デイトレを短い文章で表現するとしたら、あなたの「デイトレ」はどんな文章になるでしょうか?
「上りそうな株を買い、上がれば利確し、下がれば損切る。大引けまでには手仕舞う。」
こんなところでしょうか。確かに間違いではありませんね。でも、これでは
「普通!」
すぎます。
こういう文章はいかがでしょう?
「利益/損失 > 1 とわかっているトレードを、毎日飽きずに繰り返すお仕事。」
私ならコチラをとります。ずっと「収支プラス」のトレードに向けて焦点が合った文章だと思うのですが、そこのところの区別がつきますか?
デイトレというと、その日に、値上がりランキングとか、何らかのニュースで「上りそう」な株を見つけ、急いで飛び乗る事だと思ってませんか?それでは勝てっこありません。あまりに「普通」すぎるからです。 トレードのキモ(その2~3) で書いたように、物心ついて以来今日にいたるまで、日常消費生活に慣れてしまった頭のままで、「上りそう」とか「下がりそう」なんて直感的に売買していたら、どんどん資金が目減りしていくだけだという事に気づいて下さい。確かに「ランキング」で勝つ方法を説明した本も売られているし、実際にそれで利益を上げている人も少なからずいます。でも、これは「難度」が高いのです。なぜなら、
その場、その時に、瞬時に正確な判断が求められるから。
です。「週間プラス」を実現できていないトレーダー(※注1)が、この「瞬時に正確な判断」ができる訳が無いのです。これが誰でもできる芸当だとしたら、もっとどんどん勝者が増えてしまいます。でもマーケットにそういう事は起こりえません。常に、「極少数の狼が、その他大勢のブタを食べる」事になっているのです。
では、どうすれば良いでしょうか?
なるべく、「その場、その時での判断が不要なトレード」 ができるように努力するのです。例えば、前日予習で、「この株が、この価格になったら買い」という事を決めておいて、当日そのチャンスが実現したら、「迷わず買う!」のです。その予習が正しいテクニカル分析の根拠に基づいているなら、まずそのエントリーポイントは、消費者心理の頭には「エントリー」しづらいはずです。本能が「抵抗」します。そこで「迷わず買う」事ができなければ、生残れないのです。なんて面倒で難しい事でしょう。でもこれがデイトレなんです。 でも誰もあなたに「デイトレして下さい」ってお願いしている訳ではありません。あながた選んだ道なんです。「それでもやる!」という方だけ読み勧めて下さい。誰もあなたに「デイトレ」を強要はしていません。
正しいテクニカル分析に基づいており、利確と損切にしかるべきルールが決めてあって、しかもこれを守れるなら、1トレード毎の「期待値」は「1」以上になっているはずです。本当に「1」以上になっているか、なっていないかは、5、 10、20トレードといった、あるまとまった数のトレードの検証から確認する事ができます。でも、殆どのトレーダーは、そのまとまった数だけ一貫性のあるトレードが出来ません。だから、本当に「1」以上なのかどうかもわからないまま、確認する事も放棄したままで、「敗者のトレード」を繰り返します。(あなたは、あなたの1トレード毎のリスク・リワード比を把握しているでしょうか?)
そう、デイトレというのは、様々な株をザラ場に物色して「エントリー・サイン」を出しているものを見つけ出すんじゃなくて、「勝機」のあるポイントを予め見つけておき、それが実現するまで待ち伏せるというお仕事なんです。勿論、あらかじめ勝機のあるポイントを見つける為には、テクニカル等の正しい知識の蓄積が必要でしょう。でも、そうした勉強も、予習も、「ザラ場の興奮状態」とは別の「客観的」な時間に行えるという事に重要な「優位性」があります。
急騰した株に、目をつむって飛び乗れば、スリルは味わえるし、たまには儲かる事もあって、楽しいかもしれません。でもそれはギャンブルにすぎません。
前日大引け後、あるいは寄りつき前の早朝、じっくりと多くのチャートに目を通して、できるだけ多くの「チャンス・ポイント」を見つけておき、ザラ場ではその実現を「待ち伏せる」。くたびれもうけの待ち伏せも多い。せっかくのチャンスでは空振りもする。なかなか大変です。
でも、これこそがデイトレというお仕事なのです。 (判りにくかったかも知れないので、この記事の内容、次回も続きます。)
(※注1) 「週間プラス」が実現できていないトレーダーの頭の中は「凡」です。日常生活に不自由はありませんが、マーケットではその「凡な思考」は負ける為にあるようなものです。でも「週間プラス」が実現でき、「マーケットで勝てる」という行為と実感を繰り返していると、「凡の頭」が、ゆっくりと、しかし自然に「マーケットで勝てる頭」に変貌して行きます。いつの間にか、「直感的に正しい判断」ができるようになります。これには少し忍耐と時間が必要ですが、生残りたければ、「そうならなければならない」ものです。だからこそ、利益にさえ優先して早期に「週間プラス」を実現する必要があるのです。
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コメント (4)
たかやんさん、こんばんは。
この↓くだり、なんか素敵ですね。
>「週間プラス」が実現でき、
>「マーケットで勝てる」という行為と実感を繰り返していると、
>「凡の頭」が、ゆっくりと、しかし自然に
>「マーケットで勝てる頭」に変貌して行きます。
先週は10万近くとりましたが、
今週はプラスで乗り切れれば御の字と思います。
・・・継続はチカラなり!
投稿者: f-hiyoshi | 2007年01月23日 22:57
日時: 2007年01月23日 22:57
「マーケットで勝てる頭」、実現してしまうと「あたりまえの頭」なんですが、その条件は「トータルプラス」。
このブログを書き続ける事で教えてもらった、真理です。
投稿者: たかやん | 2007年01月23日 23:36
日時: 2007年01月23日 23:36
お世話になっています、ヴァンです。
デイトレについて間違った認識を持っていたことに
気が付きました。まさかポイントを見つけ待ち伏せ
することだったとは。
いつもながら、ためになる内容で頭が下がります。
これからも更新を続けて下さい。応援してます。
投稿者: ヴァン | 2007年01月24日 12:06
日時: 2007年01月24日 12:06
こんばんは。勉強しにきました。
いいお話に、感謝です。ありがとう。
投稿者: ビビアン | 2007年01月25日 00:50
日時: 2007年01月25日 00:50