりました。
5分足のローソク足だけ見ると、凸凹が激しくて面倒な相場のようですが、MTF_MAのパターンだけ見れば、素晴らしい下落相場です。
こういう相場で、自分ならどういう方法で、より多くのPipsを稼げるか、いろいろシミュレーションしてみるのも、良い訓練になると思います。
レートが5分足のMAに弾かれるのと、15分足のMAに弾かれるのと、1時間足のMAに弾かれるのと、4時間足のMAに弾かれるのとでは、その後の値動きのスケール(≒期待値)に大きな違いがある事を忘れないで下さい。
この事は、しごく当然の事でありながら、私もしばしば忘れます。
それを防ぐ為には、短期のチャートばかり凝視していないで、常に様々な時間足のチャートを見て回って、短期の思考に縛られないよう心掛ける事が必要になります。
次回「FXを攻略するなら、テクニカル分析はコレで決まり!(9)」につづく。
【MTFMAの各種時間枠チャートでの表示選択一覧】
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