<その5>
決して、絶対に、どんな状況であっても、ナンピンしてはならない。
「買い」でエントリーしたのなら、より高い価格での「買増」はありえても、より安い価格での「買増」はありえないと心得よ。
「売り」でエントリーしたのなら、より安い価格での「売増」はありえても、より高い価格での「売増」はありえないと心得よ。
-by Richard Rhodes-
ですよね。
デイトレで「ナンピン禁止」は、もはや私が書くまでも無い常識かとは思いますが、Richardがこう言っているという事は、結局あらゆるトレード(短期、中期、長期)で「ナンピン」はやるべきではないという事です。
株価は、一定の高値と安値のレンジ間を周期的に上下運動する場合があるため、トレンドフォローとはまた違った作戦が成立つ事もあるとは思います。
でも「上る」と思ったから「買い」で入ったのに、逆に動いて負けを認めないばかりか「買いの平均コストを下げる」とかなんとか尤もらしい理由を付けてナンピンしても、たとえその時は救われたり、若干勝率が上る場合があるとしても、中長期的にはトータルで「マイナス」の結果となります。
「ナンピン」とは、トレーダーに用意された「甘い罠」です。
最初のうちは「玄人の作戦」であるかのようにあなたに恩恵をもたらし、あなたを手なずけ、そして最後に身ぐるみ剥がされてしまうのです。
どういう場合には「ナンピン」が奏功する場合があるのでしょうか?
悩む必要はありません。
例外なく「ナンピン禁止」が正解です。
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