デイトレの基本中の基本(7)

デイトレに限らず、「相場で稼ぐ」という事は、即ち「リスクを取る」という事です。

そして、「リスクを取る」というのは、起こりうる最悪の事態を事前(エントリー以前)に受け入れた上で、あわよくば起こりうる最善の果実に期待する、という事です。

「起こりうる最悪の事態を事前に受け入れる」とは、エントリー以前に損切りの位置を定めておき、もしエントリー後に損切りの位置まで値が動いたら、誰が何と言おうと、お日様が西から昇ろうと、一切の躊躇無く損切りができる覚悟の事を言います。

この覚悟の上で、運良く勝てた場合には甘い果実を受け取り、そうした勝ちと負けの沢山の積み重ねの結果として、

「収支プラス」

を計上する事が「相場で稼ぐ」という事なのです。


当たり前すぎる事かもしれません。
でも、これが「当たり前」にできないから、トータルプラスが実現できないのではないですか?

  • エントリー前からちゃんとリスクを取っていると断言できますか?
  • 損切りの場所を決めてからエントリーしてますか?
  • 損切りが遅れてしまう事はありませんか?
  • エグジットのルールは決めていますか?
  • そのエグジットルールは、どの程度守れていますか?
  • エグジットルールが守れないのは、どういう場合ですか?


点検すべき事がいくらでもありますが、上記のような事を毎度毎度点検していてもらちがあきません。
いかに

「思考を止めて、機械的に動けるか」

を追及してみて下さい。
一旦エントリーしてしまったら、もう後できる事は「脱出」の一手しか残されていないのです。
(少なくともこのブログでは、デイトレでのナンピンは「厳禁」がルールです。)

損切りになるか利確になるかは、デイトレーダーがどう気張ったところで、どうなるものでもありません。

もう、エントリーの前にリスクを取ったじゃないですか?
だったら、損切りになろうが利確になろうが、全ては

「想定の範囲内」

なのであり、

「出るべき時に出る」

という点では、何も変わらないのです。

人間ですから、なかなかそうはいかないのも事実ですが、手放しで諦(あきら)めてしまうのと、一つの理想として自分に課していくのとでは、半年後、1年後、数年後と時が経過するほど、大きな差が出来ていくと思います。

つづきを読む

デイトレ生存率向上ブログは、あなたの応援クリックによって支えられています。
どうぞ、よろしくお願い致します。

他では絶対に読めない、全トレーダー必読のPDF(2万ダウンロード達成!)

<< デイトレ攻略の新戦略レポート(無料)>>


トレードが難しいのは、トレーダーの油断や強欲や優柔不断な性格等が原因と考えられがちですが、本当の原因はもっと心の奥深い所に隠されています。
(※月並みなプロスペクト理論等ではありません。)

このレポートでは、その原因となる心の驚異的な仕組みを解り易く解説すると共に、トレードを難しくしている原因を、どのようにすれば取り除く事ができるかまで、具体的に提案しています。

このレポートを一読すれば、その他大勢のトレーダーが延々と堂々巡りを続けている暗黒のトンネルが「パッ!」と急に明るくなり、出口がはっきり見えるようになります。(PDF、全68ページ)


5 件のコメント

  • 今日、マイルールで「売り場」の値で買って負けました。
    休み中、この記事を何度も読んで来週一からやりなおします。
    =============================(以下、たかやん)
    ——『 少年老いやすく、学なりがたし 』——-
    これは、「勉強しない、勉強する時間が無い」という意味ではなく、「本気を出す前に人生が終わってしまう」という意味ではないかと、私は思っています。

  • つまらないコメントをしてすいません。
    しかしザラ場では買い場に見えたのです。
    休み中、原因をつきとめたいと思います。
    売り線が出てすぐ損切り出来たので自分の今後の目標である「出るべき時に出る」ことが出来たことは良かったと思います。

  • いつもお世話になっております。
    たかやんさんから色々と助言を頂けたお陰で最近はだいぶトレードが安定してきました。分足完成後のエントリーにもようやく慣れて、最近では完成前にエントリーしようと思うと違和感さえ感じます。
    ただ今日はというと、グリーのトレードで残念ながら損失となりました。寄りつき直後の分足陽線で、これは相当上がるだろうと皮算用してしまいましたが、あえなく撃沈でした。(笑)
    ただ今回の負けで、損切りについてのルールで新たに気づきを得ることができたので、これは大きな収穫でした。
    今まで損切りについては多少甘い所がありましたが、このルールを入れれば、損切りも今よりさらに機械的に行えるようになると思います。
    来週から早速新ルールで運用してみたいと思います。
    ===================(以下、たかやん)
    グリー(3632)ですか。なるほど。
    これなら、結果的には負けても、何の問題も無いですね。
    むしろ、ホールドしてスイングしてみたいくらいです。
    (と言うのは独り言ですので、我が道を行って下さい。)

  • 今日も9:30頃勢いよく前日高値を抜いてきたグリーを買いましたが、またしても不発に終わりました。(笑)
    これにめげず、明日も今日の高値を抜いてくるようなら参戦します。
    ================================(以下、たかやん)
    最近の2週間分程度のグリー(3632)の日足を眺めてみると、ローソク足本体の長さが20~30円程度である事が見て取れます。
    もっと大きい日もありますが、むしろ小さい日の方が多い事も見て取れます。
    という事は、この銘柄の場合20円くらい取る事が、とりあえずの目標となる訳です。
    (「目標」と言っても「20円で利確する」という意味ではありません。エントリーする前の算段の話です。)
    で、前日の高値ブレイクでエントリーしたとすると、既に15円ほども動いちゃってますよね?
    エントリーした時点で、この銘柄の持つボラの50~75%を、既に消耗している可能性がある訳です。
    今日の結果を「不発」と見る事も可能かも知れませんが、結構「妥当な値動き(=よく頑張った方)」と見る事ができると同時に、今日のエントリーの妥当性については、「?」マークが点灯すると思います。
    225先物はギャップダウンで、寄り直後から更に下げています。
    私なら、9:00の時点で「売り頭」になっています。
    これは、私が特別なのではありません。
    今朝の先物の寄り付き時、そして5分経過すると更に、参加者の殆どが「売り頭」なはずです。
    こういう日に「買い」を考える事を、「マーケットに逆らう」と言います。
    抜群のチャートがあれば、マーケットに逆らったって良いとは思います。
    しかし、今日のグリーは少なくとも買い候補として「抜群」ではありませんでした。
    前日の高値の「下」で寄りついているからです。
    寄り付きの位置を最重視して下さい。
    ザラ場で抵抗線を抜けてくるのは、今日のグリーのような結果に終わるリスクが高いのです。(先物が追い風になっているなら、状況も違ってくるでしょうが、、、)
    海月さんはグリーに夢中でも、グリーは海月さんの事など眼中にありません。
    ならば海月さんも、客観的に、そしてビジネスライクに銘柄を選択しようではありませんか。

  • 返信ありがとうございます。
    実は私も寄りつき前の雰囲気から売り目線で見ていて、実際トヨタを寄りつき後の陰線で空売りしていました。
    これが順調に含み益になり、少し気を良くしていた所にグリーの高値更新を見かけ、全体の状況等は何も考えずにエントリーしてしまいました。
    ちょっと調子が良くなると平気でルール違反をしてしまう私の悪い癖です。
    この癖で過去何度も痛い思いをしてきたのですが、いまだ克服できずにいます。
    今回の件を機に、真剣にこの悪手を抑える事を考えたいと思います。
    ====================================(以下、たかやん)
    そうですね。
    「含み益に酔わされる」
    という事は誰にでもありますが、それをそのまま放置していてはいけません。
    「スーパートレーダー海月なら、今、どう動くべきか?」
    常に自分の中に、もう一人「沈着冷静な存在」がいる事を意識してみると良いかもしれません。
    1メートル後ろから、自分の後ろ姿を眺めている、「もう一人の自分」をイメージするのも有効です。
    これを読んだだけでは意味がわからないかも知れませんが、解らないなりに「こうかな?」っていろいろ試してみると、次第に解ってきます。
    こういう事って、やらない人は一生やらないと思いますが、やって初めてその価値が理解できると思います。

  • 海月 へ返信する コメントをキャンセル

    メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

    CAPTCHA


    日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)