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2008年7月 6日

デイトレで成功する人、しない人(1)

もう2年以上ブログを続けてきて、いろいろな人とメールやコメントで接触してきました。
うまくいってる人5割、なかなかうまくいかない人5割という感じです。
本当は、うまくいってない人の方がかなり多いはずだと思いますが、うまくいってない人が私にメールしてくる率が低い為に、こういう結果になっているのだと思います。

そうしたやりとりの中で、勝てるようになる人の傾向も、少しづつですがイメージできるようになってきました。
殆どが「当たり前」の事だと思いますが、あるいはこの記事でその「当たり前」の事について再発見してもらえる場合もあると思うので、少し連載してみたいと思います。

勝てるようになる人と、なれない人を分ける最重要ポイントは、

「ポジティブ・シンキング」

であるかどうか、という事です。

デイトレードで勝てるようになるというのは、簡単な事ではありません。
もし簡単な事だったら、誰でもデイトレーダーになってしまい、「普通のお仕事」をする人がいなくなってしまい、社会が破綻してしまいます。
だからトレードを続けていけば、様々な問題にぶつかります。
これは絶対に避けられない事です。
日々問題との格闘がデイトレードである、と言っても過言ではありません。

でもその時に、

「じゃあ、こうすれば良いんじゃないのかな?」

と、自ら考え、検証し、乗り越えていける人が「成功する人」です。

何か問題にぶつかると「やっぱり駄目だ」という意識が先行し、考える事を止めてしまう人は成功できません。
「否定」からは何もうまれてはこないのです。

例えば、取り組んでいる手法について、

「すぐにトレイリングストップにひっかかって、利が伸ばせない」

という問題にぶつかったとします。
これに対しポジティブ・シンキングの人なら、すぐに何通りもの対策を思いついて検証を開始するでしょう。
でもそうでない人はすぐに、

「この方法じゃダメだ。他にもっと良い方法を見つけなくては。」

と、考える事を止めてしまいます。
確かに有効な手法と無効な手法を見分けて、無効な手法にかかわっている時間を節約できる事も必要ですが、常に「自分の道は自分で切り開かねばならない」という前提を忘れていては、永遠に手法のジプシーを続けなければなりません。

デイトレーダーに問題を与える事もなく、やり始めてすぐに利益が出て、その後もトントン拍子に儲かり続ける方法など、この世に存在するはずがないのです。
(もしあったら、社会が破綻します。)
デイトレーダーには常に、解決すべき問題、改善すべき問題が残されています。
それを前向きに克服し続けられる人が成功する人です。

トレードで勝つというのは、あらゆる意味で「競争に勝つ」という事です。
そこには、特殊な才能も、学歴も一切必要ありませんが、「競争に勝つ」という事は、自分から勝ち組になる為の努力を継続しない限りは絶対に達成されません

「デイトレードで稼いでやろう」

と決心する事は誰にでもできます。
しかしそれは、数々の問題を自力で乗り越えていくという事が前提になっていなければ、単にお金と時間を失う為の決心にすぎない事を理解しているべきです。
人間の意思は弱く、楽したいですから、できれば問題は避けたいのが人情です。
でも、それでは競争に勝てる訳もありません。
トレードは、チケットを購入しさえすれば目的地まで連れて行ってくれる「パック・ツアー」に参加するのとは訳が違うのです。
10人で出発すれば、9人が安否不明になっていまう、戦慄すべき「サバイバル・ツアー」なのです。

問題にぶつかった時、それを当然の事として受け止め、そして当然のように乗り越えていく為には、常に「自分は必ずトレードで稼げるようになる」という前提のもと、どんな障害も乗り越える事ができるという「ポジティブ・シンキング」が必要です。

「ポジティブ・シンキング」で問題を解決し続ければ、最後は必ず稼げるトレーダーに到達するでしょう。
勿論、マーケットから退場宣告されずに生き残る事が前提ではありますが、、、

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2008年7月 8日

デイトレで成功する人、しない人(2)

デイトレーダーが「ポジティブ・シンキング」である事を求められる最大の理由は、それが「負けを前向きに受け入れる必要のある職業」であるという事です。

どんなプロスポーツでも、プロ棋士でも、「勝負」であるからには「負け」る事もありますが、それを積極的に(自分から進んで)受け入れる必要のある職業って他に有るんでしょうか?
どういう事かというと、大抵の勝負事は「勝ち」か「負け」かが強制的に決するようにできています。
いくら「負けるのが嫌だ」と言ってもどうしようもないように、ルールが決められています。
そりゃそうでしょう、相手あっての事ですから「俺は負けてない」なんて言い張ってなんとかなってしまうようでは、「勝負」になりません。

しかしトレードは、自分が負けを認めない(=損切りしない)限り、延長戦に持ち込めます。
塩漬け、ナンピンです。
それで負けが勝ちになる事もあるのでトレードは複雑ですが、(無計画に)負けを認めないで塩漬け・ナンピンの常習者になれば、最後には必ず破滅が待っています。
(無計画な)塩漬け、ナンピンは「負けを認めたくない」という人間の本能に沿ったものであり、それで資産が増やせるのであれば、誰でも成功してしまい、社会が破綻してしまいます。

塩漬け、ナンピンで最後に「追証」で止めを刺されて終われば、それはそれで強制的に勝負が決まる訳で、他の勝負事と同じだとも言えますが、「1敗」で再起不能になっているようでは「プロ」が務まるはずがありません。

「人助けに赤も緑もあるか! バシッ」 昔、星飛雄馬(ほし ひゅうま)という主人公(プロ野球のピッチャーの役)は、自分の決め球が「1発」でも打たれると、引退スレスレまでに落ち込んで職場放棄し、苦難の末にまた突拍子もない魔球を生み出して華々しく復活し、しかしまた誰かに「1発」でも打たれると、引退スレスレまでに落ち込み、、、
という事を繰り返して、最後は投手生命ともいえる左腕を損傷して引退。
という漫画(「巨人の星」 梶原一騎原作、川崎のぼる作画、「スポ根アニメ」というジャンルを確立した金字塔的作品)がありましたが、今にして思えば、見事に「マンガ」でした。
勝負事で負けを受け入れられなければ、マンガになっていまうという見本です。
(ちなみにその後「新・巨人の星」として再スタートし、残った右腕でピッチャーとして再起するも、今度は右腕が損傷するまで栄光と挫折の繰り返しになる事を見越した長嶋監督(当時)の意向で出番が徐々に減り、、、、なんだか支離滅裂に終わってしまったようです。「負け」を受け入れないプロの最後を暗示するかのうような作品です。)

自分で「最適な負け」を決める事ができなくてはならない。

なかなか「ピン」と来ない方もいるでしょうけど、トレードって結構大変なんです。
普通の職業には必要のない、特殊なポジティブ・シンキングが求められるお仕事なのです。

このブログの読者なら「ピン」と来てる方も結構いるでしょう。
が、トレードにポジティブ・シンキングが求められる「更にもう一段深い理由」があります。
それも既に「ピン」と来てる方もいるでしょうが、殆どの「ピン」と来ない方々の為に、次回も続きます。

(補足)
プロ・ギャンブラーなら、「今日はここまでにしておこう」と、自ら負けを認めて傷を浅く留める技術を体得している可能性が高いです。
パチプロからトレーダーに転向して成功する人が結構いるのは、勘どころが共通しているのかも知れません。
私は、ギャンブルは全く駄目男なので、詳しい事はわかりませんが、、、

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2008年7月22日

デイトレで成功する人、しない人(3)

デイトレに限らず、何にでも興味を持ち、行動にすぐ移れる人が「成功者」の条件です。
何か新しい事に出会っても、

「どーせ、、、、」

とネガティブな考えが先にたって行動に移らなければ、失敗も無い代わりに成功もありません。

デイトレーダーみたいにハイリスクなビジネスに興味を持たず、堅実な人生に何の不思議も感じないで定年まで行ける人を否定するつもりはありません。
それどころか、尊敬に値します。
そういう人たちが一杯いてくれるから、日本は日本であり続けられるのですから。

デイトレーダーというロケットの燃料は「不満」だった? しかし、何か新しい事に興味を持ち、その事で成功したいと思うのであれば「行動力」が必須要件となります。
人間は、初めてやる事には何にでも抵抗感があり、面倒臭く感じるものです。
でもその「面倒臭さ」に打ち勝ち「行動」に移りさえすれば、当初の「面倒臭さ」は消え、更に進んでいく事ができます。
自分が「引っ込み思案」だと思っているなら、とりあえず最初の一歩だけは無理にでも進んでみる事です。
一歩踏み出すだけで、更にどんどん進んでいける勢いがつきます。(脳はそういう構造になっています。)
デイトレーダーも立派に職業ですから、それで食べていけるようになるには、それなりに沢山の障害物を乗り越えていく必要がありますが、一旦勝ち方がわかれば、これほど魅力的なお仕事もちょっと無いと思います。
何か今の生活に不満があるとき、それを「ストレス」として解消してしまうのではなく、新しい事にチャレンジする為の起爆剤として使えれば、これほど有効な使い道もまたとないでしょう。

明日に続きます。

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2008年7月23日

デイトレで成功する人、しない人(4)

昨日は、「デイトレーダーほど魅力的な仕事はめったに無い」と書きましたが、このままでは誤解してる方も少なくないと思うので、ちょっと脱線します。

デイトレは、確かに魅力的な仕事ではありますが、そんなに面白い「ワーワー」「キャーキャー」と興奮するような仕事では決してありません。
デイトレーダーはジェットコースターで遊ぶ人ではない
ディズニーランドのビッグサンダーマウンテンやスプラッシュマウンテンみたいな刺激的なアトラクションに次々に乗って、「ワーワー」「キャーキャー」大騒ぎして楽しみ、乗り終わったら出口でお金がもらえるような仕事と思っていると、いつまでも本当のデイトレには出会えない事になってしまいます。







デイトレは、田舎の遊園地のショボいメリーゴーラウンドに1日中乗り続けるような仕事です。
最初の1~2周は楽しいかもしれませんが、その後は「退屈」なものです。

デイトレとは単調に回り続けるメリーゴーランドのようなものだ。決して面白さを求めるものではない! 代り映えしない景色の中を、グルグル、グルグル、グルグル、、、、、延々と回り続け、チャンスと思った時だけ仕掛け、それ以外の殆どの時間はじっとしています。

勝つ事もあれば、負ける事もある。

両方が「あたりまえ」のように繰り返されていくだけで、いちいち勝ったから飛び上がったり、負けたから地団駄踏んだり、そういう感情の起伏もありません。
全てが「マンネリ」です。

少しでも「額に汗して働く」という事を知っていれば、パソコンの前に座って時折注文ボタンを押すだけで月収〇百万円と聞けば、どんなに楽しいか想像もつかないと思うでしょう?
ところが、実際に稼げるトレーダーほど、いくら稼ごうが頭の中は
「田舎のメリーゴーラウンド」
グルグル、グルグル、グルグル、、、、、
毎日「マンネリ」な時間を過ごしているのです。

いろいろ手法を試して「これなら勝てる」という方法に出会ったら、いかにそれと同じ(似た)トレードを繰り返せるかに集中して下さい。
ちょっと負けたからって手法を転々としていたら、飽きなくてそれなりに楽しいかもしれませんが、勝ち組の敷地の周りを単に移動しているだけで、決して敷地の中に入っていく事はできません。

「もっと大勝したい!」
それももっともな感情ですが、更なる「大敗」を経験するのが「オチ」です。
大勝を狙わない代わりに大敗もしない、いぶし銀のように「地味」なトレードを積み重ね、ふと振り返ってみると利益が積み重なっている。
これが「理想」です。

デイトレは間違いなく「技能」なので、「繰り返し」がとても重要です。
繰り返しの中から熟練が育ちます。
熟練した事を毎日繰り返すのは「マンネリ」であり、「刺激」とは対極にあります。

今もしあなたが刺激を求めてトレードしているとしたら、確かに退屈はしないでしょうが、余命は長くないと思って下さい。

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2008年7月25日

デイトレで成功する人、しない人(5)

デイトレは「退屈」なものだと書きました。

世界経済は一瞬たりともその歩みを止める事なく、マーケットは毎日表情を変え続けます。
そこでトレードするのですから、あらゆる瞬間が新鮮なはずであり「退屈」な訳がないのではないか?

確かにそれは一理ありますが、、、

でも、毎日表情を変えるマーケットに対して毎日新鮮な気持ち、ワクワク・ドキドキしていては、いつまで経っても「初心者」の枠から抜け出る事はできません。
どのような状況であっても、それは過去に出会った事のあるパターンの再現と見る事ができます。
トレーダーに経験が大事なのは、このパターン認識の精度には経験が深くかかわっているからです。

人間ですから、上昇パターンを下降パターンと見誤る事は勿論あります。
「現状」のパターン分析で、100%未来を言い当てる事など、不可能です。

だからといって、ワクワク・ドキドキする必要なんかありません。
相場は上がるか、下がるかの二者択一です。
ネコでも50%は当たります。
それよりちょっとでも上回れれば、もう「優位性あるトレード」です。
更にその確率を少しでも上げる為に、待つ事もできるし、選ぶ事もできるし、そして何より見送る自由があります。
自信の持てないトレードに自分から飛びこむ必要なんてありません。

勝てないトレーダーはいつもワクワク・ドキドキし、大して優位性も無いのに、とにかく飛びんで行きます。
飛びこまない事には、利益が出ないからです。
飛びこんだからには、負けトレードとなる可能性もある訳ですが、エントリーの瞬間にそんな縁起の悪い事は考えません。トレードには勝つ時もあれば負ける時もある事を十分頭では理解していますが、飛びこむ時には勝つ事しか頭にないのが勝てないトレーダーです。
だから、リスクとリワード比なんてのも頭にはありません。
一旦ポジションを取れば、興奮の坩堝(るつぼ)です。
思った方向に動けば、すぐにも逆行しそうな気がして早々と利確。
「やっぱり俺には、スキャルピングトレードが向いてるぜ!」
なんて、前向きに考えたりします。
逆に動けば「そんなはずはない」と、ヤフーの掲示板に味方を探しに行ったりして時間を使います。
味方の書き込みを見つけると、

「そうだ。そうなんだよ。あんたも分かってるね~」

なんて嬉しく感じたりしますが、ふとチャートに戻ってみれば、既に損切りラインを大きく割り込んでたりします。
粘れば粘るほど傷口は広がるばかりです。

勝てるトレーダーは、それなりに勝算があると確信できる場合しかエントリーしません。
だからポジションを持たない事も多いし、その間は他銘柄を物色したり、本当にチャンスだと思えるタイミングが来るまで待ち伏せしたり、とにかく地味な作業が大半を占めます。
いざエントリーとなれば、何の迷いも無く注文ボタンを押しますが、その時点で、リスクとリワードの比はきっちり計算済みです。
どう利確し、どう損切るかはエントリーする以前に決まっています。
個々のトレードの結果はマーケット次第であり、トレーダーの思いとは何の関係も無い事をよく理解しています。
どこにもワクワク・ドキドキはありません。
一旦エントリーしたら、今度はルール通りの脱出をする事だけが仕事であり、その結果利益がどうとか、損失がどうとか、そういう事を考えるくらいなら、他のエントリーチャンスを探しています。

決まった事だけ、決まったようにやるだけなので、刺激も無く、従って「退屈」な感じです。
頑張って出来る事は全てやり、頑張っても意味の無い事はやりません。

どうどうめぐりのデイトレーダー あなたがもし、「ポジションをとらずにはいられない」とか、「利を伸ばす興奮に堪えられない」とか、そういう症状に心当たりがあるなら、何日でもトレードを休んで、自分のトレードを見つめなおす事をお勧めします。

そのままどう頑張ってみても、「ジリ貧」です。

トレードでなかなか勝てないと思ったら、自分のトレードを細部まで点検し、何が悪いのかを見つけ、その対策が立てられるまで、何日でもトレードを休むべきです。

「とにかく頑張っていれば、いつかは出口にたどりつく」

というのは「前進」していればこその話であって、同じところをグルグル回る続けている場合には当てはまりません。
楽天的である事は決して悪い事ではありませんが、問題の深刻さに目をつむる癖からは今すぐ脱皮する必要があります。


2008年8月25日

デイトレで成功する人、しない人(6)

デイトレで継続的に稼げるトレーダーは、負けトレードを甘受できているトレーダーです。
トレードを繰り返していれば、勝つ事もある一方で、時々は負けを認めなければならない場合にも100%出会います。
そういう時、トレードプランの通りに損切りさえしていれば何の問題もありません。
損切りする時と利確する時とで、心理的な違いが少ないほど「強いトレーダー」だと言えるかもしれません。

しかしその一方で「私は初心者だから負けても仕方無い」という心理状態でトレードしている人もいます。
これは、まさしく前者とは「似て非なる」心理状態です。

「あ~、また負けちゃった!」
「でも、ま、初心者だからしょうがないよね!」


言うまでも無く、これは「強いトレーダー」どころの話ではありません。
トレードは勝つ事を前提としています。
エントリーする時は「勝てる」と確信できた時だけに限るべきです。
「勝つか負けるかわからないけど、エントリーしなきゃ勝つ事も無いのでとにかくエントリーしなきゃ。」
こういう心境でトレードを続ければ、確実に資金は消耗し続けます。

20トレード以上を集計して勝率が50%以下で、収支もマイナスであれば、それは残念ながら「デイトレード」ではありません。(直ちに実弾をストップし、収支から切り離したところで、トレードのルールを点検しなおす必要があります。)
それは、宝くじを買うのと同じ行為です。
宝くじならそれで構わないが、デイトレーダーとしては話にならない 宝くじの場合は、最初から「ダメ元」が前提で、しかも3億円当たる可能性もあるのでしょうから、買いたい人は買えば良いと思います。
宝くじを買うのはエンターテイメントだから、それでも良いのです。

しかし、稼ごうと思ってデイトレードを繰り返し、収支がマイナスであるならば、それはトレードとは言えず、同じ事をいくら続けても上手になる前に破綻してしまう可能性の方が高いでしょう。
なぜなら「勝つ事が難しくなる練習」を繰り返しているのと同じだからです。

トレードとはすなわち「商売」なのであって、エンターテイメントじゃないのです。

2008年8月31日

デイトレで成功する人、しない人(7)

デイトレで成功する人としない人の違い。

勿論、勉強もしないで本能のままにトレードしている人の成功する可能性が低い事は言うまでもありませんが、同じように勉強し、同じような手法を採用し、同じように検証に時間をかけても、勝てるようになる人が出れば、それに数倍する人が退場していくのがマーケットです。

その差には様々な要因が考えられるでしょうが、その中でも圧倒的に大きな要因が

「セルフコントロール能力」

だと思います。

トレードで、何をどうコントロールする必要があるのか?
それすら気付かないままに消えていくトレーダーも後を絶ちませんが、このブログを読んで頂ければ、ある程度は気づいてもらえるのではないかと思います。

しかし残念な事に、それで誰でもが勝てるようになる訳ではありません。
理性で理解した事を、実戦でも実践できるかどうか?
これは、トレーダー毎の「セルフコントロール能力」によるところが大きく、他から吸収するものではなく、自分で道を切り開いていく必要のあるものです。

この事は、ブログを始めて間もない頃に、「トレードとダイエットの関係とは?」で既に書きましたので、ぜひ読んでみて下さい。

ダイエットや禁煙を達成する事、すなわち自己を律する事の困難さをこの記事から推測する事も意味がありますが、実際に「自分にとって困難な事を成し遂げる」という経験は、まるでトレードと関係ないような事であっても大きな自信となり、トレードにも好影響を与えます。

例えば「禁煙」

私はダイエットで苦労した事はありませんが、「禁煙」では何度も失敗しています。
でも、この本で止める事が出来ました。
この本は、よくある「禁煙本」とは違っています。
多くの愛煙家は、タバコが体に悪い事は十分知っているのですが、それ以上に「止める事が難しい」事を知っており、止める事を放棄してしまっています。
かつての私がまさしく「それ」であり、「もう二度と止めようとはしない」と心に決めていました。
ですから、この本と出会った時も禁煙する気などサラサラなく、「読んだところで禁煙には至らないであろう」という前提で、単に「何が書いてるのか?」という興味本位だけで読み始めたのです。
ところがその2日後に禁煙し、今日に至ります。

もしあなたが喫煙者であるなら「禁煙したい」と思ってるかもしれないし「私に禁煙は絶対無理だ」と思っているかもしれません。
しかし20世紀ならともかく、21世紀の今日「煙草は吸わない方が良い」事を知らない喫煙者はいないはずです。

禁煙パイポ、ニコチン・ガム、ニコチン・パッチ、飴やキャンディー、段階的本数制限、どれだけ煙草が体に悪いかの知識、どれだけ煙草が経済的に無駄かの知識、、、、

これら従来の「禁煙キーワード」に関係する禁煙法は、全て「精神力禁煙法」です。
これら「精神力禁煙法」で禁煙できる人も確かにいますが、失敗する人の方が多いです。

よほどの強い精神力がなければ禁煙できない。

という認識に間違いは無いと思います。
でも、この本は違います。

私と同じように、煙草をプカプカ吸いながら、単なる興味本位で結構ですから、一度読んでみて下さい。それでも、読んだ半数以上の人が禁煙に至ると、私は思います。

この本の著者アレン・カー氏は、「喫煙の利点など一つも無い」と言い切ります。
私も同感ですが、一つだけ例外が、、、

あなたがもし喫煙者なら、禁煙に挑戦し、禁煙に成功し、その体験がトレードにも好影響をもたらす可能性があります。
たとえその成功が「精神力禁煙法」によるものでなくてこの本のおかげだとしても、成功体験は成功体験です。
嫌煙家が「禁煙」に成功する事は不可能ですから、「禁煙成功体験」こそ唯一の喫煙のメリットかも知れません。

アマゾンのこの本のレビューの中にこのような記述があります。

私はこの本を読んで実際に1日30本吸っていたタバコを止めることができた以上に、物事を押し進めるうえで必ず障害となる
「自分自身へ向く言い訳の消去法」を覚え、それは今まで困難と思えた事でも遂行できる行動力が身につき、禁煙以上の効果ありました。

この人、もしかするとデイトレーダーなのかも知れませんね?

あなたが「残念ながら?」煙草を吸わない人であるなら、他に何でも良いですから、「自分で自分に難しい事」に挑戦してみて下さい。
どんな成功体験であれ、トレードにも良い影響を与えます。
あなたの「セルフコントロール能力」が向上した事は間違いないのですから。
どんな「小さな事」でも、そうした積み重ねが「大事」なんですよ。

2008年9月 3日

デイトレで成功する人、しない人(8)

この本を紹介してから2日ほど経ちますが、結構売れています。
ありがとうございます。

ただ、私に義理立てしてアマゾンから買わなければならない、という事は少しもありません。
この本は日本だけでも100万部以上(通算)売れているので、BookOffでも見つかる可能性が高く、105円ポッキリで買える可能性も低くありません。
また、活字が面倒な人にはDVDなんかもあるようですよ。
そのDVDがBookOffで見つかる可能性は低いですが、アマゾンで「アレン カー」で検索すればすぐ見つかります。

生涯に渡って喫煙するコストは600万円を超えるとの試算もあるほどで、それに比べれば比較にもならない安い本ですが、送料とかが気になって購入を控える場合もある事を考えれば、どんな方法でも良いので購入し、お読みになる事をお勧めします。(但し今、喫煙の習慣がある方は、です。)

禁煙した方が良い事は、既に常識となっています。
しかし、だからこそ「禁煙は難しい」という事も、喫煙者には常識でしょう。
もし禁煙が誰にも容易であるなら、このご時世、誰でもとっくに禁煙できているでしょうから。

しかし、同じ禁煙を決意する場合でも、この本を読んだ人と読まない人とでは、その難易度・成功率に大きな差が出てくるはずです。
この本を知らなければ、禁煙は終わる事の無い禁断症状との我慢比べであり、いつかその我慢比べが終わって「もう安心!」、という事にはなりません。
あの「もう1本だけならいいだろう」というニコチンの誘惑に負けて、長い間我慢し続けた事が一瞬にして無駄になってしまう可能性も小さくありません。

でも、この本を読んだ人なら、最後の1本を吸いながら「これで最後」の決意を固め、その煙草を灰皿に押し付けた瞬間から非喫煙者になる事だってできます。

この方法は一般的によく知られた「精神力禁煙法」とは一線を画するものですが、かと言って精神力が全く無用という訳ではありません。
長年、愛する妻や恋人よりも遥かに多く、頻繁にキスしていた相手とある日、突然決別するのです。
何とも言えない「さみしさ」は感じるし、それを完全に解消するのは煙草しかありません。
しかし決別したのは、全く意味や存在価値のない相手であり、禁煙した事で何かを失うのではなく、喫煙しない事であなた本来の活気ある生活を取り戻しただけの事なのです。
また、あれほど強く恐ろしい存在と思えた「禁断症状」も、その99%はあなたの「思い込み」に過ぎなかった事がはっきりと「実感」できるでしょう。
煙草に何らかの存在価値を感じていたのはニコチンが作りだした幻想にすぎず、頻繁にキスし続けていた相手が「汚らしい死神」であった事を「心から」理解できれば、決別した事による「さみしさ」なんて、ものかずではなくなります。意味の無い「惰性」が停止するだけの事です。
それほど、この本は優れています。

デイトレードに挑戦する人の間では、

「損切りは難しい」

とよく言われます。
「難しいのは当然で、自分で自分の腕にカッターで傷つけるようなものだから。」という解釈もあり、なるほどと思った事もあります。
でも、そんなふうに考えていたら、デイトレし続ける限り損切りに痛みを感じ続ける事になってしまいます。

「損切りしない事に、いったいどんな価値・意味があるというのか?」

まずこの事について、自分なりにしっかりと解答を見つけるべきです。
無理やりでなく、心から納得できる解答を自分で出す事ができれば、嘘のように痛みは消え、息を吸うようにエントリーし、息を吐くように損切り(又は利確)している自分に気づくでしょう。

人が囚われている思い込みは、存在を許している間は「存在意義」を主張し続けますが、その本質を見抜いてしまえば、「ただの幻想」に過ぎない事だって少なくないのです。
デイトレーダーはそういう「気づき」を得て成長していくものですが、そのヒントは生活の隅々に隠されており、禁煙もまたその中の一つだと思います。

この本を読んだ方の感想をコメントでお待ちしています。
あなたのコメントがきっかけで禁煙に成功する人が何人かでも増えれば、
それはそれだけの事であっても、ちょっと素晴らしいじゃありませんか?

2008年9月25日

デイトレーダーにファンダメンタルズ分析は必要か?

デイトレーダーファンダメンタルズ分析をする必要はありません
でも、必要はありませんが、しても構いません。

デイトレで稼ごうと思ったら、まずはテクニカル分析です。
支持線・抵抗線やトレンドラインの信頼性が疑わしいという「懐疑派」の人もいるようですが、それは単に「練習不足」の人の意見、というのが私の意見です。
ま、それについてはいずれ白黒つける記事が書けたらと思っています。

デイトレではファンダメンタルなんて殆ど関係ないと言えるのですが、しかしテクニカルで新しい事を吸収する余地が無くなってきたら、他にいろいろ知識として仕入れておいても邪魔にはなりません。
株式トレーダーなのにFXについて勉強するのも広い意味で「ファンダメンタルズの勉強」だし、石油などのエネルギー関連に興味持ってみたり、あるいは金属、あるいは国際紛争、、、調べてみれば興味の種が尽きる事はありません。

それらの知識が直ちにトレードに影響するものではないし、それを期待して勉強してもなかなか報われませんが、報われる事なんて期待しないで興味本位で調べたりしてみた事が、意外なチャンスに繋がったりもします。
地球人が興味を持つ事をお金で評価してワイワイガヤガヤやってるのがマーケットなんだから、全てが繋がっているのは当然の事であり、何に興味を持つにせよ、全てはトレードに繋がっていきます。

どこにも心を留めず

見るともなく、全体を見る

それがどうやら・・・・・・・・・・・・・

「見る」という事だ。
     澤庵和尚


(但し、フィクション。五反田のとあるトンコツラーメン屋で出会って以来、ずっと楽しみに読んでます。)




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