平成の日本で、
「よーし、俺もデイトレで稼ぐぞ~!」
なんて決意するのは、客観的に考えて、相当チャレンジ精神旺盛な人種と言えると思います。
確かに「自分だけは大丈夫」のココロで飛び込んでくる人が殆どだけれど、そういう人でもデイトレにリスクがつき物である事を全く知らない人は皆無なはずです。
多少のリスクは覚悟の上で、自己の可能性に挑戦する!
いいじゃないですか。
未体験の事柄について、そのネガティブな部分ばかり強調して安全地帯から出てこない人よりも、ネガティブな部分は承知の上で未知なる可能性に挑戦してみる人を、私は心から応援したいと思います。
でも、実際にデイトレを開始してみると、チャレンジ精神なんてものはどこかに消えうせてしまって、目の前のローソク足の上下動に心を奪われ、気がつけば大きな損失を抱えてしまっている。
というお決まりのパターンです。(勿論私もその一人でした。)
いいですか?
あなたはリスクを承知で、デイトレの可能性にチャレンジしに来たのです。
であるなら、「リスクを取る」という事にも正面から取り組む必要があります。
このところ「心理学」に関する本を1日1冊のペースで読んでいるのですが、
その中から、最近まで知らなかった重要キーワードを見つけました。
「ストコーマ」
です。
日本語で「盲点」を意味し、本来は眼球に関係した生物・医学的な言葉ですが、心理学の用語でもあり、日本では苫米地氏の著書が有名であり、そのルーツは米国から来ています。
「デイトレにリスクはつき物だ!」
あなたにこの認識が備わっているとしても、実弾でポジションを取り、欲望と恐怖という、脳の領域でも最も原始的な領域にスイッチが入るやいなや、
「リスクを取らねばならない」
なんてスマートで近代的な概念はストコーマの領域に隠れてしまって、意識することすらできなくなってしまう可能性があります。
あなたは、
「なぜ、こんな大バカトレードをやらかしてしまのだろう?」
なんて、後になって思う事がありませんか?
それは、欲や恐怖の為に(近代的な)理性が(原始的な)本能に道を譲り、平常心なら当然見えるものが、平常心を失うことでストコーマの領域に隠れてしまったと理解する事ができます。
バカだからとか、自制心が足りないとか、トロいとか、自分で自分を否定するような誤った理由付けをしてはいけません。
それでは、ますます問題を悪化させてしまいます。
いきなりで解りにくかったかも知れませんね?(それとも、何か「はっ」と気づく事があったとか?)
更に手を変え品を変え、説明してみたいと思います。
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