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本能から開放されるためのトレーニング(3)

このトレーニングは、単純です。
でも、完遂は結構難しいです。
不退転の決意で望んで下さい。
このトレーニングを完遂できないようでは、「退場!」は時間の問題です。

デイトレを前提としています。
デイトレスタイルじゃない方は、それなりのアレンジをして下さい。

1)1トレードの資金量を低く設定する。 ペーパートレードが可能なら、ペーパートレードで。 但し、ペーパーである事を意識せず、真剣に行う事(ペーパーで真剣に出来ない人もいる。自分に聞いてみてほしい。)

2)最低10トレード、できれば20トレード以上継続し、途中でルールを変更しない。途中でルール違反を犯してしまったら、また最初からやり直さねばならない。ルールを変更せざるを得なくなった場合も、また最初からやり直さねばならない。

3)買い(又は売り)注文のボタンを押すまでに、損切ポイントを決定しておく。損切ポイントの設定ルールは自分でよく吟味し、納得の上でトレーニングに望まねばならない。

4)株価が損切ポイントに来たら、何が何でも反対売買を行う。反対売買の執行手段は、原則「成行き」。   それは「負け」の瞬間である。しかしそこで予定通り反対売買が行えれば、それはあなた自身に対する「勝ち」なのである。この積重ねがあなたを「勝組」に導くのであり、この1トレードで蒙る損失など全く問題にならない。

5)逆指値を使っても良いが、逆指値をしない時のトレードの訓練にはならない。10、あるいは20トレードと決めた訓練期間を有効に使うためには逆指値ではなく、手動での反対売買の方が望ましいと考える。 本能を抑え込みたければ、一定期間の集中したトレーニングが欠かせない

ここに書いたトレーニングは、あなたが既に知っていた「損切」の方法と同じではないですか?
でも、確実に実行できている人は極めて少ないのが現実です。
一方、このトレーニングをやり通せたら、あなたのスキルは間違いなくマーケットの少数派に入っており、勝組の領域に限りなく近づいています。

あらゆる「儲けのノウハウ」は、このトレーニングをやり遂げた人にのみ意味を持ちます。

自動的に、機械的に損切できないのであれば、どんなノウハウも意味が無いのです。
「全勝」のノウハウなどありえないからです。

理解いただけましたか?

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コメント (13)

きょう:

これをやり遂げられないなら、株をやめます。
でないとずるずると自分を甘やかして、この先も甘やかしそうなので。アドバイス、ありがとうございます。このままずっと勝てないんじゃないか・・・、その不安と怖さを克服できるのは結局自分だけなんですよね。

ぜひ、その決意を貫いて下さい。
http://www.traderspage.biz/blog/2007/02/post_55.html
には、トレーニングの先輩のコメントも載っています。

自分で「これしかない」というほど信頼できるルールを作り、ザラ場では、完全にオペレーターロボットになりきる。

ザラ場が終わったら、
(1)どれだけ自分がロボットになれたかの反省
(2)自分のルールで、改善すべき点は無いか

この2点を、独立して毎日分析して下さい。
損失トレードが必ずしも負けトレードではなく、利益トレードが必ずしも勝ちトレードではない、そういう視点でマーケットと向き合い続ければ、今までの「甘さ」「弱点」も、もっと明確に見えて来るでしょう。

そうなればしめたものです。頑張って下さい。

ゆう:

最近このブログに出会いました。
トレードを始めて1年10ヶ月になります。
人間の本能を克服することが大事と気づき、かれこれ半年ほどルールを守った機械的売買を続けています。
回数は50回を超え、大分確率的な考え方が身に付いてきたように思えます。
しかし同時に、それとは相反する信念が未だに残っていることも分かるのです。
トレーダーとして適した信念と「儲けたい」「損したくない」という間違った信念が並立した状態がもうかなり続いています。
大きな山は越えたと思うのですが…。
ゴールの旗が目の前に立っているのになかなかたどり着かない感じです。
とても苦しい。
何かアドバイスを頂けないでしょうか。

ザラバでは、ゆうさんが理想とするトレーダーになりきってみて下さい。
実在のトレーダーでも良いし、ゆうさんのイメージの中での架空のトレーダーでも構いませんから、トレードと直接関係のない、例えば「お茶を飲む」みたいな事についてまでも、徹底してその理想のトレーダーになりきってみて下さい。
更に、その「なりきっている自分」を1メートル後ろから観察している、もう一人の自分も意識してみる事に挑戦される事をお勧めします。
そうして自分を理想のトレーダーとして振る舞わせると同時に、理想のトレーダーと違う「自分」が顔をのぞかせた時に、その心理と理想とのギャップを明確に意識し味わって下さい。
「儲けたい」「損したくない」といった、理想のトレーダー象からかい離した自分が出てきたらチャンスです。
その自分をよく観察すると同時に、その感情を理想のトレーダーの感情と交換して下さい。

ザラバ以外の時でも、例えばタイミングをミスッたトレードについて、理想のトレーダーが代わりにトレードし、しっかり利確するまでの全てを、細部にわたるまで頭の中で再現してみるのも、良い訓練になります。

ゆうさんが、どういう理由で壁にぶつかっておられるのか、コメントの範囲では具体的にはわかりません。
でも、当然やるべき事(過去トレード記録から、弱点の発見や、タイミングの改善、チャートを見る目を養う努力等)をされていると仮定すると、最後に取り組む事として、このイメージトレーニングをお勧めします。
これは、トレーダーもやっている事ですが、もっと一般的にはアスリートが当たり前のように取り入れ、効果を実感している訓練方法です。
イメージトレーニングの勧め

うちでのこづち:

たかやんさん ゆうさん こんにちは

ゆうさんの気持ちがわかるような気がするのですが、間違いだったらごめんなさい。

機械的売買というのはシストレですか?
ゆうさんはもっと違うスタイルを求めているのでは?

自分にあった続けていけるスタイルを見つけることも大事ですよね。

私は自分があまりにへたれなので、シストレに挑戦してみましたが、1ッ月半で結局、喘息の発作が大きく出てしまい、自分にとって過度のストレスになっていたと気がつきました。(たかやンさんにはつい先日、シストレでがんばりま~すなんてメールしたばかりですが・・・)

チャートの勉強を3年程一生懸命にやってきたことを、無視したシストレだったからかな?

本能にしたがって、じぶんを甘やかしていては勝てるようにはならないとの、たかやんさんのお言葉間違いないのです。

ただ、甘やかすのではなく楽しく続けられる自分のスタイルというのを見つけていくことも、自分にとっては必要なようです。

楽しさを求めるのは無理でしょうか?

初めまして、以前からお気に入りには登録していたのですが、最近になりようやく読み始めた者です。
ウウッ、このコラム。まさに涙が出るほど含蓄の深いものですね。

それというのも今回カットができずにズルズルと含み損を拡大させ、一時退場を余儀なくされたからです。

トレードがうまく行っている時は何の躊躇いもなくできていることなのですが、負けがこんできた時や、ロットを入れた自信のあるトレードで逆に行かれると、現実が直視できずカットをスルーさせてしまう非常に悪い癖が自分にはあり、今の今までこの悪癖を排除することができませんでした。

今はペーパートレードでこのトレーニングをやり弱点を克服すべく邁進していますが、自分は心の弱い人間なので一度負のスパイラルに陥ってしまった今のような状態や、ロットを入れた自信のあるトレードで逆に行かれたときには機械的に行動できる自信がありません。

もし何かコツなどありましたらご指南願えますでしょうか?

「○○○○○できる自信がありません。」
と自分で思っている間は、弱点を克服できる可能性は0%です。

「それでもトレードを続けてさえいれば、何か予想外の事があって、克服できるかも知れない。」

と考えてズルズルとブタのトレードを続けているトレーダーが多いですが、どんなにブタのトレードを繰り返しても、そのままいつか狼に変身できる可能性は0%です。
かえって、ブタのトレードを繰り返すほどにブタのトレードが身に染み込んでいき、狼への変身をどんどん困難にしてしまうという現実を理解して下さい。

自分のトレードの弱点が分かっているのであれば、「自分は弱い人間だ」とか「自信が無い」とかネガティブな事を言ってないで、「キッパリ」と弱点が出たトレードを、二度と繰り返さない事を自分に誓う事です。
こばさんの場合であれば、自信のあるトレードだろうが何だろうが、予定した損切りの位置まで来たら、条件反射的に損切りする事を自分に誓い、そしてその通りに実行するのです。

トレードで稼ぐと決めたからには、損切りすべき時に損切りできる事は
「必要(最低)条件」
です。
「コツ」なんてありません。
「やる」か「やらない」かだけ。
稼げるトレーダーになる事に本気であれば、今すぐ本気を出して「必要条件」を満たして下さい。
本気が出せないで、ズルズル「必要条件」を欠いたトレードを継続するのは自由ですが、稼げるようにはなりません。

「必要条件」を満たす事=本能の克服

ですから、人間にとって簡単な事ではありません。
簡単であれば、人類皆デイトレーダーになってしまいます。
現実は参加者の90%が撤退していく厳しい戦場です。
それでも、勝ちたいのであれば他に選択肢はありません。
「コツ」なんて、無いものねだりしてはいけません。
既にこばさんの頭の中には「答え」があるのですから、それを本気力で実行あるのみです。

唯一アドバイスできるとすれば、「逆指値」を使って、エントリーと同時に損切り注文も済ませてしまい、本当に損切りが必要なタイミングでは「自動執行」に任せるというのが、幾分本能には易しいと思います。
でもこれだって、本気が出せない人には、面倒臭く(だって、エントリーした時点では自信があるので、損切り注文の手間なんて無駄に思えるから)、不器用で不必要に数Tick失う(だって、自動で成り行きは怖すぎる?)とか、いろいろ理由を見つけて、実行継続は難しいのです。
でも、「手動」だと「スルー」しちゃうんだったら、「自動」に頼るしか無いですものね?

「ルールを守る自信がありません。」
と言っている間は100%ダメです。
「おれは勝ったり負けたりはするが、ルールを守る事だけは100%自信がある。」
そう確信できて、やっとプロの土俵に上がる事ができると考えて下さい。
これは訓練とかコツとか言う前の、お金を賭けてトレードする為の「前提」なんです。


「フンドシは嫌なので、フンドシ以外で土俵に上がるコツを教えて下さい」


「そんなコツはありません。フンドシをして土俵に上がって下さい。フンドシが嫌なら土俵には上がらないで下さい」

こば:

本当に価値のある丁寧なコメント、ありがとうございます。

これまでの私は専業トレーダーとしての意識が甘かったとしか言いようがありません。
逆に言えばよく今まで勝ち残ってこれたのか?と不思議にさえ思います。

ルールを守ることは職業人としてトレードをやるのであれば必要最低条件。
できないのであればギャンブルトレードの域を出ていないということを身を以って思い知らされました。

もう迷いません。
あとは与えられたルールを遂行するロボットになるだけです。
泣き言を行っている場合ではありません。

今後スランプに陥ったり迷いが生じた時はこのコメントを再度見にくるようにします。
本当にありがとうございました。

自分を甘やかす事に対して、毅然と、直ちに、決別する決心をつけない限り、他の事でどれだけジタバタしても、結局は滅びの道を歩むだけです。
それがマーケットの掟(おきて)です。

トレードを続けるつもりなのか、今すぐ撤退して、もっと地道(と思われている)な仕事で頑張るのか?

資金が残っている人の殆どは、「トレードで頑張る!」と答えるでしょう。
だったら、次回のトレードから100%本気を出す事を今すぐに決意し、「ルール違反したら引退」か、それに準ずるような約束を自分と交わして下さい。

「本気を出す」というのは、最初は苦痛を感じるかもしれませんが、それでも本気で取り組んでいれば、次第にそれが自然な事になってきます。
そして、ルール違反する事の方にこそ、嫌悪感を感じるようになります。
それが「一皮むけた」状態という事だと思います。

チェーンコメントになってしまうので、今度一皮むけたときにでもコメントで教えて下さい。
お待ちしていますので。

ゆう:

うちでのこづちさん たかやんさんこんにちは。

たかやんさん回答ありがとうございます。
イメージトレーニングもやっているつもりなのですがなかなか前に進まなくて…。
自分の内面で大きな変化が起こりつつあると信じてこれからも精進していくつもりです。

また、うちでのこづちさんのご指摘ですが、ひょっとして私とよく似た人なのかもしれません。
ご指摘どおり簡単なシステムで練習中ですが、私もその最中パニック発作のようなものが出たことがあります。
この訓練は思いのほかストレスがかかっているようです。

私は1年半もの間、行き当たりばったりのトレードを繰り返していましたが、「ゾーン」(マークダグラス著)という本を読み、考え方を大きく転換させました。
すなわち、人間の本能、損失に対する恐怖心を克服しなければ相場で勝つことは出来ないというものです。
そこに至る道として、簡単なシステムを使い、ひたすら機械的に繰り返すという手法が紹介されていたので、それを実践しているという次第です。

私が目指すのは、損失の恐怖を完全に払拭し、何事も起こり得るという信念のもと、マーケットと自分の心との間になんの隔たりもなくチャンスを捉えることのできる(直感的なトレードが可能なほどに)トレーダーです。
その精神構造を確立するまでは、目先の利益などいりません。
勝つための手法の研究など後回しでいいと思い、ひたすら繰り返している次第です。(とは言いながら、これはと思った手法をペーパートレードで検証したりはしていますが)

なかなかトレードに対する自分の間違った信念が拭えず悩んでいたのです。
なんかうまく言えないけど…分かりにくくてすみません。

たにやん:

これを読んでペーパートレードの利用法が発見できました。
早速やってみます。
ありがとうございます。

sid:

感情をコントロールできているかと言えば全然です...(^_^;)
が損切りはあらかじめ設定してバンバン切っている自信はあります!
しかし、この手法で大丈夫なのかな?思ったりします。
過去のチャートで検証してやっているんですが過去のチャートが見れる幅は限られてますよね?
もっと前のチャートから検証したいのですがそおいったデータなどは入手できる方法はないのでしょうか?

日足データで良ければ、無料でも10年分近くは入手できると思います。
http://www.geocities.co.jp/WallStreet-Stock/9256/data.html
とか、探せば複数みつかるはずです。
私はこれらをAccessにぶち込んで、プログラム(エクセルVB)で検証していたのですが、チャートソフトも無料で存在してました。
今はどうか分からないので検索して調べてみて下さい。

分足は、松井証券のディーリングブラウザで結構過去まで遡れていたし、そのデータをダウンロードする事もできました。
数年前の事なので、今がどうなっているか定かではありませんので、ご興味があれば口座を作って試してみて下さい。
ちょっと見たところでは、当時とほぼ同じみたいですけど、、、
当時はディーリングブラウザも、月の利用料を払って使っていました。3000円/月くらいだったと思います。
(カブマシーンを使うようになってから、ディーリングブラウザとは次第に縁遠くなりました。)

ちなみにFXでは、DealBookを使えば過去チャートは思う存分過去まで見る事ができます。
株データに夢中だった当時はこの存在を知りませんでしたが、本気でチャートを研究したければFXの方が密度の濃い研究ができそうです。
FXと比較して初めて気づく事ですが、1日に5時間程度しか取引されないブツ切りの株価データというのは、テクニカル分析的(特にデイトレ用)にはあまり良い研究対象ではないのかも知れません。

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