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□投下資金一定の法則(2)


「投下資金額を一定に保つと、なぜリスクが少なくなるのか?」

というご質問を頂きました。 なるほど、ちょっと説明不足だったようですので、補足します。

生死の境をさ迷っている」トレーダー(失礼!)は、まずは小さな利益を積み上げ、大損せず、「週単位でプラス」を実現しなければなりません。 それもおぼつかないのに、「目標一億円!」なんて掲げていても、まるで意味無いですよね? 最初は小さな利益で良いのです。

トレード初心者がすぐに躓いてしまうのは、最終的な目標(1億円、おおいに結構!)と、今、何をしなければならないかの違いが分かってないからなんです。 今は「どうやって収支をプラスにするか?」のみに集中して下さい。 マーケットから、小幅でも利益を積み上げて、週単位でプラスを達成できるというのは、とても凄い事なんですよ。

例えば一週間で15勝、13敗、5000円プラス。

「凄い!」じゃないですか。「祝杯」をあげる価値があります。殆どの人が「マイナス」なのに、あなたは「プラス」。この違いは無限倍以上です。

一旦、薄くても安定して利益を生み出すスキルを身に付けられたなら、もう成功まで、あと少しのところまできています。 他のビジネスと違って、マーケットではあなたの代わりに「お金」が働いてくれます。 あなた自身の労働量を増加させる事なく、あなたの部下であるお金が、お金を呼び、またそのお金が、お金を呼ぶ。 このサイクルを実現させるためには、まずは週単位プラス、そして月単位プラスの実現こそが急務であり、利益はその後に黙っていてもついてくるものだという理解が必要です。

儲けなきゃ!」とか「一気に挽回!」等という欲に目の眩んだ意識は、むしろ「成功」から自分を遠ざけているという事に気づいて下さい。 じゃ、どうすれば週単位のプラスを早く実現できるか? それは、できるだけ簡単なトレードを心がけ、難易度の高いトレードを極力遠ざける事です。(「あたりまえ」すぎますか?)

簡単なトレードって、何でしょうか? 例えば、

・自分の勝ちパターンしかやらない。  「待ち伏せる」というのも、トレーダーの大事なお仕事です。

・利益を出した事のある銘柄を集めた「お得意様リスト」を作り、 集中的に監視し、更に「お馴染みのお得意様」に育てていく事。  未経験の銘柄というのは、やはり難しいものです。  最初は未経験の銘柄ばかりですが、これはしょうがない。

・動きの「早すぎない」、「適度に板に厚みのある」  銘柄でトレードする事。 新興市場では、毎日急激に上下する株があり、初心者トレーダーも すぐに挑戦しようとします。でもそれは所詮ハイリスク・ハイリターン であり、競争率が高く、つまりは「難しい」のです。 しばらくは東証一部から銘柄を選んでみて下さい。

得意の価格帯(株価)を作る。  70円、300円、1500円、30万円、、、、、  株価は銘柄により様々ですが、それぞれ動きも違えば、利確損切  ポイントも違い、それぞれに慣れが必要です。 等々、いくらでもあります。 常に利幅を後回しにして、自分にとって「簡単」なトレードについて検討して下さい。 但し「簡単に勝つ」事ばかりを検討すると迷路に入ります。「簡単に勝ち、簡単に負け、トータルでプラスにもっていく。」これが大事です。

そして、トレード簡単化の極めつけが、1トレードに投下する資金量を極力一定に保つ事です。一定であってさえ、「規律」を守る事は簡単ではありません。 なのに、トレード毎に資金量が違えば、それぞれの「規律」が枝分かれして複雑化し、ますます自分をコントロールする事が難しくなります。 しかも「プレッシャー」や「気の緩み」など、集中力を維持する事の妨げにもなります。「淡々と利食い、淡々と損切る。」これを実現する為には、投下資金量を一定にする事が最良のクスリです。

以前、「積み増し(ピラミッディング)」について書いた事があります。 これは含み益を「かた」に更に利を伸ばす為の方法であり、資金量一定ルールに反するものではないものの、自分が初心者だと思う方は、とりあえずこれを封印された方が無難でしょう。 (このブログは、その時々でいろんなレベルのトレードについて書いているので、この点、一貫性がなくて、申し訳ありません。)

誰でも、簡単に勝ちたいのは同じですが、それ以上に「早く大儲けしたい」と思ってしまいます。 すると、投下資金量を急変させ、自爆してしまうのです。 これは初心者も、有名カリスマトレーダーも同じ。人間ですからね。 ご理解頂けましたでしょうか?

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