デイトレにせよスイングトレにせよ、エントリー直前は勿論緊張します。
「勝てる」という確信は全くと言って良いほどありません。
「負けちゃうかも?」みたいなネガティブな思いは、少しですが感じます。
そして一番強く感じている事は、
「負けて損失が出るかもしれないが、十分に受け入れられる損失で済ませる自信だけは有る。」
という事。
エントリーするからには自分に分が有るという判断があるのは勿論ですが、
1秒先の未来も感じられない私には勝つ事を前提としたエントリーはありません。
ただ、負けたとしても損失額は受け入れられる範囲で済ませる事だけは自分に約束します。
さて、そのトレードが終わったとしましょう。
「負けた!」
なぜ負けトレードに参加してしまったのか、原因をチェックし反省します。
不可避の負けもありますが、今でも大抵は「ついつい」「思いつきで」なんて弱い理由で負けています。
ただ、損失の額は常に予定の範囲内であり、負けトレードが終わったらすぐ「ハイ、次!」という感じです。
負けを引きずる気持ちは全くといって良いほどありません。
昔は負けると「リベンジ」みたいなどす黒い感情に支配されたりしたものですが、それは既に許容できる額を超えた大負けをやらかしているからであって、想定の範囲内での負けというのは、慣れてくると殆ど感情の起伏が必要なくなってきます。
「勝った!」
この時、私は意識的に自分が何かに感謝している状態にもっていきます。
間違っても「実力で勝った」なんて自惚れる事が無いように注意しています。
自惚れて得する事など何もないばかりか、自分で落ちる為の落とし穴を掘っているようなものです。
感謝する対象は人それぞれで構わないと思います。
私の場合は、「よしよし、ますますツイてきたぞ~!」みたいな感じが近いと思います。
「自分は今、何をやってもツイている。」
と、本当に心の底から思えれば、実際にどんどんツキまくる事ができると信じています。
ただそんな、単に思うだけでツキまくるなんて事は、なかなか信じられるものではないし、実行困難な事かもしれません。
でも、トレードで利確した直後なら「自分は今、何をやってもツイている」と考える事もさほど難しくはありません。
負けた時は「当然の事が起こっただけ」という事で極力冷静に過ごし、勝った時は「自分は今、何をやってもツイている。」というイメージをできるだけ膨らませます。
すると、本当にどんどん自分の中に「自分は今、何をやってもツイている」という事のイメージが定着してくるのです。
この感覚ほどトレードにプラスに働くものは、私は他に知りません。
何らかの精神論みたいに自分に嘘をつく必要も全く無く、自信過剰で傲慢・強欲になったりする訳でもなく、淡々とトレードを繰り返しているのに、プラスのイメージだけが膨らんでいき、当然利益も大きくなっていきます。
アスリートでもトレーダーでも、心身共に絶好調で勝ちに勝ちまくるような時の状態を「ゾーン」と呼ぶようですが、このゾーンという現象を私なりに説明すると上記のようになります。
「ゾーン」を意図的にいきなり作り出すのは不可能ですが、マイナスの出来事はやり過ごし、プラスの出来事は「感謝」に近い感情で受け止めていくと、ほっておいてもそういう状態が実現してしまいます。
更にこれを加速したければ、ザラバ以外でも「自分は今、何をやってもツイている。」という感情を繰り返し経験する事です。
例えば私は毎日散歩を日課としていますが、最近なんとなく、私が信号を渡るタイミングでちょうど青に変わるような気がしてならないのです。
遠くに信号が見えているけれども、特に足早になったり、減速したりもしていないのに、ちょうどのタイミングで「青」に変わります。
勿論タイミング悪く、渡れないタイミングで青から赤に変わってしまう事だってあります。
でもそんな事、何の不思議もない極普通の事じゃないですか?
タイミングが悪くても「普通の事」、タイミングが合えば「自分は今、何をやってもツイている」。
自分で文字にして書いてみるとバカバカしいような事に思えなくもありませんが、実際私はタイミング良く青になる方が異常に多いと感じているし、プラスイメージの増幅は毎日起こっていますが、何ら副作用の無い事も知っています。
トレードでなかなか継続して結果が出せない場合、手法やルール設定の調整も必要でしょうけど、むしろ、
「今度こそ負けちゃいけない」
「でも、もしかして、また大負けするのでは?」
みたいなネガティブなイメージが心の大半を支配している心理状態でトレードしている事が一番大きな原因になっている可能性が高いです。
「自分は今、何をやってもツイている」とは全く裏返しの心理状態でトレードしているのですから、それでプラスを積み上げていくのは至難の業に思われます。
トレードしていれば、勝つ時もあれば負ける時もある訳ですが、勝つ時の良いイメージだけを増幅する上記のような自己コントロールは非常に有効だと実感していますので、ぜひ試してみて下さい。
「自分は今、何をやってもツイている。」という事の、私の場合の具体的な内容は、「お金の隠されたルールに対する理解」であったり、身辺を綺麗にしておく事であったり、神社参拝の結果として感じるような事が複雑に絡まっている、一言では言い表せない事柄が源流になっています。
今時、これらの事を迷信みたいに切り捨てる人がいても、決して変わり者ではないとは思います。
しかし、そういう人は何を根拠に「自分は今、何をやってもツイている。」みたいな感謝の念をいだく事ができるでしょう?
ちょっと変化球ですが、これはトレードに隠された真理の一つではないかと思っています。
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コメント (8)
すごく良いお話を、ありがとうございました。
私は根本が、自分自身を好きではありません。
顔、思考、嗜好、声、態度、諸々です。
まずは、嫌いな自分を好きになることから手を入れていかばならぬと思いました。
自分を好きになるという思考は楽じゃないですね。
顔なんて変わらないですし。
それから以前に会社の同僚が、事務員さんの誕生日に赤いバラの花束を渡していました。
「どうしてそんなことをするの、恥ずかしくないの?」と私が尋ねました。
すると彼は「そういう行為をする自分が好きだ。」と答えました。
私の中では未だ意味不明な返答です。
たかやんさんだったら「なるほど」と彼の行動を理解されるのだろうと思いました。
投稿者: M | 2009年5月18日 08:56
日時: 2009年5月18日 08:56
>私の中では未だ意味不明な返答です。
私にも、意味不明ではないものの、多少後味の悪い感じはします。
「そういう行為をする自分が好きだ。」
よりは、
「人に喜んでもらうのが好きだから。」
だったらよかったのに。
でも、多分にそういう意味で言われた可能性もあるし、決して悪い事ではないので、好意的に受け止めてあげて下さい。
私が自分をどれだけ好きかという事については、全く自信がありません。
顔、思考、嗜好、声、態度、諸々です。
でも、自分が何者かに守られている、愛されているという事を感じようと思えば、いつでも感じる事ができます。
所有株の含み益が拡大した時は勿論、縮小した時でさえ、感じる事は可能です。
自分が何者かに守られていると感謝する事ができるのは、自分の側でできる事は殆ど実行済みであるとの自覚を持っている事が前提です。
(そうでなければ単なるマグレですよね?)
正しい手法、妥当な判断、お金の性質への理解、掃除、、、
「やるべきことをやっている」
という自覚があれば、結果が伴った時に「やるべきこと」を自分にさりげなく教えてくれ、守ってくれている何者かに感謝する気持ちが湧いてくるのです。
うまく事が運ばない時には「やるべきこと」のどこかができていない時です。
そのポイントを見つけて対処していくと、必ずまた感謝できる瞬間がめぐってきます。
こういうのを好循環というのでしょう。
人生のあらゆる問題がこんなに簡単な好循環に乗せられるとは思っていません。
でも、少なくともお金に限って言えば、誰にでも可能だと思います。
お金って、水が高から低に流れるように単純明快なものです。
でも、そのお金に対する人間側の感情がドロドロしてるので、うまく流れてこないのです。
「お金を稼ぐのは並大抵の努力では無理だ~!!
(=楽して稼ぐのは罪だ~)」
「お金は汚いものだから、私は最低限で良いのだ~!!」
「お金持ちは、みんなロクなやつらじゃね~!!」
「この世に、神も仏もあるもんか~!!」
みたいな自分の心でお金を遮断してるような人は、自分に自然に流れ込んでくるように、お金への感情を軌道修正する必要があります。)
今、日本は不景気で、交通事故の死者数と自殺者数が拮抗するほどのひどい状況です。
死ぬのは怖い事ですから、自殺するからにはよほどの絶望に苛まれての事に違いありません。
でも、自殺する人が忘れている事があります。
「自分も愛されている」
という事実です。
http://www.nibanmati.jp/sermon/ser_mat45.html
たまたま見つけたサイトですが、これに何かを感じたら、新約聖書を通して読んでみると良いと思います。
私は自分の事は大して好きとも思えませんが、イエス様は大好きです。
(この部分はMさんに向けて書いた訳ではないので、気にしないで下さいね!)
投稿者: たかやん | 2009年5月18日 12:45
日時: 2009年5月18日 12:45
なるほど、「自分も愛されている」と思えば良いのですね。
今日などは発熱してへろへろですが、家族の心配はもとより親戚の女の子が、私の代わりに子供達を保育園に迎えに行ってくれるそうです。
昼間もじいちゃんが食べ物を差し入れてくれました。
身近でもこんなに私を支えてくれる人たちがいるのだなと改めて思いました。
それから聖書のご紹介、ありがとうございます。
小学生の頃は同級生の家が教会だったこともありまして、日曜日には賛美歌を歌いに通っていました。
あれからすでに40年近く経過いたしました。
懐かしく思うと同時に、当時を思い出しながら読んでみようと思います。
お忙しい中、ご丁寧なコメントを誠にありがとうございました。
何だか力が沸いてきそうな気がいたしました。
投稿者: M | 2009年5月18日 16:28
日時: 2009年5月18日 16:28
「思えば良い」
のとは少し違います。
最初は無理にでも思ったりしますが、次第に自然な感じになっていきます。
これはテクニックではなく「気づき」です。
カンカン照りの日でも、地下深くでは脈々と清水が流れ続けています。
地表にいるから気がつかないだけで、井戸で汲み上げれば、その水を見たり飲んだり感じたりする事ができるようになります。
お金のルールや愛してくれる何者かというのは、目には見えないだけで、確固たる「存在」です。
その「存在」とどうしたら関わっていけるかという部分でテクニック(井戸に該当)が必要になりますが、「愛されている」というのは、いずれは自然に感じられるようになっていきます。
今日Mさんがじいちゃんから食事の差し入れをしてもらって「ありがたい」と思った、そういう全く疑う余地の無い自然な感じです。
最初は仕方ありませんが、ずっと不自然なままでは長続きしませんから。
投稿者: たかやん | 2009年5月18日 19:39
日時: 2009年5月18日 19:39
こんばんわ。
ここで以前たかやんさんに「あることに留意するようにしてから突然負けなくなった。」と書いたことがあります。
それは今日の記事に書いてあることの中にあります。
このことは一見トレードと全く関係の無い意味が無いことのように見えますが、
実は一番の近道だと思います。
そして、自分にとって「自信」「恐怖」はまだまだ克服しなければならない大きな課題です。
目先の勝ち負けに思いわずらうことなく、いかに自信を持って、恐れを感じることなく行動を起こせるか・・
ところで今日久々に爆死しました。(といっても資金の1%以下ですが)
以前なら落ち込みまくっていたのですが、怖さが先にたって手を出さないことよりもずっとましだったとも思っていますし、ちゃんと対策して明日にでも取り返せば良いと思ってさほど引きずらなくなりました。
これは多少の進歩?
投稿者: jacinta1972 | 2009年5月18日 21:02
日時: 2009年5月18日 21:02
おひさしぶりです。
このブログにjacintaさんが最初に登場してから、もうすぐ3年にもなろうとしているんですね?
この世界でそれだけ生存できれば、それは生存できる確固たる能力を獲得できているという証しに他なりません。
現在のトレードスタイルは存じませんが、3年前に比べたらヨチヨチのヒヨコから、どこにでも飛んでいける立派な親鳥に成長しているはずです。
生き残れた事に感謝し、生き残れた自分の能力を信じて、更に高みを目指して下さい。
投稿者: たかやん | 2009年5月18日 22:49
日時: 2009年5月18日 22:49
お疲れ様です。僕もjacintaさんのブログを読んでいて、いつのまにかすごい勝率で毎日勝っておられるので何がきっかけで勝てたのか?
あれほどブログで悩んでおられたのに何があったのか?
ずっと気になってました。
そして自分も最近コツがつかめてきて勝てるようになってきました。
いろんな手法に手をだしましたが結局メンタル面にいきつきました。
この記事の内容は最近になって自分もわかるようになりました。
以前はエントリーが怖くて仕方なかったのですが。。
こうして自分がコツをつかんだ時期にまた後押ししてくれるような記事を読めるとは自分も運がいいです。。
ついてるw
感謝します。
ありがとうございます。
さらに気になってたjacintaさんの答えまでわかるとは。。
本当になんというかありがたい気持ちです。。
投稿者: たかとび | 2009年5月19日 22:43
日時: 2009年5月19日 22:43
jacintaさんが私のブログに登場した頃の手法は、全く私には理解不能なものでした。
いや、理解不能と言うより私には「駄目トレ」にしか見えないトレードばかり。
で、その個々のトレードについて私の思うところをアドバイスしてみたのです。
喜んで納得してくれるかと思いきや、まるで頑固なんです。
私のアドバイスは、殆ど空振り状態。
でも、その頑固さにだけはかなり非凡なものを感じたものです。
>いつのまにかすごい勝率で毎日勝っておられる
それでも、生き残ってさえいれば、こういう事もあるのですね?
かく言う私だって、まさにそうでした。
勝てない時は、トレードが難しく思えて仕方ありません。
難しいというより、恐怖そのものです。
「自分のお金を奪っていく怖い存在」
そういうイメージをトレードに感じている間は(潜在意識のレベルであっても)、何をどうやったって、なかなか勝てません。
ところが、たまたまでも勝ったトレードがあって、そのイメージが残っている間に次のトレードをやると割とうまくいくという経験を繰り返すと(生き残っていればこそですが)、さすがの私にもヒラメクものがありました。
こういうヒラメキというのは、自分で苦労する中から、ある日ある時突然にやってくるものであって、本を1万冊読んだって得られるものではありません。
私がこのヒラメキに関する記事をどんなに書いても、それだけでヒラメける人はいません。
ただ、
知識として知っておけば、自分でそのヒラメキの方に近寄っていく
シチュエーションを多く作る事は可能
かと思います。
トレードは一旦分かってしまえば、デイトレもスイングも無い、FXも株も先物もない、とても単純な「お金の取り出し口」です。
でもそれは、一朝一夕に自分のものとする事ができる訳ではありません。
「ある日、突然」
だったような気もするし、
「春が近づいて、日々暖かさが増してくる」
ようなものだった気もしますが、いずれにせよその時がくるまでマーケットに生き残っている必要があります。
(最短で2週間、私で1年半、平均は、、、不明です。)
逆にいえば、簡単には死なない事にだけは気をつけて頑張っていれば、
いずれは誰にもその時は来るものと思っています。
投稿者: たかやん | 2009年5月20日 12:08
日時: 2009年5月20日 12:08