デイトレで、なぜ「日足」なのか?(後)

デイトレーダーと言っても、私みたいに引けまでポジション維持するのが珍しくないタイプもいれば、エントリーから脱出まで数秒~数分みたいな短期決戦を終日繰り返しているようなタイプもいるはずで、そういうスタイルも何も無しに一律に「日足は分足に優先する」と断言するものではありません。

実際私でも、日足トレンドに反して仕掛ける事はそんなに珍しい事ではありません。
「ウップス」のように、集団心理が手に取るようにわかるような分足の強いパターンが出た場合などは、日足トレンドなどにかまっている場合ではありません。
要するに、値動きの先が見えて「勝てる」という確信があるような場合は、

「セオリーなんてクソくらえ!」

で構わないという事です。
(ホントはトレンドに逆らうのが怖いので「セオリーなんてクソくらえ」と、自分に勢いを付けているというところがかなりあります。)

値幅を取ってこそのデイトレであって、いくらお行儀よくセオリー通りのトレードを繰り返したからといって東証から報奨金がもらえる訳ではありませんから。
でもそれは、日足トレンドに逆らってでも勝てると思うだけの根拠があるからそうするだけであって、むやみにトレンドに逆らうつもりは毛頭有りません。

その一方で、エントリーにイマイチ確信が持てないというトレーダーであれば、とりあえず、

「5MAと10MAの両方の上でだけ買い、両方の下でだけ売る」

というフィルターを通したトレードをするだけで、間違いなく一定の「優位性」の中で泳ぎまわる事ができます。
ちょっと遅すぎのタイミングでエントリーしても、構わず上昇気流が利益に誘導してくれる事もあれば、つい損切りしそこなったのに、思わぬ反騰に救われたりします。
言うまでもなく、そうならない場合だってありますが、「トレンドは友」という事を理解し敬意をはらえるトレーダーには、確率的な恩恵が自動的に与えられるという事です。

但し、いくら「長期トレンドは短期トレンドに優先する」とはいっても、デイトレーダーが年足や月足とばっかりニラメッコしても、そんなに良い事が起こるとも思えません。
なぜなら、トレンドを計る期間が長くなればなるほど、トレードの焦点(トレンドラインやMAの線)が、現値から遠く位置する傾向があるからです。
例えば、
デイトレーダーにとっては、ただの斜めの線?日経平均と100MA

これは日経平均の日足で、100MAが見えていますが、この100MAを尊重し続けるなら、何ヵ月も買いエントリー禁止で過ごさねばならなくなります。
そんなバカなルールはありません。
フィルターは無駄な損失を押さえる為のものであるべきで、機会損失を増大する為のものであってはならないからです。
もっと短い期間のトレンドラインやMAを根拠に、買うべき時は買うべきです。

ただし、
ダイワボウと100MA

のように、株価と長期MAが接近してきた時は、それが示唆する事にも敬意を払う必要があります。
このチャートの100MAが、今後必ずしも下値支持線として機能するという保証はありませんが、「機能する可能性が高い」といった事まで否定するのであれば、テクニカル・トレードを否定する事と同じだと思います。(現在は「100年に一度の・・・」と言われているくらいですから、100MA程度の短期MAなど、ティッシュペーパーのように破られる運命にあるのかも知れませんが、そういう時事的な事を置いておいて一般論で述べるなら、100MAはデイトレでは注目に値する長期MAという事になります。蛇足が過ぎますが・・・)

その判断だって別にそのトレーダーの自由ではありますが、トレンドを敵とする、確率的に不利な戦いを強いられる覚悟は必要でしょう。

私だって、分足だけ見てて勝てるものなら、わざわざ日足や週足や月足まで見たりはしません。
しかし、私には分足だけでは根拠のある売買ができず、より長期のチャートの裏付けを基にデイトレした方が遥かに勝ち易い事を知っているので、私のトレードに最も好影響を与える予習時間の使い方として、その殆どを日足を見る事に使い、念のため週足や月足もチョッピリ確認するのです。
トレンドを重視するというセオリーに従いながら、自分のデイトレの優位性を少しでも上げていく為に何をどれだけ見るか、の調節は常に行い、時にはセオリーを無効にするような条件を見つけたりする事も必要になります。
ま、それは後々の事として、週間月間のトータルプラスが目標であるような段階のトレーダーには、まずは「トレンドには逆らうな」という言葉を送りたいと思います。
トータルプラスが実現できるようになれば、この記事に書いてある事も、10倍はクリアに理解できるようになっているはずですから、どういう時にはセオリーを無視すべきか等という事も、その時には難無く見えてくるはずです。

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7 件のコメント

  • トレンドを友にする。
    トレンドに逆らない。
    今日は、それに救われました。
    前場が強そうなので、分足の高値ブレイクで買いたくなりました。
    しかし、日足トレンドを見たらとても買えそうにありません。 
    そして、なんと、後場のすごい下げでした。
    ありがとうございました。

  • 「今日は、トレンドを友にしたら、うまくいった!」
    それは結構な事です。
    しかし、トレードを続けていれば、いつかは必ず、
    「前場が強そうなので、分足の高値ブレイクで買いたくなったけど我慢してたら、ストップ高になっちゃった。トレンドに裏切られた!」
    みたいな場面にも出くわすでしょう。
    肝心なのはその時です。
    それでも、トレンドを友とし続ける事ができるかどうか?
    相場におけるどんな教えであっても、うまくいく時があれば、うまくいかない時もあります。
    何かを学んで、うまくいった時は「良い事を知った!」と喜ぶ一方で、うまくいかない経験をすると、あっさりと他に移りたくなるのが人情というものです。
    そかし、その人情に流され続けている間は、決して安定して勝てる事はありません。
    毎日トレードを続けていくからには、うまくいく時も、うまくいかない時も、両方有る事を前提に、自分のトレードに「一貫性」を持たせる事が、何よりも大事です。
    折角コメントしてもらったのに、感じワルかったらごめんなさい。
    今日がどうであったかというのではなく、ぜひ「今週はどうであったか」「今月はどうであったか」という、個々のトレード単位ではなく、複数のトレードの総合成績といったレベルで「トレンド」と付き合っていって頂ければと思います。

  • 私は今日、トレンドに裏切られました。
    先物の日足が下降トレンドの中、
    場中の先物の動きが、寄りから一旦は上げるも9:20頃、
    始値を割ってきたので今日も弱いと思い、
    個別で日足の弱いもの、5分足の弱いものから数銘柄売りエントリーしました。
    しかし、先物はその後ほとんど下げず、13:00頃までジリ高堅調に。
    売り仕掛けた銘柄は全て損切りに。
    今年に入って2番目の大きな損失となりました。
    ちゃんとトレンドを味方にしたのに。。。
    1銘柄ぐらい日足のトレンドに従って下げてくれれば。。。
    トレンドに従った負けは仕方ないのか。。。
    今日の取引を終え、いろいろ反省してしまいます。
    今までも何度もトレンドに裏切られてきました。
    でもそれ以上にトレンドに救われた事があります。
    トレンドの威力も分かってきました。
    私は今日負けたからといって他の方法に移ることはありません。
    今のトレンドを友にするやり方でここ数ヶ月なんとか形が見えてきたからです。
    これからも有益な記事を期待しています。

  •  決して感じ悪くはありませんよ。
    たしかに言われるそのとおりです。
    損切りで、たびたびその経験をしました。
    「ソンギリしたとたんに、反転してもどつてきた。もうすこし我慢すればよかった。」と残念に思う。
    今度同じ場面で、「すぐに戻るだろうと、損切りを躊躇した。そのまま、株価はいったきり。」損失が大きくふくらんだ。大負け。
    ほんとに、何度この繰り返しをしたことか。
    一貫性、例外なしの損切り。
    わかっているけど、ほんとに、なかなかです。

  • 本日 日足のトレンドをしっかり意識してトレードしまして、1勝2敗で少し赤字になりましたが、威力は痛感しました。
    前場で2敗してしまい余力が無くなったので、さらに半分のロット(500株)で仕掛けたにも関わらずもう少しでプラ転という所までいきました。
    (もちろん3連敗という可能性もありましたが) 
    トレンドに逆らわないという行動に一貫性を持たせる。
    ブレずに頑張れそうです。
    いつもありがとうございます。  

  • トレンドフォローとは言っても、トレンドそのものは手法じゃありませんから、そこを勘違いしてはいけませんよ。
    あなたが選んだ手法で売買の判断をし、例えば「買い」のサインが出たけど、トレンドは「下げ」という場合。
    その時、買うに値するチャンスだと判断できるのであれば、トレンドに逆らってでも買えばよいでしょう。
    しかし、そんなに自信の持てない状況であれば、買いを見送ればよいでしょう。
    迷ったら、トレンドで最終判断をするというのも手です。
    「私は初心者で、ザラバでの瞬時の判断には自信が無い」
    というのであれば、当面はトレンドフォロー専門でやればよいでしょう。
    当面どころか、何年続けても悪くないと思います。
    (上記の例であれば、「買い」のサインは全て無視。)
    トレンドは文字通り単なる「傾向」にすぎず、トレンドフォローしたから勝ったとか負けたとかいうのは、少し違います。
    しかし、強欲に振り回されないで、しっかりトレンドを友にできたトレーダーには、マーケットから「確率的なご褒美」がある事も確かです。
    無限の表情を持つマーケットについて、そのどれか一つを語れば、その何万倍もの語れなかった部分が残ります。
    それでも、書かないよりは書いた方が良いかな?と思う事があれば、書いていきたいと思います。

  • お疲れ様です。経済情勢なんかも為にはなるのですがやっぱりチャートを使った、記事は良いですね。
    どういう基準で銘柄を選ぶかを悩んでおられる方にはとても参考に
    なったと思います。
    トレンドに逆らうよりその方向に仕掛けたほうが勝ちやすいですよね。

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