デイトレに限らず、「相場で稼ぐ」という事は、即ち「リスクを取る」という事です。
そして、「リスクを取る」というのは、起こりうる最悪の事態を事前(エントリー以前)に受け入れた上で、あわよくば起こりうる最善の果実に期待する、という事です。
「起こりうる最悪の事態を事前に受け入れる」とは、エントリー以前に損切りの位置を定めておき、もしエントリー後に損切りの位置まで値が動いたら、誰が何と言おうと、お日様が西から昇ろうと、一切の躊躇無く損切りができる覚悟の事を言います。
この覚悟の上で、運良く勝てた場合には甘い果実を受け取り、そうした勝ちと負けの沢山の積み重ねの結果として、
「収支プラス」
を計上する事が「相場で稼ぐ」という事なのです。
当たり前すぎる事かもしれません。
でも、これが「当たり前」にできないから、トータルプラスが実現できないのではないですか?
- エントリー前からちゃんとリスクを取っていると断言できますか?
- 損切りの場所を決めてからエントリーしてますか?
- 損切りが遅れてしまう事はありませんか?
- エグジットのルールは決めていますか?
- そのエグジットルールは、どの程度守れていますか?
- エグジットルールが守れないのは、どういう場合ですか?
点検すべき事がいくらでもありますが、上記のような事を毎度毎度点検していてもらちがあきません。
いかに
「思考を止めて、機械的に動けるか」
を追及してみて下さい。
一旦エントリーしてしまったら、もう後できる事は「脱出」の一手しか残されていないのです。
(少なくともこのブログでは、デイトレでのナンピンは「厳禁」がルールです。)
損切りになるか利確になるかは、デイトレーダーがどう気張ったところで、どうなるものでもありません。
「想定の範囲内」
なのであり、
「出るべき時に出る」
という点では、何も変わらないのです。
人間ですから、なかなかそうはいかないのも事実ですが、手放しで諦(あきら)めてしまうのと、一つの理想として自分に課していくのとでは、半年後、1年後、数年後と時が経過するほど、大きな差が出来ていくと思います。
最近のコメント