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優位性 2 アーカイブ

2006年08月28日

チャートの何を見るか?(1)

「値ごろ感」でエントリーしてなぜ悪いでは、本能に従って「割安」に感じるからといって、そのまま行動してはいけない事についてご説明しました。 では「本能」に逆らって、例えば寄りつき直後から「急騰」してしまって「実に買いにくい」ところで買えば勝てるのでしょうか? 確かに、

(1)「急騰した」-->「ちょっと下がった」-->「お買得かも」-->「買い」

2)「急騰した」-->「ちょっと下がった」-->「でもまた上がって高値を更新した」-->「買い」

では、(2)の方が数段良いと思いますが、いずれにせよ「急騰した」という事実に問題があります。 例えば値幅制限の30%以上も当日に急騰してしまった株に今更飛び乗る価値があるのでしょうか?

 株価は、上昇するにせよ下降するにせよ、エネルギーを必要とします。   

「買いのエネルギー」 - 「売りのエネルギー」 > 0

なら上昇するし、逆なら下降します。 「買い」のエネルギーは、株価が上昇するほど小さくなる傾向があります。 誰だって「高く」買う事には抵抗がありますからね。 これを一般に「高値警戒感」などと言います。 それでも上がるのは、何らかの材料があって、現在の株価が「割安」であると知っている「確信犯」が値を吊り上げるからです。 「確信犯」とは、インサイダーだったり、機関投資家だったり、あるいは仕手かもしれませんが、いずれにせよマーケットに生息する、デイトレーダー以外の種族です。 でもこうした確信犯がいつもいるとは限らないし、どこで「売り方」に急変するかもわからない。 とにかく、「急騰」すればそれだけ、上昇エネルギーは消耗していると考えます。 逆に「売り」のエネルギーは、株価が上昇するほど大きくなります。 だれでも、自分のポジションがプラスになれば、一刻も早く「利確」したいと思う事は既に述べました。 「急騰株」にうまく乗れたトレーダーは、「一刻も早く利確したい」という衝動と、「なるべく利を伸ばしたい」という欲望の狭間で、「手仕舞」の為の注文ボタンに指を乗せて、その瞬間を待っています。 さてそこで、「急騰」が一服して、少し下がったら、どうなるでしょうか? 「値ごろ感」で買いに来るカモネギトレーダーに対して、一斉に「利確」ボタンの集中砲火です。だから、大抵は下がります。 でも、そこから再度上がり始めることも、ままありますよね。 でも、そのすぐ前方には「当日最高値」というとても厚い壁が立ちふさがっています。この「壁」は小資本のデイトレーダーが束になっても突破できません

 デイトレイダーとは「値動きに乗る」事を生業(なりわい)としており「株価を作る」ものではないからです。 (あくまでも原則論ですが、、) この「壁」を突破できるのは、先に書いた「確信犯」だけなのです。 そしてこの「確信犯」がいてくれるかどうかは、「神と確信犯のみぞ知る」です。 「高値圏」という危険水域で、いるかいないか分からない「確信犯様」が存在する事にすがっているのがカモネギ・トレーダーなのです。

でも、もしその「」が突破されたらどうでしょうか?「確信犯は、いた!」のです。 「それっ」とばかりに「カモネギでない」トレーダーも参入してくる可能性もあります。 これこそ、このブログで何度も出てきた「ブレイク・アウト」です。 ここに、先にご紹介した2)の(1)に対する決定的な優位性があります。 でも、やっぱり「急騰」の後ですから、そこは「高値圏」です。 とてもじゃありませんが「50%のトレイリング・ストップ」なんていう余裕はありません。 少しでも逆に動けばすぐさま脱出する「余裕の無い」トレードを強いられます。 文章にすると、こんなに長くなってしまいますが、実際のトレードではチャートを見て、いろんな事柄をほんの数秒で判断する必要があります。 ではチャートで、どういうパターンが価値ある「出動」のサインなのか? 以下、次回に続きます。



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2006年08月29日

チャートの何を見るか?(2)

一般にどの程度認識されているのかわかりませんが、トレードで大事なのは、

 「確信犯」が参加している株に乗る事

確信犯?

 なのです。 「確信犯」といえば、例えば「村上さん」でしょうか。 でも、犯罪と無関係な「確信犯」も多数存在します。 私のボキャブラリーの範囲で一番ピンとくるのがこの単語だったのですが、このニュアンスはわかって頂けるかと思います。 知り合いに「確信犯」がいるなら、ぜひ秘密の情報を聞き出して儲けて下さい。 でも、殆どの人は知人に「確信犯」なんていないでしょうし、いても「インサイダー取引」なんて事になれば立派な犯罪ですから、あまり現実的に検討しても仕方ありません。 そこで、誰でも利用できる「確信犯」を探知するツールをご紹介しましょう。

チャートです。(予想通りでごめんなさい。)

チャートのパターンから「確信犯」が参加している事を見抜き、「すばやく」同じ方向に飛び乗る事で利益を上げる事ができます。 (これこそ「順張り」の本来の意味かもしれません。) この「すばやく」というのが、デイトレーダーの優劣の大きな決め手になります。 「急騰」してしまった株は、なるほどそこに「確信犯」が「いた」のであり、今後も上がるかもしれません。 でも、そんな「欲」にかられただけの「誰でもできる」(誰でもやってしまう)ようなトレードで、いつも利益が得られるほどマーケットが甘くない事を理解して下さい。 「高値掴み」は、それだけで大きなリスク、ハンデを負う行為です。 たまには勝つ事もあるでしょうが、継続すればするほど収支は悪化していきます。 ボリンジャーバンド
例えば「ボリンジャーバンドの±2σの外では仕掛けない」等、一定のルールを決めておくのも良いと思います。

①「目標となる価格まで上がったら買い、下がったら売れ」という逆指値の思考法がトレードには必要であると、このブログで述べてきましたが、と同時に、

②「安きを買い、高値で売れ」という商売の原則もまた「正しい」事を理解する必要があります。

一見、①と②はまるで矛盾した内容のように思えるかも知れません。 でも、私の頭の中では、全く矛盾はありません。 できるだけ①と②を同時に満たす「好条件」にのみターゲットを絞ります。その「好条件」とは、チャート上ではどういうパターンなのか? どう矛盾していないと言えるのか? については以下、次回に続きます。 (引っ張るつもりは全く無いんですが、じれったかったらごめんなさい。)



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2006年08月31日

チャートの何を見るか?(3)

株価の動きには3種類あります。

 ①上昇 ②下降 ③横ばい

デイトレーダーにとって関心が高いのは、① > ② > ③ の順になるのではないでしょうか? ③に至っては、誰も振り向きもしてないと思ってませんか? 「値上がり、値下がりランキング」がトレードツールとして重視されていますから、これも当然だとは思います。 でも、「人の行く、裏に道あり、花の山」という古い相場の格言はここでも生きていると思うのです。

多くの「プロ」トレーダーは、この③に狙いを定め、「引き金」を引く瞬間を待ち構えているのです。 花火 デイトレで確実に利益を上げる為には、「発射された花火」がきれいだから飛び乗るのではなく、「発射寸前の花火」を事前に見つけ、「しっかりと監視」して、「発射直後に飛び乗る」事が必要なのです。「急騰」してしまった株を買ってはいけない。という事を前回の投稿で書きました。 勿論、更に上昇する場合もありますが、それは「確信犯」に大事な「虎の子」を託してしまう行為に等しく、「下落」リスクが高くて「根拠のある損切ポイント」の設定も困難な、「敗者のトレード」だからです。

既に大きく動いてしまった株を追いかけてはいけません。 「急騰」って、目立ちますよね。 では何の為に「急騰」しているんでしょうか? あなたに「儲けてほしくて」、「急騰」という分かり安いサインを送ってくれているんでしょうか?

「な訳、ねーじゃん。」です。 多くの「急騰」が、あなたの虎の子をもぎ取るため「だけ」に「演出」されているのです。 「嘘」だと思ったら、あなたのトレードスタイルと過去の損益履歴を参照してみて下さい。 あなたが「きれいな花火」が好きで「追っかけ」も好きなら、きっとあなたの収支はマイナスになっているはずです。

重ねて書きますが、「プロ」トレーダーは「横ばい」株に注目します。 「横ばい」しているのは、単に「停滞」している場合も有りますが、実はその多くはアキュムレーション 又は ディストゥリビューションの過程であり、つまり「エネルギー充填期間」なのです。 (アキュムレーションとは「確信犯」が値上がりしないように株を買い集めている状態、ディストゥリビューションとは「確信犯」が値下がりしないように株を売りさばいている状態、とでも理解しておいてください。)

例えばある「確信犯」が、A株が現在1000円なのに対して、実際には1500円の実質価値があると「確信」したとしましょう。 あなただったら、どうします? すぐさま一杯買い込んで、その株を「急騰」させますか?

「な訳、ねーじゃん。」

です。 じっくりと1000円近辺で買い集めるはずです。 で、十分に1000円近辺のコストで買い集め終わったところで、1500円に向けた「上げ」のフェーズに移ります。 でも、横ばいが、アキュムレーションなのかディストゥリビューションなのかは、なかなか見抜くのが難しいのです。(「相場で儲ける法」参照) その為、「レンジ・ブレイクアウト」という手法を用いる事になります。 これにより、

① 「目標より高くなったところで買い、安くなったところで売る」

② 「安きに買い、高きに売れ」

が両立したトレードが実現するのです。 字だけでは分かりにくいでしょうから、次回は「」でご説明しましょう。



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2006年09月02日

チャートの何を見るか?(4)

accumulation

チャート(日足)というのは、「ボヤーン」と見ていると、上のように、単に上ったり、下がったりしているだけにしか見えないかもしれません。 しかし、株価の動きには、

①上昇

②下降

③停滞(アキュミュレーション、ディストリビューション)

randum

の3種類がある事を覚えておいて下さい。チャートを見る時は、特に③が無いか、よく探してみて下さい。上のチャートは③を強調して書いていますが、実際株価というのはこのように動きます。 「Break」と書いてあるところが、エントリーの狙い目です。 このチャートだと、まず「買い」のブレークが2回あります。 この「Break」のポイントで仕掛ければ、「アキュミュレーション」のエネルギー充填が終わったその直後、その後の上昇値幅の殆どが狙える上に、もしまた「もみ合い」の位置まで下がればすぐさま「損切」する事で、リスクを小さく抑える事ができます。 (「急騰」直後の、エネルギーの無い、しかも根拠のある損切さえままならないトレードに対し、どれほど「優位性」がある事でしょうか?)

 「安く買いたい」からといって、揉み合っている最中にエントリーしてはいけません。 いつまで揉み合うか解らないのでデイトレにならないし、ブレイクしてみない事には、その揉み合いが「アキュミュレーション」なのか「ディストリビューション」なのか解りません。 「揉み合い」で買うのは「安物買いの銭失い」だと覚えておいて下さい。

そのかわり「Break」したら、迷わず、素早く飛び乗る必要があります。 このタイミングが、難しいと言えば難しい。 (慣れればそんなに難しくない?) でもこのタイミングで飛び乗る事こそが、狙った位置まで高くなったら買い、安くなったら売る安きに買い、高値で売れの相反する事柄を同時に満たす事になるのです。 「指値」しても、買えずに取り残される事もあるでしょう。 でもそこで追いかけてはいけません。 なぜ買えなかったのか、どうすれば良かったのかなど、今後のトレードの教訓として活かし、そのトレードそのものは「見送り」ます。「空振り」したのと「ただ、見送ってしまった」では全然違います。 「空振り」は立派な経験です。どんどん「空振り」して下さい。 2回の買いの後は、2回の「売り」の「Break」が書いてあります。 考え方は「買い」の時と全く同じ。ただ上下反対なだけです。 最高値の「揉み合い」から下落するところでは「Break」と書いてありません。 もちろん「売り」で入っても良いのですが、他の4つの「Break」ポイントよりは劣ります。なぜだか考えてみて下さい。 (ヒントは「トレンド」)

 「買い」の2回のポイントと、「売り」の2回のポイントは、ほぼ水平な位置にあります。 これも意図的に書きましたが、実際のチャートでもよくある事です。 それまで「抵抗線(レジスタンス)」だったものが「Break」されれば、「支持線(サポート)」に変わり、逆にサポート・ラインが一旦ブレイクされると、今度はレジスタンスに変わるのです。 「テクニカル分析」というと難しそうに感じるかもしれませんが、具体的に書くとこういう簡単な事柄なのであり、知らなければ「不利」なのは言うまでもありません。 (もっと詳しく知りたければ、「参考書」を読んで下さい。「先物市場のテクニカル分析」や「短期売買入門」等がご参考になると思います。)

今回の記事は「デイトレ」の基本中の基本と言えるでしょう。 でも、基本をバカにしてはいけません。

基本=重要ではあっても、基本=簡単ではありません。

実際、これだけでもある程度の水準に達すれば立派な「プロ」です。 どれだけ「有望」なチャートを多数発掘し、しっかりと「監視」し、いかに「タイミング」を逃さずにエントリーできるか? これらの技術の一つ々を磨き続ける事によって、トレーダーは向上して行きます。 全て「収益」に直結する要因であり、どれ一つ疎かにしても「プロ失格」です。 他にも様々な「テクニック」が存在しますが、まずこの記事以上に「重要」なものは無いでしょう。 この記事のテクニックを中心に据えて、ある程度納得のいくトレードが出来るようになったら、他の「テクニック」を試して見る事にも意義があるでしょう。 でも、この記事のテクニックもままならないのに、すぐうまくいかないからと言って、他のテクニックを探し歩いても、多分「徒労に終わる」と思いますよ。 更にこの記事の内容を敷衍するか、別のテクニック等について書くかはまだ決めてません。 リクエストや、ご質問などあれば、コメントでお願いします。



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チャートの何を見るか?(5)

前回は、

 「アキュミュレーションのブレイクで買い」

「ディストリビューションのブレイクで売れ」

 というような事について書きました。 そして、それが基本中の基本である事も。 だから、私の記事を読むまでもなく、この事(テクニック、手法)をご存知だった方も多いと思います。 でも「知ってる」だけではなかなか利益になりません。 (簡単にできたら、みんなトレーダーになってしまいます。) その傾向と対策について、少し書いてみます。

(1)「トレード・チャンスにある銘柄が見つけられない」トレーダー(のつもり)であるなら、「チャートを見る訓練」が必要だと思うのですが、あなたはいかがでしょうか。 まず、好きな参考書で「テクニカル」の基本を頭に叩き込んだら、ひたすら「多くのチャート」を見る必要があります。 デイトレだからといって、「分足」ばかり眺めていても、上達は望めません。 「年足」「月足」「日足」とありますが、毎日最低でも100銘柄の「日足」くらいは、見る習慣をつけたいものです。 毎日多くのチャートに目を通していると、チャートを読み取る精度が増すと同時に、読み取る速度も上ってきます。 最初のころはただの「上下運動」にしか見えなかったものが、次第に「具体的なチャート・パターン」として、頭の中で自動的に分類を始めている自分に気づくでしょう。 こうなれば、かなり訓練も進んでいると思って良いでしょう。 チャートを見る時には、トレンドライン、支持線、抵抗線を書き込んでみましょう。 これに慣れてくると、もう実際に線を引かなくても、それらの線が頭の中で合成されるようになります。 しかも実際に書き込むより何十倍も高速で。 この練習は、とにかく実戦での判断力を養う効果があります。 デイトレでは、同時に複数のチャートを監視する必要がありますが、一つ々のチャートに何十秒もかけている暇はありません。「パッ」と見て、すぐ次に進む。この「パッ」の瞬間で、エントリー・チャンスの迫った銘柄か、そうでないかを判断する訳です。 これが上手にできなければ、他のテクニックにどれだけ優れていても、肝心の「エントリー・チャンス」にめぐり合う可能性が極端に少なくなります。 すると、チャンスでもないのにエントリーしてみたり、あるいは1日のトレード回数が少なすぎる、といった悩みを抱える事になります。

とにかく、市場には数千の銘柄があるのです。 必ず毎日、いくらでも「エントリー・チャンス」は生まれています。 ただ、それを人より速く、多く、正確に見つけ出せるかどうかが、鍵なのです。 トレードがうまく行かない場合、手法や自分の判断力のせいにする事が多いものですが、実際には「チャートが見えていない」というのが原因である事が少なくないと思います。「チャートが見えてるか、見えてないか」って、自分では解らない事なので、結構深刻です。

チャートが「見えているのか、見えていないのか」自信の無い方は、騙されたと思って、まずは1週間、毎日2時間以上、できるだけ多くのチャートを見、補助線を書き込んで下さい。(テクニカルの基本が解っている事が前提です。) そうすると、例えば1秒、5秒、10秒などの限られた時間にチャートから得られる情報量が増加し、かつ正確に判断ができるようになっている自分を発見できると思います。 マーケットで生き残る為の、非常に大きな「優位性」を獲得できたと思って良いと思います。(つづく)



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2006年09月06日

チャートの何を見るか?(6)

前回は、 「毎日最低2時間はチャートを見て、チャートの読解能力を高めて下さい。」 といった事を書きました。 このブログで既にご紹介しているように、私はトレードの最初の一ヶ月は完全なシステムトレードで、殆どチャートを見ていませんでしたし、見ても、その意味は殆ど理解できていませんでした。 結果として利益は出た訳ですが、まるで「目隠しをして峻険な岩山を走り回る」ような恐怖を覚え、プレッシャーに押しつぶされてしまいました。 そして、その後の11ヶ月は負け続けてしまうのですが、今思えば全く無駄な11ヶ月でもありませんでした。 (ちょっと、長すぎましたが、、、)

なぜなら、その間ずっとチャートを見続け、知らぬ間にチャートの読解力だけは確実に向上していたからです。 チャートの読解能力は、毎日継続して、チャートに現れている「ポイント」を意識しながら見続けることで、確実に向上します。 まず「最低2週間、毎日2時間」は継続してみて下さい。 これだけやれば、まず「使用前」「使用後」の違いが意識できると思います。 チャートの意味が、自分のなかで少し変化した事に気づく事ができる仕事量だと思います。 そして、更に数ヶ月(人によって違います)継続する事で、「私はチャートを読む力を得た」と実感できるようになると思います。 この事を実感しているトレーダーって、マーケットに何%いるのでしょうか? このブログを書く前は、チャートを見ると言う事が、私にはあたりまえすぎて、なんとなく80%はいるような気がしてましたが、このブログを通して、少し変わりました。 多くても50%もいないのではないか?と。

まあ、いずれにせよ非常に価値のある「優位性」を獲得した事になると思います。 毎日のこの2時間を、より効果的に使う方法があります。 予習は疲れるワン

言うまでもないでしょうが、「予習、復習」に充てる事です。 まずその日のトレード毎に、「日足」「30分足」「5分足」の3種類をそろえ、収支はもとより、エントリーとエグジットの動機、反省点などを明確に記録します。デイトレであっても、「日足で根拠のあるエントリー」が、勝率アップには欠かせません。だから「日足」も保存します。 この時、例えばエントリーの動機であれば、その根拠となるチャートのポイントを、補助線も記入して保存します。 この資料が集まれば、自分の長所、短所、有効なテクニック、回避すべき落とし穴、など、自己のトレードを具体的に改善できる、とても貴重な資料となります。 数ヶ月前に自分でチャートに記入した事柄が、あまりに子供じみて見えて、びっくりするかもしれません。 (今は、他の方のブログのチャート記録を見て、毎日びっくりしています、、、。)

トレード記録が終わったら、次は「得意銘柄リスト」のチェックです。 5銘柄でも、10銘柄でも、20銘柄でもかまいません。 自分の好きな銘柄の日足と分足を、毎日1回は詳しく見る事をお勧めします。 次第にそれぞれの癖やトレンド等が頭に入り、ザラ場での「瞬間的」な判断に良い影響を与えます。今日、大勝させてくれた銘柄をリストに加えたり、いつも損ばっかりの銘柄をリストから追放したりします。

次は「ランキング・ボード」を併用します。 出来高の急上昇した銘柄、値上がり率、値下がり率の上位銘柄を、できるだけ多く見るようにします。「明日、ここまできたらエントリーしよう。」とかの作戦も立て、必要であれば監視銘柄リストに加えたり、「リミット・マインダー」に価格を入力しておきます。 これだけやれば、2時間なんてあっという間です。 勝つ事って、結構大変ですね。でも、楽しい作業だとも思います。 最後に、「良いチャート」を使う事の大切さも書いておきましょう。 「デイトレーダーの要件、重要度ランキング 第3位」で書いたとおり、私は株マシーンをお勧めします。 これは、好き、嫌い、のレベルではありません。 まるで違うのです。



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2006年09月08日

チャートか、板か?(1)

3年くらい前でしょうか、板情報がそれまで3本値だったのが、5本値まで見えるようになりました。 急に視界が開けたような気がして、その事を先輩トレーダーに話したのですが、

「俺は今でも3本値を使っているし、実際には現値のところしか見てないよ。」

 と言うので、驚いたものです。 板情報とは何でしょうか?

答:現在最も安く買える値段と、もっとも高く売れる値段を知る為の情報

確かなのは、これだけです。 ところが、殆どの参加者はそうは思っていません。「上値が重い」 「厚い蓋がある」 「買い板が厚くて、売り板は薄い」 「現値より数ティック下に厚い買板がある」こうした様々な思惑で売買の判断をされていると思います。 でも、先の先輩トレーダーがなぜ、「現値しか見ていない」と言ったのか、一度は考えてみる価値があると思います

見せ板」という言葉はご存知だと思います。 実際にはその価格での売買する意思がないのに、指値注文を入れ、その注文が板に反映されている状態です。 これは一応「違法行為」とされているものの、一旦出した指値注文を引っ込めるのは自由だし、「売買する意思」が実際にあったか、無かったかの証明はそう簡単にできるものでもありませんから、あまり違法行為として摘発されたという話は聞きません。 従って、「見せ板やり放題」の状態です。 現値の板以外は、どれだけ本気かわからない、ただの数字にすぎません。 証券会社のプロ達が、あの手この手で「見せ板」を演出し、経験不足トレーダーから資金を「毎日」巻き上げているという事実、ご存知とは思いますが、改めて認識してみて下さい。

本当に買いたければ、現値の売板にぶつけるか、現値の買板に並びます。 現値の数ティック上に指値するというのは、「本気度が薄い」「見せてるだけ」と、まず疑ってかかる必要があります。 例えば4ティック上に厚い板がドーンと蓋のように待ち構えている時。 到底ブレイクできるとは思えないかもしれませんが、実際に現値がそこまで移動しても、そこにまだ存在しているかどうかは全く分かりません。 その板を出している人間だって、間違いなく「高く売れるものなら1円でも高く売りたい」と思っているのです。 買エネルギーが強いとわかれば、あっけなく消えて無くなります。

現値から離れた位置に厚い蓋があれば、それはアキュムレーションのサインかもしれません。「ほら、この価格以上にはなりっこないんだから、とっととあきらめて売っちゃいな。」と言いながら、どんどん買い集めているのかもしれません。 蓋を見て、つい買い控えたり、利確したとたんに「急騰」した。 なんてのは、だいたいこれにやられている訳です。

現値より離れた位置に厚い買板が見えるのは、ディストリビューションのサインかもしれません。 「この価格でならいつでも買ってやるから、安心して買いなさい。」 と言いながら、大量の持ち株を売りさばいているのかもしれません。 「ここまで安ければ買いごろだろう。すぐ下には厚い板があるし。」 なんていって買ったり、ナンピンしたとたんに梯子をはずされた事はありませんか? (実際、こうした事は毎日繰り返されています。勿論、全部がそうだとは言いませんが、、)

私は、板情報を根拠にしたノウハウを否定するつもりはありません。 すごく儲かっている人もいる事でしょう。 でも、それは「簡単」にはできるはずがない事も知っておいて下さい。 私も試した事がありましたが、とても難しく、自分のトレードスタイルの方が壊れてしまうので、止めてしまいました。 本屋で1000円前後で買える本のノウハウを、ちょっとかじったくらいでバンバン儲かる方がおかしいのです。 板情報を根拠にしたノウハウに共通しているのは、「スキャルピング」的であるという事です。(原理的に妥当ですね。) 損がでれば即刻「なんとも思わずに」損切し、ある程度の利益ですぐさま撤退する。 (秒単位の判断力が必要で、デイトレードでも最もシビアな「運動神経」が要求されます。) そうした徹底した規律は勿論の事、板情報だけから、売り時、買い時を判断できる特殊な才能、あるいは大変な訓練が必要になります。 チャートを根拠にトレードするか、板を根拠にトレードするか? 選ぶのはあなたです。 私はチャートを選びましたが、「板じゃ、だめだ」と言うつもりもありません。 ただ、板情報は「現値」以外はなんらの実態的裏づけも無く、無数のプロが「訳知り顔の新米トレーダー」に罠を仕掛けている場にすぎない、という可能性もある事を認識して頂きたいと思います。

板情報は「現在」の価格や板の厚さを知る上で欠かせませんが、その先となると、実体なのか蜃気楼なのか判然としない「曖昧な情報」しか提供していません。 未来眼鏡 人は、ディスプレイに表示されている事は、無意識に信用してしまいがちですが、所詮マーケットには「未来が見える眼鏡」など存在しないし、存在する訳も無いと言う事を理解して下さい。 板についての私の見解を述べましたので、次回はチャートについて、今までより少しだけレベルを上げた内容を書いてみたいと思います。



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2006年09月09日

チャートか、板か?(2)

前回は板情報が、現在と、ほんの少し未来が見えるツールである事を書きました。 このツールを使って儲ける事も可能かも知れません。 でも、誰でもやっているような程度の読みでは、儲けるより損する可能性の方が高い事を忘れないで下さい。板の全てが「」だと言いませんが、あなたに「儲け」てもらいたくって指値している人が皆無な事はわかりますよね。 あなたに「」させたくて板を演出している人がいてもおかしくない事も、理解してもらえましたか?

 一方チャートは、現在と過去しか見えず、未来を表示してはくれません。 (「一目」の事なんか書いてると、ややこしくなるだけなので、ここでは省きます。) しかし、全てが「真実」です。 巨大な資本を持つ機関投資家だからといって、何か「上等」なチャートを見ている訳ではありません。 チャートだけは「公平」です。チャートから何を読み取るかは、トレーダー次第です。

チャートを見て売買したからといって「勝利」が保証される訳ではありませんが、「勝っているデイトレーダー」の殆どがチャートを最重視しているのも、動かしがたい事実です。 あえて「デイトレーダー」と書いたのは、トレードの時間枠が長くなるほど、「ファンダメンタルズ情報」の重みが増してくるからです。 しかし「デイトレ」ではファンダメンタルズは無視しても構わないから、チャートだけはしっかり見る事ができるようになる必要があると思います。チャートをしっかり見るとは、どういう事か?次回は具体的な例で、チャートを見る事の優位性、面白さをご紹介したいと思います。 (今回は「少しレベルを上げた」話までいきつかなくてすみません。)



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2006年09月11日

チャートか、板か?(3)

「チャートの何を見るか?(4)」では、チャートを見る上での最重要基本事項、「株価の停滞に注目し、ブレイクアウトを捉える」事について書きました。

確かに「基本中の基本」です。 これをもう少し詳しく書くと、

(1)まず日足チャートで「上昇中」なのか「下落中」なのかのトレンドを確認する。トレンドには数ヶ月に及ぶものもあれば、数日の場合もある。 トレンドが確認できると、「割高感」や「値ごろ感」といった、日常生活における当然の感覚を覚えるかもしれないが、これに惑わされてはならない。 あくまでも「トレンド」に「フォロー」する事が「収支プラス」の大前提である。

(2)トレンドが見えて「割高」や「割安」に見えても、抵抗線に数度ぶつかって「横ばい」していれば、更に高値(安値)に進む為のエネルギーは準備されていると考える。 抵抗線を「ブレイク」すれば、トレンドが再開する出発点であり、「横ばい」期間に相応する値幅を期待できる。

(3)横ばいにも、ペナントやフラッグといったパターンがあり、更にそうしたパターンにも「より確率の高い」パターンとそうでないものがある。ペナントやフラッグの意味も知らないのでは話にならないが、そうした本からの知識だけでなく、毎日多くのチャートを「意識的に」見る事で、「より確率の高い」パターンを見抜く「目」が養われる。

(4)絶好のパターンを見つけると、つい「もうすぐブレイクする」という先入観を持ってしまい、明確にブレイクしていないのにエントリーしていしまうミスを犯しやすくなる。 私は「ブレイクしたらすばやく飛び乗れ」と書いたが、「明確にブレイクした事を確認して飛び乗る」事の必要性も書かねばならない。矛盾しているようで矛盾していない。勝つ為のエントリーは本当に「容易」ではないが、「真剣」なトレードを積み重ね、その記録をしっかり保存していれば、必ず身につくものだと思う。いい加減なトレードを繰り返し、記録もつけていなければ、待っているのは「退場」だけだ。

(5)デイトレなのだから、トレンドはほんの数日のものでもエントリーの根拠になりうる。しかし抵抗線については、半年から1年程度は前に遡って確認しておく必要がある。 残念ながら、この抵抗線を自動的に表示してくれるチャートを私は知らない。だからこそ、抵抗線をチェックしておくことは、チェックしていないトレーダーに対する「優位性」となるのである。マーケットはトレーダーの積み重ねた「労力」に報いるものである。

等が考えられます。 実際には「指数やマーケットの状況」等も考慮しますが、それについては今後書きたいと思います。 上記の基本事項を守り、詳しくトレード日誌を書き続けて定期的に「過去の問題点と今後の課題」 などについて検証を続けていけば、確実に上達するはずです。

例えば私の場合、「ブレイクしたらすばやく飛び乗れ」という知識が先行しすぎて、「ブレイク直後にエントリーできなければ、そのまま見送る」という一見正しい行動が、実は利益を大きく損なっていた事を日誌から発見する事ができました。 勿論、「急騰」してしまってから飛び乗る訳ではありませんが、あまり厳格に「基本事項」を守っていても、それはトレーダーの未熟さゆえに「曲解」してしまっている場合も少なくないのです。 まさにマーケットの事は、マーケットから学べ!ですね。

またも、予定より長くなりすぎました。 「見せ板」同様に、チャートにも「見せブレイク」がある事はご存知ですよね。 次回はこれについて書いてみたいと思います。 (本当は今回一緒に書くつもりだったんですが、、、、)



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2006年09月14日

チャートか、板か?(4)

見せ板」があるように、「見せブレイクアウト」もあります。

 前日終値より安く始まり、その前日終値の位置なんかに、そこそこの圧さの蓋があって、チョコチョコと食われてるんだけど、なかなかブレイクしない場合。 それが値動きの激しい銘柄なら、多くのデイトレーダーがブレイクを待ち構えています。 と、そのとき大きな買いが立て続けに入って、蓋が外れたとしましょう。ブレイクです。 どっと買いが押し寄せます。あなたも、参戦するかもしれません。 長い陽線が発生します。ここで参戦するトレーダーも少なからずいます。 でもそれが「見せブレイク」であれば、仕掛けた「やつ」は既に売りに回っています。

やがてそこに「確信犯」がいないらしい事がわかると、次第に下げ始めます。 まだここで「値ごろ感」で買うトレーダーもいます。 でも、やっぱり下げます。 「確信犯」が売りに回っている場合、デイトレーダーの勢いだけでは高値は維持できないのです。

本物の「ブレイク」と「見せブレイク」は、近視眼的にチャートを見たのでは区別がつきません。 でも、過去1年くらいの日足を眺めると、「見せブレイク」には、見せ板があった価格より少し上に強力な抵抗線が見つかる事がよくあります。 「見せ板」と「見せブレイク」を仕掛けた「やつ」は、あるいは今後、その強力な抵抗線を抜いて買い上がるつもりがあるかもしれません。 でも、すぐに上げたんではつまらない。 何度かこうした罠を仕掛け、「甘いトレーダー」の蜜を搾り取るのです。 抵抗線のすぐ下で買うなら、そこまでの薄い利益を前提にエントリーするか、最初から見送るのが賢明です。 (基本的には、抵抗線の直ぐ下の位置なら、全て見送っても良いと思います。そんなのより、もっと良い銘柄は、必ずあります。)

それらしい抵抗線もなく、どう見ても「ブレイクアウト」にしか見えないブレイクアウトもあります。 それは、誰が見ても「ブレイクアウト」ですから、「見せブレイク」を仕掛けて小遣い稼ぎをたくらむやつもいません。勿論、エントリーです。 マーケットの状態や、「確信犯」の思惑によっては失敗に終わる事もありますが、やはりチャートをよく見るというのは常に大切です。

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(ご注意) 以下の記事は、今までの私の記事と矛盾しています。 私の中で矛盾は無いのですが、それを説明しきる事は、不可能に思われます。 「ある程度の経験」がないと、とても危険な行為です。 とりあえず「こんなのもある」程度の読物として読んで下さい。 気軽にやるべき方法ではありません。

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私の資金力では、あまり効果的な蓋の演出はできませんが、自力で突破できる蓋であれば、狙い済まして一気にブレイクさせてしまう事があります。 ソフトバンクなんて巨艦に対してはありえませんが、新興銘柄ならたまに見つける事ができます。 例えば1000円の株がたった5000株で、結構な蓋になってたりします。 そういう時、状況を見てこの板を一気に食ってしまいます。 5000株きっちり買うのではなく、7000とか10000とか、買った後に少しでも買い板が残る程度に買う方が効果的なようです。 自分が「確信犯」でない事は一番わかってますから、すぐに撤退の準備(成行きによる反対売買の注文画面の用意)をして「板」を見つめます。この瞬間は作為的な板が無い状態なので、チャートより精度の高い情報が得られます。 超短期には確かに板も重要です。 そのまま本当に「ブレイク」してしまう確率も30%程度は有るようですが、欲張は禁物です。 少しでも勢いが弱まったと感じたら、すぐ撤退が鉄則です。 リスクも高い方法なのであまりお勧めしませんが「これぞ!」というのがあれば試して見てください。(ご注意を読んだ上で、判断して下さい。) 太いものに巻かれて頂く利益とはまた違った、「ハンティング」の快感があります。 (私は動物好きなので、鹿や鳥を撃ち殺したりはできませんが、、、) こうした「見せ板」「見せブレイク」を「嵌め込み」と呼ぶ事があります。 あなたは「嵌め込み」をどう思いますか? 次回は、その事について書きたいと思います。



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2006年09月15日

「投資家」か「投機家」か?

嵌め込みとは、証券会社等が善良な個人投資家を欺き、資金を巻き上げる行為」 と一般には受取られています。 確かにそういった側面がある事を否定しませんが、「大きな勘違い」がある事について言及したいと思います。 投資

 「投資家」とは何ですか? 株式投資の場合、無数にある株式会社から、将来性があり成長の見込みがあるものを選び、見込み通りその会社が成長した時に得られるキャピタル・ゲインや、比較的高い配当利回りを期待してお金を投資する人の事です。 その行為はまさに資本主義経済のエネルギー源です。 思惑通りに会社が成長して利益が得られるかどうかは、「投資家」の判断に対する自己責任の範囲の問題ですが、その投資家を欺くような、例えば「粉飾決算」等が犯罪である事は明らかです。 そうした犯罪から、国は投資家を守っているという事を示す必要があり、これができていなければ、その国は「資本主義経済」の看板を下ろさねばなりません。

短期の取引を頻繁に繰り返すトレーダーは「投資家」でしょうか。断じて違います。(「塩漬け」でトレードをあきらめた長期保有者は、しかたなく「投資家」の道を選んでしまったと言えなくもありませんが、「塩漬け」を目論んで参入したのでない事は明らかであり、やっぱり投資家とは言えないと思います。)

 短期売買は「投機」であり、短期トレーダーは「投機家」なのです。

「投機」を広辞苑で調べると、

 ・損失の危険を冒しながら大きな利益をねらってする行為。やま。

 ・市価の変動を予想して、その差益を得るために行う売買取引。

と書いてあります。 「投機」とは解りやすく言えば「ギャンブル」であり、「投機家」とは「ギャンブラー」です。 あなたが意識していようといまいと、あなたがデイトレやってるなら、あなたも立派なギャンブラーです。

証券会社の嵌め込みにあったからって、腹を立てるのは、少し違うと私は思うのです。 なぜなら、証券会社がプロなら、あなたもプロだから。 証券会社が「見せ板」と「偽ブレイク」を演出する場合、相当のリスクを負っています。 もしかしたら「見せ板」のつもりの空売り注文を、大きな資金力のある誰かが一気に買占め、さらに踏み上げてくるかもしれません。 相手は小口デイトレーダーばかりではないのです。

もし、全く架空の見せ板(買い注文をぶつけても買えない板)なんてものを証券会社で作れるのであれば、これはまさしく「イカサマ」であり、許されるものではありませんが、普通に注文を出したり、引っ込めたりしている事において、資金力の差こそあれ、「投機行為」である事に違いは無いと思うのです。 こういう事を書くと、反感を覚える方も一杯いらっしゃると思いますが、あえて正直な気持ちを書いています。

 「嵌め込み」を「」と思うのは勝手ですが、あなたがやっている「デイトレ」と本質的な違いは無いという事について考えてみませんか? なぜなら、あなたも「安い」と思うからこそ、人に先んじて買おうとするし、「もう下がりそう」だと思うから、大急ぎで誰かに売りつけてるんですよね?「デイトレ」って、誰かに損してもらわないと、儲けられないのです。ここが「投資」と全然違うところです。 無邪気に「100万を元手に1億目指す!」なんて目標を掲げるのは自由ですが、じゃ、だれがその9900万円を払ってくれるのか? もし目標を達成できたとしたら、その9900万円の殆どは、そのトレーダーより弱いトレーダーから奪い取っているのです。バーンスタインのデイトレード入門、実戦で引用しましたが、「有望なターゲットを見つけ、それに狙いを定め、引き金を引き、獲物を捕らえる事に集中する。 まるで守銭奴のように聞こえるが、これがトレーディングなのだ。

有望なターゲットとは、チャートのポイントであると同時に、もっと生々しく言えば、「自分より弱いトレーダー」なのです。 びっくりされた方もいるかもしれませんが、これが現実であり、デイトレードなのです。 

「私は健全な「投資家」であり、誰にも損させることなくデイトレで儲けてみせる。」そんな「寝言」みたいな考えで、生き残れる訳がありません。優位性について考えるでは、マーケットに狼とブタがいると書きましたが、これは単なるたとえ話なんかではありません。 本当にあなたも狼になって、ブタを食べない限り、生き残る事などできないのです。 もしこの事実に嫌悪を覚えるのであれば、資金が残っている今のうちにデイトレーダー以外の道を探した方が良いと思います。

嵌め込み」にあって証券取引等監視委員会に訴えるのは全くの自由ですが、その前にどうやって「嵌め込み」にあわないか、自衛の為の方策を検討される方が遥かに効果的だと思います。 一応「見せ板等は違法」とはなっているものの、証券取引等監視委員会が守るべきは「投資家」であって「投機家」ではないのです。マーケットには「ブタ」と「」がいますが、これは言い換えれば「弱いプロ」と「強いプロ」なのであり、「プロ」である限り、その責任は自分で負うしかなく、所詮誰も助けてはくれません。(つづく)            



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2006年09月16日

トレードというゲーム(1)

「投資家」か「投機家」か?では、自分を「投資家」だと思っていた方にはショックだったかもしれません。 でも、これは本当の事だし、混同しているのは良くないと思って書きました。

 「デイトレが、誰かに損してもらわないと成立しない商売」である事にもショックを受けた方がいるかもしれませんが、これもどうしようもない事実です。 でも、すこしネガティブに書きすぎたかもしれません。 デイトレは投機であり、従ってギャンブルですが、かなり良質なギャンブルです。まず第一にテラ銭(もう少し品良く言えば、控除率)が安い。 競馬なんて控除率25%です。 1000円の株を1000株買ったら、もうその時点で25万円天引きされているのと同じです。 1300円くらいに値上がりしなければ損失となります。 ありえませんよね。

競馬で生活する」と比べたら「デイトレで生活する」のは極端に簡単です。 当然「競馬で飯を食ってきた」という人の事は参考になります。 (信憑性が大事ですが、、、。)勝負の極意では、ギャンブラーの考え方と言うものを知る事ができて、私にはとても参考になりました。 ルーレット 宝くじなんて、ほぼ「50%」です。 さすがに「宝くじで飯を食ってきた」という人の話は聞きませんが、売上げは相当なものです。 控除率が50%という事は、3億円受け取る為にはおよそ6億円必要という事になります。 毎月6万円宝くじを買うとすると、3億円当たるまでに通常なら800年! すごく運が良ければ100年くらいで当たるかもしれませんが、生きてられませんね。 全く「国」のやる事はエゲツナイの一言です。

これが「民営」となると「競争原理」が働くので、グッと控除率が下がります。 5%~10%程度でしょうか。 だから、実際パチンコやスロットで「飯を食っている」人は相当数いるようです。 でも、これでずっと生活していけるかというと相当厳しい。 機種がコロコロ変わるだけならまだしも、法律までコロコロ変わります。 仮に5年生存できたとしても、更に5年生存できる保障はまるで無いのです。 国は「公営ギャンブルでお金を浪費する人」は好きですが、「ギャンブルで生き残っている人」は大嫌いなのです。

ところが、トレードの控除率はインターネットの普及でグングンさがり、1%を大きく下回っています。 このおかげで、規律さえ守れれば「ネコでも勝てる」のです。 基本的な構造はずっと同じなので「今日まで有効だった手法が、明日から突然無効になる」なんて事もありません。 パチンコなんかに比べるとマーケットというパイは桁違いに大きいので、年収の上限もありません。 パチンコで年収5000万円なんて自慢する人がいても「嘘つき」で片付いてしまいますが、「デイトレで年収1億」なら、十分ありえる数字です。 パチプロが1人いれば、専業デイトレーダーが10人いても全くおかしくありません。 実際、デイトレの成功者にはパチンコ・パチスロからの転向者が少なくありません。 パチンコ等で鍛えたギャンブル感覚はトレードでも有効だと言う事です。

誰かに損してもらわないと成立しない商売」というのも、事実ではありますが、全く良心の呵責に苦しむ必用はありません。 なぜなら参加者全員が「リスクマネー」を投じているからです。 リスクマネーは、になって帰ってくる事があるかもしれない代わりにゼロになってしまうかもしれない事を予め納得した上で支払うお金です。 勝っても負けても、完全な自己責任。 負けて誰にも文句を言えないのと同様に、利益を得たからといって誰に気兼ねする必要もありません。 トレードで恒常的に勝つ為には、尋常ならざる競争に打ち勝つ事が必用なのであり、実際にその競争に勝ち抜いた人が尋常ならざる報奨を得る事を、誰に気兼ねする必要があるでしょうか? (それでもやっぱり気が引ける、と言う天使の心をお持ちの方は、やっぱりデイトレはお止めになった方が良いと思います。ビジネスはトレード以外にも、いくらでもありますから。)

次回は、デイトレをゲームという観点でもう少し書いてみたいと思います。 (今回の記事では便宜上「税金」についての考察は省きました事、ご了承下さい。)



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