デイトレの我流と基本(前編)

私のブログの記事を読んでいくと、所々で「我流はダメ」と私が思っていると感じられるかもしれません。
でもそれは、50%正しく、50%は間違いです。

確かに殆どの初心者は、「自分だけは大丈夫」と思いこんでデイトレを始めるのであり、これといった優位性のある戦略も無いまま、「上がりそう」「下がりそう」という「日常の消費者感覚」で売買を行うのであり、それはデイトレ手法としては、最低の我流という事になります。

しかし、生存期間が3年を超えるトレーダーの戦法は、100人いれば100通りあると言って良いほど、バラバラです。
人には必ず個性があり、その個性に合うデイトレ手法を見つける事ができたトレーダーだけが長期生存を許される、という事かもしれません。
どんなに素晴らしい手法であっても、自分の個性に合わず常に違和感を覚えているようでは長続きする事はできません。
どんなトレーダーも、最後には

「自分に合った方法」という意味での「我流」

に落ち着く事になります。
毎日同じ事を繰り返し、マイナスの日もあるものの、週単位、月単位では必ずプラスになっている。
次第に勝つ事にも慣れてしまって、ちょっと「マンネリじゃないか?」と思うようなトレード。
それが、「最高の我流」です。

辞書で「我流」は「正規の流儀・作法にのっとっていない、自分独特のやり方。」と説明されています。
「我流」に悪いイメージが伴うのは、この辞書の説明にもあるように、「基本を無視した自己流」である事が殆どだからです。
「基本を重視したトレードの中から、自分にあった手法を見つけ、研ぎ澄ましてゆく」
その結果として、「最高の我流」を身に付ける事ができるのだと思います。

今週もし「買い」で損した人がいたら、「最低の我流」をやらかしてる可能性が高いので、しっかり自分のデイトレを分析してみる事です。
「こんなに下がったんだから、そろそろ上がる?」
RSIなんかを見ながらこんな事考えてるとしたら、勝てるはずがありません。
どこで反発するかは、誰にもわかりません。
明日かも知れないし、半年後かもしれないし、もっと先かも知れない。
そんな誰にも分らない事が、今すぐにでも起こって、自分は乗り遅れちゃうんじゃないか?なんて意味のない不安に突き動かされるのは「日常の消費者感覚」な証拠であり、「最低の我流」の部類です。

現在のトレンドはどうなってますか?
メチャメチャ強い「下げトレンド」です。

「トレンドには逆らうな!」

基本中の基本ですよね?
大発会で2007年の最安値を下回ってるんです。
また同時に、4年以上続いた上昇トレンドラインは上値抵抗線へと変貌し、36ヶ月はおろか48ヶ月より短い期間の移動平均は、全て現値の上にあります。(超短期移動平均を除く)

「陰の極」

ですね。

「陰の極にて、阿呆になりて買いまくれ」

なんてのもありますが、これはデイトレにはありません。
ファンダメンタルに根拠があり「買い下がる」資力を持つ人限定の格言です。

デイトレなら、今週「買い」のチャンスが全く無かった訳ではありません。
ウップス」の記事と、今週一週間の30分足を見れば、そのポイントも見えてくるでしょう。
しかし儲かっても損しても、「買い」なら「長居は無用」、「売り」なら「粘る価値あり」というのが今週の基本スタンスになります。(来週もその可能性が大。)

あなたがマーケットで生き残る為に、天才である必要はありません。
でももしあなたが天才でないなら、最初はとにかく「基本に忠実」に。
基本に忠実で、本能に負ける事がないなら、そう簡単に「退場」を食らう事も無いでしょう。
そうしてしっかり生き延びて、基本を身につけながら、あなた独自の「我流」を模索して下さい。

今日は、2006年の最安値も割り込んで引けました。
これは決して「2年に一度の買い場」という意味ではありません。
って、書けば書くほどくどくなるので、今日はこのへんで・・・

【デイトレの我流と基本(後編)】を読む

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