デイトレ修行の過程においても、
「強いデイトレーダーになれば、負けなくて済む!」
という誤った目標を持つのと、
「相場の未来は誰にも判らない。優位性は規律の中にある。」
という狼的な認識で頑張るのとでは、同じ期間修行したとしても結果には大きな差がついてしまうと思います。
例えば、ルールに従った買いポジションの損切りをした直後に、価格が反発して急騰していった場合、誤った目標下で頑張っているトレーダーであれば、その損切りを激しく後悔し、自分の損切りルールを全く別のものに取り換えたくなるはずです。
一方「未来は判らない」という前提で訓練しているトレーダーであれば、
「なるほど、未来は判らないものだ!」
と感じるだけで、みすみす利益を得損なった事に対する後悔の念は殆どありません。(本音はやっぱり悔しいのだけれど、その思いを抑制できるだけの理性を維持しています。)
自分の決めた損切りルールの改善の余地を探す場合にせよ、常に冷静にあたる事ができます。
勝てるデイトレーダーになる為には、トレード毎の結果で自分のトレードを評価するのではなく、複数のデイトレの収支によって評価し、必要がある時だけ手法を改善し、必要が無ければ変えずに一貫性を維持するという思考が求められます。
文字にすると簡単そうですが、実際には連敗も多々あるので、この方針を維持するのは容易な事ではありません。
でも生き延びる為には「これしか無い!」と考える次第です。
- 1
- 2
最近のコメント