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裁量トレードとシステムトレード

裁量トレードとシステムトレードは、全然違います。
白い絵の具と黒い絵の具は、別々に使う事で明暗を際立たせた絵が描けるのであり、いつもマゼコゼにしていたのでは、「灰色」に濁った絵しか書けません。

特にダルマ式の場合、テクニカルの部分は僅かで、テクニカル以外の事でタイミングを計り、後は確率的な優位性でトータルプラスを狙うものですので、これにテクニカルでフィルターをかければ、手法そのものが台無しになってしまいます。

こういう例は、メールの質問に答えていると頻繁に目にするのですが、今日は典型的なやりとりがあったのでご紹介しておきます。
きっと、私にメールする事には躊躇があっても、同じような問題を抱えている人は少なくないと思われますので、、、。
少し長いですが、何か得る事もあるかもしれないので、ちょっと我慢して読んでみて下さい。

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こんにちは。
昨日、ダルマ式のおまけをいただきました、Aと申します。
今朝から今月分(6月)の過去データで勝率などを見ているところです。
全部の検証が終わったわけではないのですが、意外なことがわかりましたのでご報告です。

6月2日より検証を開始。
エントリーは全てのタイミングで3つの通貨ペア全て。
裁量を入れないようにするため、ルールは厳格に決めました。
まずタイミング時にボリンジャーバンドの幅が20ポイントもない場合はエントリーを見送る。
更に、エントリーサインが出ても、ボリンジャーバンドの2σ(-2σ)に触れていたら見送る。(幅が狭いと判断)
(ちなみに、ダルマ式の中にボリンジャーバンドに関する記述はありません。)
入ってから6本目の始値までで利益確定。
5本目までで10ポイントを取れない場合でもエグジット。
損切りはルール通りです。

エントリーポイントが多いので、一つに30分以上待つことは避けました。
ダルマ式のルールでは、いったん形成されたトレンドは3時間以上続くとありますが、そんなに長く続くトレンドはあまりないように思います。
ですので早目のエグジットとしてあります。

それで結果なんですが、残念ですが非常に悪いんです。
初日トントン、二日目マイナス1ポイント、三日目26プラス、四日目35マイナス、五日目、7プラス、六日目24マイナス・・・。
こんな感じで10日ほどやってみましたが、どんどんマイナスが積み上がったので途中で打ち切りました。

結果の悪さに愕然としました。
そこで検証ルールが悪かったのかと思い、エントリールールをもう少し緩くしたのですが、それでも同じ結果です。
エクセルとかを使ったわけではなく、すべて手書きでデータを拾っていますので誤差はあるのでしょうが、それにしてもちょっとひどいかなと。

これはいったいどういうことなのかいろいろと考えたのですが、ダルマ式に間違いがないのならば私の検証ルールが間違ってるとしか思えません。
でも、どこも間違ってないと思います。

別のルールを組み合わせるかフィルターを入れない限り、現状では使えないのです。
何か良いアドバイスはないでしょうか?


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>まずタイミング時にボリンジャーバンドの幅が20ポイントも
>ない場合はエントリーを見送る。

「ボラティリティが低い時はエントリーを見送る。」

有る意味デイトレの鉄則ですが、これはダルマ式には全くあてはまりません。
最近ダルマ式を入手されたばかりなので仕方ありませんが、何事も頭から決めてかかると思わぬ落とし穴に嵌ってしまいます。
なぜ、ダルマ式には当てはまらないか、ちょっと考えてみて下さい。
(考えても、どうしてもわからなければ、またメールしてきて下さい。)
そして、過去がどうであったかも、「20ポイントもない場合」も合わせて再検証してみて下さい。

>エントリーサインが出ても、ボリンジャーバンドの2σ(-2σ)に触れていたら見送る。

これも、どこかで勉強された事なのでしょうが、ダルマ式のどこにそんな事が書かれていますか?
過去の知識や経験を生かす事も大切ですが、何か新しい方法を知った時に、それにむやみに自分の知識や経験を足すべきではありません。
まずは素直に、「新しい方法」のナマの実力を検証して下さい。
検証とは、なにより「客観的」なものであるべきであり、トレーダーの思い込みをペタペタ貼り付けていたら、見えるものも見えてきません。

>入ってから6本目の始値までで利益確定。5本目までで10ポイントを
>取れない場合でもエグジット。損切りはルール通りです。

まあ、それでもいいですけど、、、
エグジットルールをこんなに安直に決めてしまっていいんですかね?

>ダルマ式のルールでは、いったん形成されたトレンドは3時間以上続くと
>ありますが、そんなに長く続くトレンドはあまりないように思います。

「3時間以上続くトレンド」なんてザラにありますが、その途中に必ず押し目(戻り)はあります。
押し目も無く、直線的に3時間動くことは、確かに「あまりない」と思います。
何をもって「トレンド」と言われているのか、その定義そのものに不安を感じてしまいますが、この点は大丈夫でしょうか?

>ですので早目のエグジットとしてあります。

利が乗っている状態になったら、時間をかけるほど利益は増えます(トータルで考えた場合)。
(参考記事:「必勝法」

例えば30Pipsの利が乗った状態にあるとします。
そこで利確すれば30Pipsの利益です。
でも、そこで利確しないでほうっておいたらどうなるか?
仮に10Pipsの幅でトレイリングストップを仕掛けているとします。

すると、「あの時利確さえしていれば30Pips取れたのに20に減ってしまった」という場面に嫌というほど出くわすでしょう。
しかし一方で、「あの時利確しなかったので、30Pipsより多く取れた」といった場面にも必ず出会います。
そして、トレードを何十何百と繰り返した時、「時間をかけるほど利益は増える」という事がトータル利益の差となってはっきり目に見えるようになっているでしょう。

「3時間も続くトレンドはめったにないので、早めのエグジット」

これにどれほどの優位性があるのか、実際に私が検証した訳ではないので、ここで否定も肯定もしませんが、ご自身でこういう結論を出す時に、どれほどの根拠や客観性があるのかは、常に細心の注意を払って下さい。

「検証する」という姿勢でおられる事は十分評価できます。
「裁量を入れないようにするため、ルールは厳格に決めました。」
これも良いです。
しかし、「裁量を入れないようにするためルールを決める」の段階で、既に思いっきり裁量が入ってる事に気づいて下さい。

過去データの検証はかなり手間暇がかかりますから、最初から3通貨もやる必要はありません。
とにかく、

「エントリー、利確・損切ルールをダルマの通りにやったら、どういう結果が得られるのか?」

まず、これを確認する事が先決です。
これが分かって初めて、更なる優位性を追加したり、無駄を省くアイディアを試したりする事が可能になります。
これが分かる前にいろいろ変えてしまうと、それは「あなたの方法」であり、どこが良くてどこが悪いのか、わからなくなってしまいます。

>別のルールを組み合わせるかフィルターを入れない限り、現状では
>使えないのです。何か良いアドバイスはないでしょうか。

まずは「何も足さない、何も引かない」とどうなるかの見極めが必要で、現段階で何かを足すことばかり考えていても出口は見つからないと思いますよ。

でも、その調子です。(検証する意欲があるので)
頑張って下さいね。

たかやん
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何度もすみません。Aです。
仕事を終えて自宅に戻り、もう一度ダルマ式を最初からじっくりと読みました。
ご指摘の通り、絶対に書かれていること意外に余計なことをせずに、忠実に再現してみました。

そうしたら、あれほど負けていたのが嘘のように勝っています!!

おっしゃるとおり、余計な知識や先入観がシステムの機能を狂わせていたようです。
もちろん100%勝てるわけではなく、ほぼ90%の勝率で、その一回で30ポイントのマイナスが付くのが少々もったいない気はします(苦笑)。
かと言って、勝手に損切りの幅を変えるのもまずい気もします。
ネオダルマ式も本家も甲乙つけがたい手法です。

せっかくお勧めされている方法を勝手な先入観でお蔵入りさせてしまうところでした。
それにしても単純でシンプルなのに奥深い手法ですね。
販売してる値段につりあわないと思うほど優れていると思います。

あ、ビクトリーメソッドは私も購入しました。
これはこれで非常に優れたものですね。
ダルマ式とは対極に位置する王道と言う気がします。
どなたかがコメントされていましたが、ダルマ式の理論背景をVMで理解すると言う使い方がとても感慨深げで興味をそそられています。

ながながと失礼しました。
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>ダルマ式の理論背景をVMで理解すると言う使い方が
>とても感慨深げで興味をそそられています。

それがまた、落とし穴なんですよ。
ネット上にはいろんな事を言う人がいますが、簡単に鵜呑みにしてはいけません。

ビクトリーメソッドにも、
「○○○○の時には、テクニカルよりも○○○○自体を優先させて、レートの動きそのもので相場についていかなくてはなりません。」
と明記してあります。

ダルマ式のポイントでは、ボリンジャーバンドのスクイーズなんて気にしていけないのは、この理由からです。

更に十分な検証を続けて下さい。
その調子です。

たかやん
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Aさんは、私が紹介する以前からビクトリーメソッドを勉強し「更なる優位性を」とダルマ式を購入されました。
検証にも積極的なトレーダーです。
でも、こういう落とし穴は常に潜んでいるのです。

裁量のビクトリーメソッドと、シストレのダルマ式。
どちらも、我流で到達できる可能性は殆ど無いといえるほど価値のある情報です。
でも、混ぜ合わせると、見事なほどその価値は殺されてしまいます。
価値ある情報も使い方次第では、意味を失います。
現在取り組んでいる手法に対するあなたのアプローチも、再点検してみても良いかも知れませんね?


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