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デイトレ頭とは?(2)

前回の記事はちょっと当たり前すぎたかな?と危惧しつつ、、、

まず今週月曜日225先物の寄付きのチャートです。
(今日の記事に引用したチャートは、全て今週月曜日の寄り付きを示しています)
2008031801.bmp

この状態を見たら、頭の中は「売り」一色です。
今年最安値(実は3年ぶり安値)で始まったんですから、素直に「売り」を考える事。
こういう時に「安いから買ったら儲かる」みたいな邪(よこしま)な誘惑に負けていてはいつまでも勝てません。
デイトレの基本は「安きを売り、高きを買え」にあります。
まあ、こういう日に買いで稼げる時だってある訳ですが、仮にそうだとしても、このチャートの時点では「買い」のサインはどこにも出ていません。
それでも買いたく感じるのは、あなたが普通の人だから。

で、方針が「売り」と決まったら、予習銘柄から「売り」の候補をチャートに順次表示させて、高速で品定めします。
前日の予習では同じ「売りの候補」であっても、寄り付いた位置によって、値打ちが違ってきます。

2008031802.bmp
これは申し分ない売り候補ですが、ギャップが大きすぎです。
勿論これを売っても稼げる可能性はありますが、リスクと相談してパスとなります。

2008031803.bmp
こういうチャートは、確かに下げトレンドが強く出てるんですが、「下がり慣れ」していて「下げ」に対するパニックが起こりにくいと判断します。
勿論、こんなのでも大幅に下げたりする事もある訳ですが、それをこの寄付きの段階で見抜く事は困難であり、数多い「売り候補」の中の一つとして見れば、「パス」が妥当だと思います。
下げトレンドだけで売りの候補に入れるのは止めた方が銘柄が絞れます。

2008031804.bmp
これは、まあまあ良い寄付き位置です。
前週の安値をキッパリ割り込んで、先週買った人はみな慌てるところです。
ギャップ幅も、「適当」の範囲内です。
一つ難を言えば、800円という大台の少し上で寄り付いているところ。
チャート的には何もなくても、金額の節目は支持線や抵抗線の役目を果たします。
800円のところには大抵の場合厚い買い板が待っていて、下げエネルギーを浪費する可能性があります。
まあ、あまり贅沢を言っているとタイミングを失うので、この程度なら売ってもいいと思います。

2008031805.bmp
これはデイトレの売り候補としては、見本みたいに良いチャートです。
過去30営業日に作られた下値支持線を潔く割り込んでいます。
買いポジを持っているトレーダーには、兎に角「脱出」すべき緊急事態です。
デイトレのチャンスとは、そういう他人の緊急事態にある事を忘れないで下さい。
もう一本下の方に引いた線は、今年年初来安値支持線の位置ですが、そこまで十分な距離があるので、全く気になりません。
950000という節目の少し上というのは玉に瑕(きず)ですが、これくらい他の点が高いと、許せると思います。
2008031806.bmp
これも魅力的ですね。
過去10営業日の支持線9000円を、ちょっと切ったところで寄り付いています。
ギャップが小さすぎると言えなくもないですが、9000円を割ってるところに「サイン」が感じられます。
まさしく売りのサインです。
一旦始値から上がって上ヒゲが出ていますが、逆U字ターンしてきたところで、始値の1Tick下の買い板に売りをぶつけてやりましょう。
空振りさえしなければ、まず負けないトレードができます。

今日紹介した銘柄は、私のカブマシーンの登録銘柄の1枚目にある30個くらいの銘柄から適当に選んだもので、特別な理由がある訳ではありません。
予習の時の銘柄の選別や、寄り付き時点での判断のご参考になればと思って書きました。
とにかく、寄り付きの直前直後が1日でもっとも濃密な時間となるよう、できる事は全てやるつもりで集中してみて下さい。
せいぜい30分ですからね。


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コメント (11)

kabucchi:

たかやん様
3/17日付けの「デイトレ頭とは」に関して教えてください。
チャートの読み取りについて、「自分の利害とは全く関係無しに、チャートから起こりうる可能性を、偏見なく読み取ります。」とありますが、私は自分にはこれができているとは思えません。
いかなるバイアスもかけずに、全くニュートラルな状態でチャートの至近未来(の可能性)を読み取る、などはどのようにしてできるのでしょうか。
トレーダーの最も重要なスキルだとは思うのですが、自分には、過去のチャートパターンの記憶が連想されて、決して「偏見なく」とはいっていない気がします。
「無の境地に座して目の前のチャートを見よ」ということなのでしょうか・・・
同じパターンは二つとない、とまで言われる変幻自在な
パターンにどう対処したらいいのか、苦渋の毎日です。
「そんなに完璧を求めても無駄。勝つも負けるも時の運でもあるのだから、もう少し楽に構えること」なのでしょうか・・・
なおも、この問題に関してもう一歩前進したいという思いがあります。
よろしくご教示ください。

チャートに現われているのは、全て「過去」です。
現在この瞬間も含めて、それ以降の未来がチャートに現れる事はありません。
当然ですね?

そのチャートを見て、現在以降の事を読み取ろう、読み取れる、と思い込んでいる点に、解決困難な問題を抱え込んでいる原因があるのではないでしょうか?

私は、チャートから将来を読み取れ、とは少しも言っていないつもりです。
例えば1000円に上値抵抗線が見えていて
(この上値抵抗線は過去の上値の水準を補助線として延長しているだけなので、「見える」と言えば見えるはず)、
その少し下でもみ合っていて、今にも1000円をブレイクしそうに思えるが、もしかしたらブレイクしないかもしれない場面に遭遇したとします。

この時、抵抗線に接近している訳だから、少し未来が見えてブレイクを確認できれば、現時点で買えば100%儲かります。逆に、少し未来のブレイク失敗が確認できれば、現時点で売れば100%儲かります。

でも、「少し未来が見える事」自体が非現実であり、従って上記の売買の根拠も、非現実です。

私が言っているのは、抵抗線に接近している場面に遭遇したら、取りあえずチャンスが近い可能性があるのでチャートや板に目をこらし、例えばブレイクに乗るのなら、1円でもブレイクするのを待ち構えていて、飛び乗る事です。

「ブレイクする可能性があるから買う」
というのではなく、
「ブレイクを確認してから、素早く買う」
の方をお勧めしています。
この時、売買の最終判断は「ブレイクした」という「過去」の情報によって行っているのあり、どこにも近未来が見えてる訳でもないし、特に無の境地というほど高尚な事でもありません。

ブレイクした事を確認してから飛び乗っても、ブレイク前に蓄えられていたエネルギーが強ければ更に上昇して利益を出せるというのがブレイクアウト手法です。
勿論、ダマシとかエネルギーが弱かったとかで、期待したような上昇にならず、損切りする場合だってあります。
しかし、勝っても負けても、未来が見えたから、未来を見誤ったから、という訳ではありません。
あくまでも「ブレイクアウトした」という過去を起点にトレードが開始され、勝ち負けはその結果でしかありません。

例えば、めったに青信号にならない交通量の多い交差点で、あなたが、これを渡ろうとしていると想像してみて下さい。
あなたは、目の前の信号が青に変わる前に、青になる瞬間を予知し、まだ赤のタイミングで飛び出そうとしています。
タイミングよく青に変わり、生きて渡れる事もありますが、そのまま車に轢かれてしまうしまう事も多いでしょう。

私は、目の前の信号が青になるまで待ち、青になったら、できるだけ素早く渡るべきだと言っています。

何かのサインが現実となってからアクションを起こす事に、未来を見る力とか、無の境地とか、関係ありません。
どれだけ辛抱強くサインが出るのを待ち続けられるか、サインの出たタイミングから遅れる事無くアクションを起こせるか?という点では、スキルという事はあると思います。

ブレイクアウトの可能性が高まっているチャートを嗅ぎ出す力には、テクニカル分析のスキルの差が出る事はあるでしょう。
でも、どんな達人でも、未来を読み取っている訳ではありません。可能性を感じているだけで、アクションはサインが出てからという事になると思います。

ここから下は余談ですので、無視して下さい。

板の喰われ方によっては、ちょっとだけ未来を予測する事はあります。
現値から2~3Tick上の1000円という節目に、100万株という鉄板の売り板があるとします。
ところが株価が上昇し、遂に1000円の売り板が喰われだし、あっというまに50万株に減り、25万株に減り、5万株に減っていったらどうでしょうか?
チャートでは1000円で横ばいになっていて、ブレイクのサインは出ていません。
でも、これは1000円の売り板にぶつけて買いですよね?
そういう意味では、板は少し未来が見える(気がする)場合もあると言えるかもしれません。

現在このブログでは、相互リンク依頼、ビジネスのもちかけ、ランキング登録の依頼、ランキング相互投票の依頼、自サイトのアクセスアップを主たる目的とするコメント等々については、ご期待に沿えないので全て辞退させて頂いております。
申し訳ありませんが、他サイトに打診されますよう、お願い致します。

kabucchi:

たかやん様
チャートリーディングの件について、迅速かつ大変詳しい
ご回答をいただき、有難うございました。
ご説明いただいたことは100%納得できました。
問題点の大半が私の厳密さを欠くことばの使用に端を発していたことに改めて気づかされました。
また最後の板情報からの未来推察?
の記事もとても参考になり、本題のたかやん様の解説主旨がさらによく理解できました。
 申し遅れましたが、私はこの件に限らずたかやん様の
ブログをよく拝見しております。
自分のトレードに関しては、まあ、よくここまで失敗につぐ失敗を繰り返したものだ、と自分自身に呆れ返ることもしばしばですが、こちらで得た知識、知恵が大いに助けてくれています。
 今後また愚問を投げかけることもあろうかと思いますが、その節はよろしくお願いいたします。
 本当に有難うございました。

以前から読んでいます。何回も読み返すことで、少しずつ理解しています。
3/17のケースはよくわかります。
GDして安値更新ですし、どこかでカウンターが入るとしても、売りではいる。
こうしたことが受け入れられるようになって来ました。
そこで質問ですが、仮に休み明けの金曜日(21日)CMEが大幅安で迎えて、下落が予想される場合です。
今度は、18,19日に戻していますので、225で安値を更新するには、バッファーがあります。
この場合下へ抜けた銘柄に売りを仕掛けると、カウンターを喰らう可能性が高いように思えてしまいます。
以前の考え方では大きくGDした銘柄の反発狙いを企てましたが、いろいろ学んできてリスクの割りにリターンが少ないこともわかってきました。
たかやんさんなら、金曜日大幅に下げるなら、紹介されていたパターンのチャートを探して、売り仕掛けますか?
的確な質問ではないかもしれませんが、よろしかったら、お考えを聞かせてください。

deitoremako:

いつも参考になる記事をありがとうございます。
この記事を読み返しているうちに、いつも私が違和感を感じていたことに気付いたので、質問させてください。
私のイメージにある「監視銘柄」とはザラ場中に大きく動き出す可能性の高い銘柄を監視している。
と言う意味でした。
しかし、たかやんさんの「監視銘柄」とは私のイメージとは違うものでは?と思い始めています。
始値と日足との位置関係はよくブログでも拝見していますが、ザラ場中も、現在値と支持線・抵抗線との位置関係を注視されているのですか?それとも、基本的には寄り直後にしかエントリーされないのでしょうか?
少し変な質問ですが、よろしければ教えてください。

はにわさん、
GDの幅にもよりますが、先物がGDなら個別銘柄もまず「売り」で監視銘柄を探します。
先物の下方に支持線が近いと売りのリスクが高まりますが、個別銘柄のチャートが良いパターンを示していれば、先物が上昇を始める前に利益確定できる確率も高いです。
(売りは買いより遙かに短期勝負になる可能性が高いです。)
ご質問を「下がったら売りますか?」と短縮すれば「下がったら売る」という答えになります。
下方GDが大きい場合、売りエントリーを見合わせる事はあっても、そのまま買うという事はありません。
ウップスのようなサインが出れば、それに従って買う事はあります。
あまりご期待に添う答えではないかもしれませんが、質問の意味がイマイチピンときませんでしたので、、、

deitoremakoさん、
寄り直後でも分足の動きを見、「いきなり」というのはなるべく避けるようにしています。あまりにも日足のパターンが良すぎる場合などはこの限りではありませんが、、、
ただ、それはやはりバクチ的なので、あまりお勧めしません。
現在値と支持線・抵抗線との位置関係は常に重要であり、時間帯に関係なく常に意識しています。というか、無意識でも、位置関係だけは把握していると言った方がいいかもしれません。逆に、これを意識しないでトレードするという事の方がすごく違和感があります。
寄付きから5分、せいぜい10分の間に「わかりやすい」「勝ちやすい」トレードチャンスが集中するので、この時間帯は特に大切ですが、それだけでその日は終わり、という訳ではありません。ザラバにはまた違ったトレードチャンスが発生するものであり、それはそれで大事にしないといけないと思います。

有り難うございました。参考になりました。
僕の意識の中に未だに大きく下げたら買で入りたいという、本能的欲求があるもんですから、例外的に大きなGDで且つ安値ブレイクには至らない場合はどう考えたらいいのかと?
でも売りに有利なチャートパターンならやはり売りですね。

snowman:

たかやん様
事あるごとに読ませていただいています。
大変参考になります。
最近225のほうに移動したのです。
シュミレーションを十分やって(2か月)プラスを確信して臨んだんですが、やはりトータルプラスにはなかなかできない状態です。
なぜシュミレーションでは問題なくプラスになるのに実際はそうならないのか、ここにトレードの難しさがあるのはわかるんですがここからぬけだすかぎはあるのか、よろしくご教授ください。

ペーパーでは競争が無いから、買いたい価格で買えた事にしていても、実際にはタイミングを失して躊躇したとか、ペーパーではルール通り利が伸ばせても、実戦ではちょっと戻しただけで慌てて利確しちゃうとか、ペーパーでは確実に守れていた損切りルールが、実戦では不確実になったりとか、、、、?

私は超能力者ではないので、snowmanさんがプラスにできない理由を見抜く事はできませんが、仮にできたとしても、まずは自分で原因を探る事を勧めるでしょう。

トレーダーは、一旦勝ち始めても、すぐまたスランプがやってきます。スランプは誰にでもありますが、その内容はトレーダーの数だけ別々です。
中にはスランプで立ち直れない人もいますが、一度勝てた人なら、自分のトレードの弱点を見つけることでスランプを脱出できる可能性の方が高いと思います。

シミュレーションをやって、プラスを確信できたというのは、凄い事です。
ところが実戦ではプラスにならない。どこが違うのか?
その答えに誰より近い所にいるのは、snowmanさん自身じゃないですか?
原因が何か、シミュレーションでプラスを確信できた人なら、その答えも必ず見つける事ができるはずです。
その答えを自分で見つけるか、人から教えてもらうか、では先々大きな差が生まれてしまいます。

先にも書いたように、まるで具体的な情報が無いので、こちらも具体的な事は何もアドバイスする事ができません。
そういう状態で他人にアドバイスを求めるというのは、自分で問題解決するという大事な習慣が欠けているのかもしれません。
それでは、これから先長くトレーダーとしてやっていく事は難しいです。
いろいろ考えてみて、それでも分らなければ、再度聞いてきて下さい。ただし、その時は、どういう事を理由と考えみたけどダメだったのか、具体的な資料を添付して下さい。

snowman:

たかやん様
ありがとうございました。
シュミレーションのときは、気負いもなく、売り買いできているようです。(たとえ負けても、)
しかし実際になると、冷静さをかいてしまい、お祈り地蔵状態で、引いたトレンドを超えても、だましではないかと持ってしまいます。
それと自分のなかでは、圧倒的に売りの意識が強すぎ、上げたものは、すぐ下げると思い込んでいて、(散々痛い目を見て、そうでないのはよくわかつているはずなのに)なかなか直せません。
それが本能を克服していないことなんでしょうね。
感情をコントロールすること、実際の売買を始めると、シュミレーションはやめてしまう癖、両方やりながら、有利と思えるところではいりたいと思います。
もっと粘り強く、あきらめない気持ちが必要なんでしょね。
またよろしくおねがいします。

                  snowman

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