トレンドについて語ろう(5)

ボリンジャー・バンド(略してBB)という指標があります。
移動平均線に次いで人気のあるインジケーターです。

BBを使った手法として、

「±3σにタッチしたら逆張り」

みたいな単純なものを採用しているトレーダーが結構いるのに驚かされます。

それでは勝てません。
なぜなら、その手法には根拠が殆ど無いからです。

ボリンジャーバンドは、中心線となる移動平均線と、その線から確率的にどの程度乖離しうるかを標準偏差で示したものであり、±3σの範囲内であれば、価格の99.7%がその範囲内に収まってしまう計算になります。(2σでも、95.5%が収まるとの事。)

という事は、±3σから価格が飛び出していられるのはたった0.3%しかないので、そこで逆張りを仕掛ければ勝てるような気がしてしまうのです。

でもこの思考には重大な見落としがあります。
BBは、価格の動きに追随する移動平均線を基に描画される為、バンドもそれに追随して動くからこそ、99.7%もがそれに収まるだけの事で、BBが値動きの範囲を規定したり予言したりしている訳ではないのです。(つまり、99.7%は結果論だから出せる数字であって、事前の予測のように感じるのは単なる錯覚という事です。)

もう一つ、多くのトレーダーが見落としているのは、BBの各バンドは、最も右端にあるローソク足の動きに応じてピクピク動いており、長いローソク足が出ればバンドは開き、短いローソク足で終わればバンドはすぼまり、どんなに長大な髭が出ようとも、結局はそのローソク足の終値でBBの各バンドの開き具合も決定すると言う事です。

という事は過去チャートを、

「BBバンドにタッチの逆張り」

のルールで検証(バックテスト)すると収支プラスにできる場合があるとしても、リアルタイムのトレードでは、必ずしも通用しないのです。

MT4の場合、BBの設定で「表示移動」という項目があります。デフォルトの「ゼロ」「1」に変えると、BB全体がローソク足1本分右にシフトして表示されます。

そうすると、現値のローソク足の動きが同時刻のBBのバンドの幅に影響を与えなくなり、バックテストで見えるサインとリアルタイムで見るサインが同じものになります。

もし「BBバンドにタッチの逆張り」を採用しているのであれば、改めてデフォルトの「ゼロ」「1」に変えてバックテストしてみて下さい。
BBの霊験が剥がされるので、きっと幻滅すると思いますが、間違った夢を追いかけてトレードを続けるよりは良いはずです。

(※残念ながら、日本株のチャートシステムでBBを左右にシフトできる機能を備えたものを私は知りません。もしご存じでしたら、教えて下さい。)

それではBBの真価とは何なのか?

次回に続きます。


(補足)「BBタッチの逆張り」は、中心線からの乖離率による「売られ過ぎ・買われ過ぎ」を咎(とが)めるという根拠が有ると言えば有るのですが、それが機能する場合もあれば、トレンドが発生して痛い目に会う可能性もある訳で、これだけに頼ってトレードしても、あまり好成績は望めないと思います。
ただし、何か他の指標と組み合わせたり、補完する目的で使う事までは否定しません。

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