前の記事の続きを準備しているところに、
三浦和義元社長、自殺
のニュースが飛び込んできました。
もう30年近く前の事件なので、殆どの読者にとっては生まれる前の出来事であり、さほどの興味も無いかもしれませんが、週刊文春の「疑惑の銃弾」という連載をリアルタイムで読んだ人なら、いろんな意味で三浦さんはビッグネームなのではないでしょうか?
99%の国民からは「犯人」と思われながらも、徹底して無実を主張し続け、最高裁で無罪を勝ち取った不屈の人です。
一方で「殴打事件」という別件では有罪となりますが、獄中からマスコミを相手に名誉棄損で次々と訴訟を起こし、500件近くのうち400件ほどを自力で勝訴しています。
その精神力には、全く敬服するほかありません。
しかし彼の魅力は、完全犯罪を成し遂げた知能犯であるとか、あるいは悲劇的不運が重なった冤罪被害者であるとか、そういうリアリティが要求される事柄にあるのではありません。
「劇場型犯罪」という劇場に登場した主役としては、ピカイチの俳優なのです。
なぜピカイチかというと、通常は深刻であるべきはずの劇場犯罪の舞台にありながら、彼だけが際立って「喜劇俳優(兼、演出家)」なのです。
彼は、知能犯的スマートな雰囲気を醸し出しつつも饒舌、更に常に少しだけ「尻尾が出ている」という演出を怠った事はありませんでした。
言葉を変えれば、常にネジの2~3本が抜けるか緩んでいて、次々と墓穴を掘っては自分で落ちていく。
でもちゃんと主役の尊厳と風貌は維持し続け、不屈の精神力で墓穴から這い上がり続ける。
そしてまた、忘れられた頃に出てきて、お約束通り自ら墓穴に落ちる。
これの繰り返し。
他に言葉が見つかりませんが、あえて言うなら「チャーミング」。
あるいは、天才(ブラック)コメディアン。
しかし何があったにせよ「自殺」というのは、三浦さんには最も不似合いな結末です。
ロスでも不屈の三浦さんであり続けてほしかった。
しかし今回に限っては、このまま行けば「意外性の無い結末」になってしまう事が避けられないと判断した俳優兼演出家・三浦さんの、意外性を維持したまま自ら幕を引く緊急避難措置だったのではないか?
ロス疑惑は、このまま「藪の中」に消えて行きます。
が、
もし彼が潔白でないのなら、今一番驚いているのは三浦さんかもしれません。
脱線しましたが、明日(もう今日ですが)は、ちゃんとデイトレーダー向けの記事をアップしますので、これに懲りず、また来て下さいね。



